『おかあさんの被爆ピアノ』を高田世界館で観る。

「矢川さんはピアノのことを生き物だとおっしゃっている
そこを(原爆)をかいくぐってきた被爆ピアノの生命力
それを愛しんで慈しんで愛情を注いで今の音として届ける
それはもう家族に対する愛情と同じじゃないか」
8月18日朝の『おはよう日本』で被爆ピアノの紹介とともに、
『おかあさんの被爆ピアノ』も映像で流れ佐野史郎さんが冒頭にあるインタビューに応えていました。
高田世界館では《戦後75年》高田世界館 戦争映画特集のトップバッターとして『おかあさんの被爆ピアノ』を公開。
http://takadasekaikan.com/archives/11524
本日観賞した際、
「広島の親は常に子どもを気ににかけている」
という台詞を頂点に森口瑤子さん、武藤十夢さんの江口母娘(しかしスッゲー美人母娘で、お爺ちゃんもさぞ男前だったのかと)を気にかけてる佐野史郎さんの心情に寄り添いながらの三度目の観賞となりました。
またやはり若き日のおばあちゃんがピアノを弾く幻影に溜まらないものを感じましたが、
「私もあのおばあちゃんの幻を見るシーンが一番好きなシーンです。 武藤十夢でファンタジーものを撮って欲しいですと、失礼ながら五藤監督にお伝え願いまし」
と先日のこちらのブログを読んで共感してくれた感想を送ってくれた方もいたので、やはり特別に印象に残るシーンなのかも。
そしてやはり原爆ドームが無言ながらも存在感を漂わせてる広島へいつか行きたいものだと改めて思いました。
そして本場も広島焼もぜひと
サスガにNHKで紹介されたことは大きな反響となったそうで、
全国で関心を持った方が観に行っていただきたいと。
ちなみに高田世界館は上映前に『ミッシェル・ルグランとヌーベルバーグの監督たち』という、
http://www.zaziefilms.com/legrand01_88/
おフランス映画好きならタイトルだけで号泣してしまう特集上映の予告編が流れ、
ミッシェル・ルグラン自身がピアノ弾きで登場する『5時から7時までのクレオ』の
ルグランがその後に『おかあさんの被爆ピアノ』の冒頭・第五福竜丸での被爆ピアノコンサートで
『アヴェマリア』を奏でる音楽を担当した谷川賢作さんソックリに思ったりしました。
発売中の月刊ウインドのサントラに関して連載してるコラムでは
今回『おかあさんの被爆ピアノ』を取り上げ谷川賢作さん、そして南壽あさ子さんを紹介しています。
しかし三度目の観賞になり改めて五藤監督との交流を振り返った中で、
傍から見てて大変な苦労と失意を重ねていたことを思い浮かべて、
今回本当に大きな成果をきちんと映画で実証してみせたことに深い敬意を抱きました。
『おかあさんの被爆ピアノ』
T・ジョイ長岡、シネ・ウインド、高田世界館にて公開中
公式HP http://hibakupiano.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=9OeywtIcpfU&feature=youtu.be&fbclid=IwAR17mXDqW9zhU0xWjPDVk9WgYfsrCnpsR
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