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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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今宵はフォーエバー



お世話になってる栃尾の豆撰さんよりお誘いいただき、
豆撰さん所有の山の家にて「五藤監督を囲む会」に参加しました。

趣旨は『おかあさんの被爆ピアノ』を観賞した者で感想や質問を直接、監督に伝え訊いてみようと。
豆撰さんは日頃、五藤監督を熱く応援しており、
そんな信頼してる豆撰さんの依頼とあれば監督は忙しい毎日にも関わらず喜んで駆けつけてくださいました。

ただし冒頭、豆撰さんの開会の挨拶は先の見えないコロナ禍の中で
身近で起きた差別に憤懣やるせない思いを口にし、
それは図らずも被爆者への差別と重なることで、
この『おかあさんの被爆ピアノ』のテーマと重なることに気づかされました。

参加者一人一人が映画の感想や質問を口にし、
中には思い余って涙声で話す人もおりましたが、
監督は一人一人丁寧に質問に応えて、映画には出なかった裏エピソードも話して下さいました。

完成まで11年掛かったこの労作は幸いにも全国公開され高い評判となったものの、
本来なら監督は各地へ行ってるハズなのですが、
このコロナ禍で長岡はじめ各地の劇場へ舞台挨拶に行けず、
公開後はまだ別府と呉の劇場のみ(それも車で駆け付けたらしいです)、
東京はリモートだったので、
監督としても映画について話したいことが、存分にあったのか、
幾分、饒舌に映画について喜んでお話しくださったので、
参加者にとって得難い集いとなったと思います。

初耳はヒロインが広島に足を踏み入れた時に走っている路面電車が被爆電車だそうで、
これは時刻表に載ってるわけではなく、
被爆電車がカメラに収まるのを狙って、ぶっつけ本番でうまく撮れたのは、
こういう表には出ない場面の撮影で映画の神様って微笑んでくれるのではないかと話を聞いてて思いました。

画像は豆撰さんの特製弁当(美味!)をいただく五藤監督ですが、
バックには持参した実際に映画で使用した蓄音機(のレプリカ?)とラジカセが。
ラジカセからは映画と同じくカセットテープから南壽あさ子さんが弾く『悲愴』をBGMに
皆さんでお弁当をいただく贅沢な時間となりました。

しかし集まりの中で少し触れてましたが、思えば『悲愴』のメロディってベートーベンより先に
自分たちの世代はビリー・ジョエルの『THIS NIGHT』で耳に馴染んでたよなぁ、と。
件名は『THIS NIGHT』でいいのに、こんな邦題をつけるセンスが80年代だと。

大切な時間となった場を作っていただいた豆撰さん、
それに忙しいのに来てくださった監督、ありがとうございました。

『おかあさんの被爆ピアノ』

T・ジョイ長岡、高田世界館にて公開中

公式HP http://hibakupiano.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=9OeywtIcpfU&feature=youtu.be&fbclid=IwAR17mXDqW9zhU0xWjPDVk9WgYfsrCnpsR
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