私たちは「使い捨てマスク」だった

現在、発売中の「週刊金甌日」に“私たちは「使い捨てマスク」だった”と題して『プリズン・サークル』の坂上香監督のインタビューが掲載されています。
『プリズン・サークル』の件ではなく2001年1月に放映されたNHKのETV特集「シリーズ戦争をどう裁くか」の「第2回 問われる戦時性暴力」が放映前に自民党の当時の官房副長官が介入し大きく改竄された問題についての連載企画のようで、今回は3回目で8ページにも渡った記事となっています。
坂上監督はこの「第2回 問われる戦時暴力」と「第3回 いまも続く戦時性暴力」の企画立案者であり、後者はディレクターを務めた経緯から、当時の現場で起きたことをかなり生々しく証言、
特にいち早く異常事態への抵抗からNHK内部から外部へメールを送って問題が発覚したきっかけになったようです。
坂上監督が沈黙してたら、この問題はなかったことになってたかもと。
事の経緯はぜひ読んでほしいと思い紹介します。
当時、この問題が発覚したことはよく覚えていますが、
現場で深く関わったドキュメンタリー作家の作品を今回こうして上映するとはと意外に思いながら読み進め、
20年前の事件を風化させずに連載企画をやる意図として、
介入した当時の官房副長官とは安倍晋三氏であり、NHKは特に二度めの安倍政権から忖度が過剰、
国会でまともに答えず言い逃れをしてるのに、
夜のニュースではさも立派な答弁をしたかのような神業の編集をこなすなど目に余るヨイショを連打、
つい先日の次期総裁選の安倍氏が推す候補者の出馬会見を民放は生で報じないのに、
NHKのみ延々と流してたことを思うと今に繋がる話でもあるんだなぁ、という読後感を持ちました。
「使い捨てマスク」もアベノマスクと当然、坂上監督は掛けてるんだろうと。
『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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