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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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楽日



「私、あまされてねっから」

『おかあさんの被爆ピアノ』の序盤、公園で遊んでる子どもたちと距離が離れ、輪に入れない女の子を見つけたヒロインの親友がチョコレートを持って駆けつけると、女の子は冒頭の言葉を吐いてその場を去ってしまう。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2736.html
↑こちらの「五藤監督を囲む会」の中で、このやけに印象に残るシーンで女の子が放つ言葉は福島弁と監督は話し、あえて説明過多を排し、観た人に委ねるという旨でしたが当然、原発事故による福島からの避難者と推定でき、第五福竜丸から始まった物語は3,11を経て広島へと“人類と核”という命題についてヒロインが図らずも、自らのルーツ探しとともに考え歩んでいく物語でもあるんだと。

本日、T・ジョイ長岡で『おかあさんの被爆ピアノ』が最終日となったので、お仕事帰りにまた駆け付け、特にこのシーンに注目しながら観賞しておりました。

そして広島もおばあちゃんについても中途半端と自身を責めるヒロインを家族、仲間、そして矢川さんに見守られながら、成長をするヒロインの第二章をまた目にすることを期待したいです。
やはりクライマックスから『おかあさんの被爆ピアノ」とタイトルが現れるまでの尋常でないボルテージの高さはスクリーンで観るに値する素晴らしいシーンだと改めて。

ちなみにお客さんの中で誰か知ってる顔はいないかと見回したら『モノクロームの少女』の時に長岡ロケなび所属でロケ地を五藤監督と一緒に探してた印象のある方がおりました。
正直、とっつきにくい印象の方でしたが(無論、先方もこちらをそう思ってたでしょうが)、ロケなびを離れた今もこうして五藤監督を応援しているんだ、と。

ついでに先の「五藤監督を囲む会」の中で主催の豆撰さんが
第五福竜丸の被爆ピアノコンサートでエキストラで映っていたという話で盛り上がってたものの、
こちらは三回も観たのに気付かずにいて、恥ずかしく黙っておりましたが、今回きちんと確認できました。

まだ残暑厳しいですが、2020年のこちらの夏はこれでもう終わりなんだと。

『おかあさんの被爆ピアノ』

高田世界館では8月28日最終日 15時より上映

公式HP http://hibakupiano.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=9OeywtIcpfU&feature=youtu.be&fbclid=IwAR17mXDqW9zhU0xWjPDVk9WgYfsrCnpsR

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