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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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淹沒



熊本地方での大水害の被災者の方々にお見舞い申し上げます。
担当者は7,13水害を経験したこともあり、
あの時の水害の恐怖をテレビを通して思い出したりしました。
各家庭から廃棄された家財が道端に並んだ際の強烈な異臭が脳裏にこびりついてます。

それとは別に不謹慎と言われそうですが、
TLにこんな記事が流れてきました。

中国の“弱点”三峡ダムが決壊の危機…世界中で株価暴落の可能性も
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e051c2d90ad4d0e025a9bd887d8bd16e1103134?fbclid=IwAR1nQ-S1WIPZfgB392oJfKFhANTf7QIeNjYpI3Mmc001TGSEeibtPGjWt78

中国の重慶では集中豪雨が続き「史上最大規模の洪水」が発生中。
あわせて世界一の水力発電のダム、三峡ダムの決壊が危惧され、
決壊となったら下流の武漢から上海まで広範囲で水害が発生となると。
日本ではこの記事で初めて知りましたが、中国でも検閲なのか限定的に報道されてるようで、
知らされてない国民も多いように思いました。

この記事を読んで思い出したのが『第11回長岡アジア映画祭』で上映した中国のドキュメンタリー『水没の前に』
山形国際ドキュメンタリー映画祭で大賞を受賞した映画ということで上映したのですが、
三峡ダムの建設とともに住居を追われる様々な人々の必至な姿を記録。
繁栄に向けた国策で家を追われることになった人々の不条理の運命を映し出しながら、
ラストシーンは確か取り壊した家々から金目や役立ちそうなものを漁る人々。
転んでも決してタダでは起きない中国人の圧倒されるバイタリティーを記録し観賞者の印象に強く残りました。

三峡ダムの完成後、NHKは中国のテレビ局と共同でのんきに遊覧船に乗ってレポートした番組を放映してましたが、
そんな国営放送では絶対に映さないであろう側面を記録した秀逸なドキュメンタリーでした。

『鉄西区』の王兵もそうですが、中国当局が知られたくない断面を目を掻い潜って記録する志あるドキュメンタリストが中国にはいるようで頼もしく思いました。

いづれにしても三峡ダム決壊となると世界経済がコロナ禍に続き世界経済に大きなダメージを与えるのは間違いないようで、
気になったネット記事なので紹介しました。

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水没の前に Before the Flood 淹沒

中国/2004/中国語/カラー/ビデオ/143分
Dir. 李一凡(リ・イーファン)、鄢雨(イェン・ユィ)

三峡ダムの建設で歴史の町が水没する。移転に伴う補償を求める庶民の強欲と行政の混乱、キリスト教会の裏帳簿に建材の転売取引。電気水道が止められた灼熱の廃墟に留まり続ける人々。喧騒に満ちた生活のどこにでもひっそり遍在するカメラと見事な編集が世界を驚愕させた、ダイレクトシネマの真骨頂。

シノプシス
2009年完成予定の世界最大の三峡ダム。何百、何千の人々が住居を失い、多くの町が貯水の水位下に沈む。そのひとつ詩人李白で有名な四川省奉節(フォンジエ)の町にカメラは目を向ける。貯水間近な2002年1月から、住民の最大の関心事である移転問題を軸に、先の生活への不安を抱えた人々の葛藤と逞しさを、次第に移住へ向けて動き出す町の情景と共に描き出す。ひとつの時代の変遷を鋭く捉え、これから編まれてゆく時の流れを予感させる見事な余韻。

http://www.cinematrix.jp/dds/2006/08/beforetheflood.html
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