10/30 『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談

(C)プロダクション・エイシア/NED
◎ 『陶王子 2万年の旅』長岡上映会
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
日時 10月30日(土) ① 14時00分~ 作品時間110分 ブルーレイ上映
上映後に柴田昌平監督と映画の中で火焔土器について解説する
宮尾亨先生(考古学者 新潟県立歴史博物館 学芸員 火焔土器研究)の対談があります。

●コロナ感染症対策にご協力願います。
〇当日、体調の悪い方、体温が37,5度以上ある方はご参加いだけません。
〇参加される方はマスクの着用をお願いします。
〇当日は受付時に手指の消毒にご協力ください。
〇受付でお名前、連絡先の記入をお願いします。
*今後の状況により、上映会が中止・延期になる場合があります。
*入場料
前売 1000円、
当日 1200円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下(学生証を提示願います) 500円
プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター、文信堂書店、ら・なぷぅ、西時計眼鏡店、キャラメルママ、R's、ハーブ談話室(長岡市)/みずすまし(三条市)/シネ・ウインド(新潟市)
*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。
主催 長岡アジア映画祭実行委員会! 後援 長岡市/長岡市教育委員会
問 電話09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmail.com
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
『陶王子 2万年の旅』 英題“Ceramic Road”
監督;柴田昌平
陶王子の声;のん
人形アニメーション;耿雪 Geng Xue ゴン・シュエ
プロデューサー;大兼久由美 牧野望 齊藤倫雄/音楽;Dan Parry/撮影監督;毛継東/撮影;川口慎一郎 楊倩 楊松柏/美 術;今井加奈子
制作 プロダクション・エイシア/NED/NHK/Tencent Penguin Pictures 2021年 カラー
「僕の父は炎、僕の母は土。父と母はどのように出会い、僕は生まれたのだろう?」
星空のもと、盃を重ね自問するのは、器の精霊 “陶王子(とうおうじ)”。
陶磁器でできたアニメーションのキャラクターだ。陶王子の夢物語として、映画は展開していく。
日々使うさまざまな「器」、その向こうに――
地球上の全人類の2万年の「探求心」と「知恵」が見えてきます。
幻想と現実の世界を心地よく交差させながら、真実を浮き彫りにするタイムトラベルの旅へ
ようこそ!
監督より
人類が連携して創り上げた陶磁器
きっかけは、5年前にフランスから届いた、ある陶芸アーティストの手紙だった。
「あなたと、陶磁器の歴史のドキュメンタリーを作りたい」
彼女は、僕の前作『千年の一滴 だし しょうゆ』をパリで観て、連絡をくれたのだった。
なぜ僕なの?
僕は陶磁器のこと全然知らなかったし。旅から旅の生活で、家も狭いし、器を置く場所がない。そもそも物欲がない。
「日本は土器の発祥地でもあり、土の種類も豊か。窯や作家の数も、世界的に見て、ずば抜けて多い。日本にない焼き物はなく、日本列島にはセラミックの歴史が凝縮しています。最新のファイン・セラミックだって、日本は最先端を走っています。日本にいるあなただからこそ、人類と陶磁器の歴史をひもとくドキュメンタリーが作れるはずです」
なるほど、確かに! 「マイカップ」を自宅や職場に置き大切にしている地域は、世界でも日本だけだといわれる。器に自分自身を重ね、まるで分身のように扱う僕たち日本人。そのDNAは、はるか縄文時代に遡るのだろう。
リサーチを進める中で、北京に、磁器で作った人形でアニメーションを作るアーティストがいることを知った。耿雪(Geng Xue ゴンシュエ)という若い作家だ。彼女に「陶王子」という器の妖精を作ってもらい、陶磁器の発展にあわせて陶王子が成長していく物語として、ストーリーを描くことにした。
中国やフランスに何度も通い、打合せを重ねた。
「陶王子」の声は、のん。あどけなさと高貴さを見事に表現してくれた。
「ナショナリズムに陥るな!」――― それが5年前にこの企画をスタートさせたときからのスタッフの合言葉だった。器=陶磁器は、洋の東西を行き来しながら、人類がみなで育ててきた文化だ。
この映画が分断する世界をつなぐ希望となることを願っている。
監督 柴田昌平

柴田 昌平(しばた・しょうへい)
1963年東京生まれ。映像作家。
初監督作品『ひめゆり』(2006)は、キネマ旬報ベストテン文化映画1位など8冠を受賞。フランスとの国際共同制作ドキュメンタリー『千年の一滴 だし しょうゆ』はヨーロッパを中心に世界各地で上映された。映画『森聞き』(2011)の他、ドキュメンタリー番組も数多く制作し、NHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」や「世界里山紀行 フィンランド・森・妖精との対話」など、海外で受賞した作品も多い。NHK、民族文化映像研究所を経て現在は、映像製作会社プロダクション・エイシア 代表。
公式HP http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg
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