ドキュメンタリー映画は使命がある。

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↑おとといの記事の補足、というかこの時、池谷薫監督のもっとも印象に残った言葉を書き忘れてしまった失態。
ドキュメンタリー映画は使命がある。
全国のミニシアターを自作の公開とともに行く先々の個性的な支配人と意見交換を交わした際、
映画の賞味期限について某支配人から商売として見解を言われたものの、
否、それに抗う意味と理解しましたが
「ドキュメンタリー映画は使命がある」と。
何年経っても観客に伝えることができる、それは使命だと。
実際に『蟻の兵隊』は15年も前の映画にもかかわらず、
今もお客さんが観に来てくださってると。
担当者は自分で立ち上げ上映したい作品が沢山あるものの、
名前に反して完全にドキュメンタリー映画ばかり上映と偏ってしまってるのは、
池谷監督の言葉を聞きながら、
この映画をと上映まで漕ぎつけるのは、やはり使命を感じたからだろうかと思ったりしました。
あと池谷監督と井上支配人が真面目に熱く語ってるのはミニシアターが本気で若者を入れることを考えないと。
池谷監督は神戸のお嬢様大学の教授として映像を教えてるものの、
当初は授業で自作を観てもらっても寝てしまう学生ばかりで大変だったと、
何しろTick Tockしか映像を見たことがない学生を相手にと、これはサスがに冗談半分だと思いますが、
井上支配人は某ミニシアターの支配人が近くの大学に呼ばれて話しに行った際、
学生たち全員にタダ券を配布したものの、結果誰も観に来なかったという、
タダでも来なかったのかと暗澹たるエピソードを。
いづれにしても若い人たちに本気で映画に触れる機会を作らなければと一致しておりました。
確かにこちらの上映会は60代以上が大半、しかし尖った映画にこの年代の人たちが、
感心を持って観に来てくださるのは若い連中よりも感性が豊かで柔軟ではないかと、
自分なりに分析をしているので、若い人たちが観に来るのはそれはそれで嬉しいけど、
この60代以上の人たちが観に来てくれるだけで有難いと思ったりします。
先の『おかあさんの被爆ピアノ』に戦争を体験した80代の方が感想を書き読んで感激したりと。
画像は8月15日のシネ・ウインド『蟻の兵隊』上映後のトークを終えて、
館外で飽き足らないお客様一人一人の感想を聞き、話し込む池谷監督。
こちらの上映会でもなるべくこういった場をこれからも作っていきたいと見てて思いました。
そして池谷監督作の上映も。
池谷監督は無事に中条に行き奥村和一さんのお墓参りをしたようです。
https://www.facebook.com/kaoru.ikeya.1/posts/3899548473490124
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