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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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イップ・マン 完結



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↑こちらで紹介したT・ジョイ長岡でなぜか旧作の『イップ・マン外伝 マスターZ』が公開されたのは
本家の『イップ・マン 完結』のT・ジョイ長岡での公開の伏線ではなかろうかと推理と期待を寄せましたが、
残念ながらT・ジョイ長岡ではなく県内はユナイテッドシネマで9月25日の公開が決定したようです。
まだ少し先ですがこれまで新潟県内を素通りしてたウィルソン・イップ監督、ドニー・イェン主演『イップ・マン』シリーズが、やっと完結編にして公開されるとは喜ばしいです。

実在した武術家で詠春拳の師範、イップ・マンが日本統治下の広東省でカラテバカの日本軍人相手に中国人の誇りとともに闘う第一作。
二作目以降は香港に移住をし、この地で道場を構え愛する家族と香港の人々とともに生きていく実直な姿と詠春拳を武器に様々な格闘家と闘い香港人のアイディンティティーを模索していきます。

映画の方は50年代からの香港の発展も背景に描いていきますが、
1作目が公開された2008年からこの間は大陸の経済成長とともに、
かつての経済都市・香港がローカル都市のひとつに治まっていく香港という地位の中であえて香港を舞台に広東語で撮ることにウィルソン・イップとドニー・イェンの香港への拘りをいつも感じたりします。

特にイップ・マンの弟子ブルース・リーがクンフー映画という巨大なジャンルで映画を席捲と同時に
世界を“借り物の時間、借り物の場所”でもある香港に目を向けさせたこともあって、
現代にイップ・マンとブルース・リーから香港を問い直すことを映画でやり遂げたように思います。
大陸で撮れば収益も一層期待できるのに『スーパーティーチャー』そして『肥龍過江』と近作は全て香港を舞台にしてることから、
このドニー・イェンの香港への強い拘りに香港映画好きとしては喜び、
昨日の記事に書いたようにもはや香港警察が市民への弾圧に精を出すことで
香港映画のもう一つの大きなジャンルだった「香港ノワール」も大陸の意向がもっと強くなれば作りにくくなっていくだろうから、
クンフー映画が例え細々と制作されてもクンフー映画がある限り香港映画は死なず、と。

ついでにドニーでなくても未来のクンフーマスターが催涙弾や放水車を武器にする横暴極まりない香港警察相手に
目を覚ませとばかりに詠春拳や截拳道でボコボコにしてしまうクンフー映画が撮られますことを。
随分横道に逸れましたが「イップ・マン 完結』は人種差別が横行するサンフランシスコのチャイナタウンを舞台にイップ・マン&ブルース・リーの師弟コンビが再び中国人の誇りを賭けて闘うようなんで、有終の美を飾れますことを。

余談ですが少年ブルース・リーが香港から移住したシアトルで近所に住んでたのがかのジミ・ヘンドリックス。
二歳下のジミヘンはリーにビビりまくってたそうですが、これを誰か映画のエピソードにしてくれないだろうかと。

そしてこれで担当者がエキストラで参加した『肥龍過江』の日本公開に弾みがつきますことを。

https://gaga.ne.jp/ipman4/
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