少年と犬

芥川賞と直木賞、候補作が発表 馳星周さんは候補7回目
第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は7月15日、東京・築地の「新喜楽」で開かれる。芥川賞は5人中4人が初めての候補入り。直木賞では馳星周さんが7度目の候補となった。
候補作は次の通り。(敬称略、50音順)
【芥川賞】石原燃(ねん)「赤い砂を蹴る」(文学界6月号)▽岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号)▽高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号)▽遠野遥「破局」(文芸夏季号)▽三木三奈「アキちゃん」(文学界5月号)
【直木賞】伊吹有喜(ゆき)「雲を紡ぐ」(文芸春秋)▽今村翔吾「じんかん」(講談社)▽澤田瞳子「能楽ものがたり 稚児桜(ちござくら)」(淡交社)▽遠田潤子「銀花の蔵」(新潮社)▽馳星周「少年と犬」(文芸春秋)
芥川賞と直木賞、候補作が発表 馳星周さんは候補7回目
第163回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は7月15日、東京・築地の「新喜楽」で開かれる。芥川賞は5人中4人が初めての候補入り。直木賞では馳星周さんが7度目の候補となった。
候補作は次の通り。(敬称略、50音順)
【芥川賞】石原燃(ねん)「赤い砂を蹴る」(文学界6月号)▽岡本学「アウア・エイジ(Our Age)」(群像2月号)▽高山羽根子「首里の馬」(新潮3月号)▽遠野遥「破局」(文芸夏季号)▽三木三奈「アキちゃん」(文学界5月号)
【直木賞】伊吹有喜(ゆき)「雲を紡ぐ」(文芸春秋)▽今村翔吾「じんかん」(講談社)▽澤田瞳子「能楽ものがたり 稚児桜(ちござくら)」(淡交社)▽遠田潤子「銀花の蔵」(新潮社)▽馳星周「少年と犬」(文芸春秋)
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昨日、芥川賞、直木賞候補作が発表されましたが、見出しにあるように目を引いたのが馳星周先生が7度目の候補となったことでした。
『第4回長岡アジア映画祭』でフルーツ・チャン監督、サム・リー主演『メイドインホンコン』を上映した際、
馳星周先生をお招きしトークをしていただきました。
当時、ペンネームを見ればわかるように香港映画ファンとして知られ、『メイドインホンコン』を称賛し、
「この映画のためなら何でもする」と公言していたので、それに乗じて依頼したら引き受けていただきました。
馳星周先生といえば無論ジェイムズ・エルロイに心酔して書き上げた『不夜城』が代表作。
その『不夜城』で直木賞を逃してしまってから、今も候補となり7度目というのは正直驚きました。
もう確固たる地位を築いたので直木賞などいいのではと正直思いましたが、、、、
作家になる前は新宿ゴールデン街の超有名なお店でバイトをし、
新宿を隈なく闊歩した経験から『不夜城』はじめ暗黒小説を次々と発表し、
新宿が代名詞となってた時期がありましたが、
いつしか愛犬のために軽井沢へと引っ越し金髪も辞め登山にハマるなど、
かなり健康的な生活を送っているとたまに目にし、
それと同時に作風も変貌、特に犬をテーマにした作品は
かなり過剰に犬への偏愛が綴られて戸惑いさえ覚えるほどでしたが、
今回の候補作『少年と犬』は新潟も舞台のひとつとして登場するそうなので、
読んでみようと思っています。
馳星周先生が描いた『不夜城』は三部作で完結しましたが、
お招きした時、原作とは違うオリジナルのストーリーで金城武主演の『不夜城』の続編が映画化予定と
話してたものの、とうとうそれは実現しなかったと思い返したりします。
しかし改めて馳星周先生が都会を離れて、
犬とともに健康的な日々を送ってるというのも、
金髪がトレードマークだった頃を思うと別人とまで言わないまでも、
結構不思議に映ったりします。
はたして直木賞の結果は。
最近、沖縄戦がテーマの『美ら海、血の海』を読みましたが一気呵成で読ませる手腕はサスガに思いました。
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