映画「おかあさんの被爆ピアノ」 平和を考える契機に -新潟日報-

映画「おかあさんの被爆ピアノ」 平和を考える契機に
五藤利弘監督(長岡出身)制作
実在の調律師モデル 県内などで公開へ
広島への原爆投下で焼け残ったピアノをテーマにした映画「おかあさんの被爆ピアノ」が、約10年の構想期間を経て完成した。実在する広島の調律師がモデルで、広島を皮切りに本県などで順次公開。五藤利弘監督(51)=長岡市出身=は「戦争を知らない世代が平和を考える契機になれば」と力を込める。
映画は、全国で被爆ピアノの演奏会を開いて回る調律師の男性と、広島で被爆した祖母の記憶から自身のルーツを探る女性の交流を描く。調律師を佐野史郎、女性をアイドルグループAKB48のメンバー武藤十夢が演じる。
モデルとなった矢川光則さんは(68)は、広島市でピアノ工房を営み、両親とも原爆に遭った被爆2世。修理した被爆ピアノを全国各地へ運び、2001年から年間約150回、演奏会を開いてる。17年にノルウェー・オスロで開かれたノーベル平和賞授賞式翌日のコンサートでも、矢川さんが所有する被爆ピアノが演奏された。
五藤監督が09年、被爆ピアノをテーマにしたドキュメンタリー番組の制作を通じて矢川さんと知り合い、映画化を決意。何度も広島に足を運んで取材を重ねた。
6月下旬、広島市で開かれ試写会に駆け付けた矢川さんは、新型コロナウイルスの影響で活動が制約される現状を吐露。「映画という別の形で平和の種まきが実践できれば」と期待を寄せた。
五藤監督は「外の人間が広島の映画を作っていいものかと葛藤もあったが、分からないからこそ見えてくるものもある。被爆ピアノの音色が、見た人の心に響いてくれたらうれしい」と語った。
T・ジョイ長岡で7日から、新潟市のシネ・ウインドで8日から、上越市の高田世界館で15日から上映予定。
↑昨日、8月3日付の新潟日報朝刊で『おかあさんの被爆ピアノ』の紹介記事が写真入りで掲載されていました。
とりあえず新潟日報に掲載されれば新潟県民の目を引くことは確かなので本当に良かったです。
長岡出身の映画監督作品と8月6日を前に思うと日報がスルーしてしまったら、それはどうなの?と思っていたので。
また昨晩の『news zero』では今年の広島平和式典で被爆ピアノを演奏する女子高生にスポットを当てて矢川さんもリモート出演。
映画を紹介しなかったのは残念でしたが、被爆ピアノの音色と矢川さんの活動は存分に紹介されたので追い風になったのではと思いました。
東京では8月8日よりK's cinemaで公開されます。
『おかあさんの被爆ピアノ』
8月7日(金)~ T・ジョイ長岡
8月8日(土)~ シネ・ウインド
8月15日(土)~ 高田世界館にて公開
公式HP http://hibakupiano.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=9OeywtIcpfU&feature=youtu.be&fbclid=IwAR17mXDqW9zhU0xWjPDVk9WgYfsrCnpsR
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