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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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In the Realm of the Senses



4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映会と大島新監督講演

現在、シネ・ウインドと高田世界館で大島渚監督『戦場のメリークリスマス 4K修復版』』が公開され盛況だと聞き、
続いて『愛のコリーダ 修復版』の公開が控えてます。
それに併せていつだったか先週の新潟日報の記事で『大島渚全映画秘蔵資料集成』の執筆や今回のリバイバルの仕掛人の樋口尚文氏が大島渚監督の魅力についてコメントを寄せていましたが、
次男である大島新監督が『なぜ君は総理大臣になれないのか』の上映とともに長岡に来てたのに、
なぜ記者はこの件を取材をしないのかと大いなる疑問が。

というのも上映会後に新潟日報の記者さんが大島新監督にインタビュー取材を、
もちろん 『なぜ君は総理大臣になれないのか』について尋ねてたハズですが、
併せてお父さんのことも聞かなかったのだろかと、まぁ一向にこの取材が記事として掲載されず、
以前、日報の別の記者さんが上映会の取材に来ながら結局記事にしなかったので不信感を抱いてたこともありますが。

とはいえ上映会にお越しいただいた大島新監督に結局、講演や舞台裏でも父親・大島渚監督について触れることはしませんでした。
本来ならお世話になってるシネ・ウインドと高田世界館でお父さんの作品が公開されるので、
担当者個人的にも大島渚の遺伝子を受け継ぐ監督に大きな関心を映画好きとして抱き、
現在の大島渚プロダクションの代表は大島新監督でもあるので
宣伝も兼ね触れてお客様に伝えるべきなのでしょうが、
この日は当然とはいえ自作について熱心に語る大島監督の姿を見ていて、
お父さんのことを持ち出すのはとても野暮な気がしたので止めました。
とはいえ上映と講演後のサイン会の終盤にスタッフに「なぜ父親が大島渚監督だと伝えないの?」と
詰め寄るご婦人のお客様を目にして、やはり触れるべきだったのだろうかと。

前例なき性愛表現に挑んだ『愛のコリーダ』、大島渚の息子たちは多感な少年期、世間の目とどう闘ったのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20210330-00229575/

↑に続いて↓こちらのネット記事にも大島新監督が今もトラウマとなってる『愛のコリーダ』への複雑な胸中を語ってます。

「エロ監督の息子」と呼ばれて ― 大島新監督が語る父・渚と『戦メリ』&『愛のコリーダ』の想い出
https://www.banger.jp/movie/56251/

『愛のコリーダ』は2000年版をシネ・ウインドで観賞。
まさに極限のラブストーリーとして完全に打ちのめされましたが、
とても美しい肌が印象の残る松田暎子が男盛りの藤竜也に惹かれ虜になっていく様は
申し分ない説得力を感じ、あんな男になりたいものよ、と確かに思ったものです。

あれからもう20年になるのか、再び『愛のコリーダ』が目の前に現れるのでいそいそと観に行こうと思ってます。

しかし「芸術か猥褻か」ではなく「猥褻が、なぜ悪い」と確信犯で国家相手に
映画とともに闘争した大島渚監督に改めて深い敬意を抱きます。

『愛のコリーダ 修復版』は高田世界館でで5月15日より、シネ・ウインドで5月29日より公開されます。

https://oshima2021.com/


『戦メリ』とセットのパンフレットには大島新監督と坂本美雨と共に偉大な父を持つお二人の対談が収められています。

あと新潟日報の大島新監督取材の記事は近々掲載とインタビューした記者さんから連絡がありました。
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