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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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世界のDJは監督アラン・パーカーが亡くなって、、、



『恋する惑星』でフェイ・ウォンが働くお惣菜屋さんの店名は「Midnight Express」
ウォン・カーウァイ監督が勝手につけた名ではなく、
当時は香港の六本木と呼ばれてた蘭桂坊に実際にあったお店をたぶんきちんと許可取って撮影したハズですが、
オーナーはなぜ「Midnight Express」などと“脱獄”を意味する隠語をつけたのか?
あの映画を観てつけたなら、なおのこと?を覚えたりしますが、
そのおっぱいで世の男どもを泣かせてしまった『ミッドナイト・エクスプレス』を撮ったアラン・パーカー監督が
今朝目覚めたら昨日に亡くなったと知りました。

『ミッドナイト・エクスプレス』『バーディ』『ミシシッピー・バーニング』『愛と哀しみの旅路』『エビータ』『アンジェラの灰』『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』と硬派な映画を多く手掛けながらも社会派の枠に収まらずにいるのは、
その一方で『ダウンタウン物語』『フェーム』『ピンク・フロイド ザ・ウォール』、そして『ザ・コミットメンツ』と音楽映画の傑作も多数手がけており、巨匠と言うよりも職人的な名匠という印象を覚えたりします。
ともかくハズレが余りない。
さらにフィルモグラフィーにはオカルトとハードボイルドを融合した『エンゼル・ハート』があって、
当時のミッキー・ローク人気で日本で一番ヒットしたアラン・パーカー映画のように思います。ちがってたらスミマセン。

担当者もアラン・パーカーの名を覚えたのが劇場で観た『エンゼル・ハート』という世代ですが、
やはり一番好きな映画が『ザ・コミットメンツ』になります。
アイルランドのダブリンを舞台にソウルバンドを結成した若者たちが成功まであと一歩というとこまで行きながら
キャラはバラバラなもののメンバーそれぞれ気性の激しさが仇になって崩壊、
ほろ苦さを味わいながらも、それ以上にバンドやってるメンバーの熱い熱情にすっかり打ちのめされ、
劇中で歌われるソウルミュージックの名曲の数々にすっかりハマってサントラCDを購入、
一時期毎日聴いて映画と重ねておりました。
たぶん、死ぬ間際に生涯の我が映画ベストテンなんてのを決めてたら何位かわからずとも、
ベストテン入り確実の1本です。

画像はTLに流れてきたものを拝借。
劇中、ザ・コミットメンツのアー写を撮影するシーンの撮影前なのか後なのか
アラン・パーカー監督が真ん中に収まっての記念写真。
この写真を見て改めて映画を思い出して驚嘆するのは、
納まってる12人のザ・コミットメンツのメンバー面々を二時間の映画の中でキャラ分けし、
きちんと各々の像がくっきりしながら群像劇として大成功していること。
これだけでもアラン・パーカーの手腕が並では決してないことを思い知らされます。

そしてマネージャーが「迫害されてきたアイルランド人はヨーロッパの黒人だ」を口癖にして、
ソウルバンド結成に勤しむのですが、
アラン・パーカーの映画はこの言葉通り一貫してマイノリティの側に立った映画だと思い知らされました。
ただ今回の訃報で『シュート・ザ・ムーン』って映画があったことを知りましたが、
エゴサしても誰もこの映画が良かったと呟いてないので、これもそうなのかと気になりますが。

76歳で闘病のはてに亡くなったようで遺作が59歳の時の『ライフ・オブ・ザ・デビッド・ゲイル』
どうも晩年のインタビューでは筆を折ったのは病気よりも、
映画を撮るエネルギーは若さが重要と考えていたようで、
多くの監督が精力的に撮ってる60代にあの才能が枯渇するとは思えず、
とても勿体ない気がしながらも、
確かに多くの傑作で映画の面白さを教えてくれた監督でもあったので、この場を借りてお礼を。

ところでアラン・パーカーの映画は紛れもなく世界中の共通言語でもあったので、
ネット記事で見出しに挙げてた代表作はやはり『ミッドナイト・エクスプレス』が多かったように思いますが
本日、訃報を伝えた世界中のラジオ番組のDJは追悼としてどの曲を流していたのか気になります。

僭越ながら担当者なら『ザ・コミットメンツ』から「Try A Little Tenderness 」になり、
何しろ音楽に力を注いでた監督でもあるので『エビータ』からマドンナの「Don't Cry For Me Argentina」
アイリーン・キャラの主題歌「FAME」、それともピンク・フロイド『ザ・ウォール』から1曲、
サントラで言えば『ダウンタウン物語』はポール・ウィリアムス、『ミッドナイト・エクスプレス』はジョルジオ・モロダー、『バーディ』はピーター・ガブリエルと手練れたミュージシャンが担当、
でも日本ではやっぱり『小さな恋のメロディ』からビージーズの「若葉のころ」か「メロディ・フェア」だったのではと。
この作品、アラン・パーカーは監督でなく脚本を担当、
本国、イギリスではコケてしまったものの、日本では大ヒット。
ある世代から以上はビージーズの曲を聴くだけでパブロフの犬状態で映画を思い出し涙が浮かぶと聞きました。
日本人にだけ受けたというのも、ある意味勲章ではないかと思います。
改めて映画監督アラン・パーカーに深い敬意と合掌。

Bee Gees - Melody fair & First of May
https://www.youtube.com/watch?v=Bggb1DxxRJI
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