『ルパン三世 カリオストロの城』4K+7.1ch

先日、T・ジョイ万代へ『午前十時の映画祭』の『座頭市物語』を観に行ったら、
入口に『ルパン三世 カリオストロの城』のポスターが。
なんでも4Kとなって10月1日より劇場公開されるとのこと。
間違いなく日本映画界屈指の偉大な名作、
そして担当者の一推しの宮崎駿監督作なのでこれはぜひ観に行かなければと。
市民映画館をつくる会で一時期、毎年夏に今はアオーレ長岡アリーナの場所にあった
セントラルパークで野外上映会を開催してました。
上映作品として覚えてるのが『ゴジラ』『ハウス(HOUSE)』『冒険者たち』『眠狂四郎』『燃えよドラゴン』『アイアンジャイアント』『クールランニング』等々、そして『ルパン三世 カリオストロの城』。
長岡祭りの協賛イベントとして、それでも足りずに上映会資金集めに四苦八苦していた覚えもありますが、
セントラルパークにスクリーンを1から立ち上げ、
テントを張ったり市民映画館をつくる会事務所から汗だくになって机やスピーカーを持ち運び、
半日がかりでメンバーが準備をし、夏の夜空の下で缶ビールと寝そべって映画を観るのはオツなものでした。
『カリ城』上映の際、よく覚えているのはラストシーンの銭形警部の名台詞を耳にした若い女性が「キザ」と呟いてたことでしたが、
まさか超がつくほどの巨匠となるとはご本人も思ってなかったであろう当時の宮崎駿流ロマンチズムが凝縮した台詞なんで、
「キザ」は最高の誉め言葉ではと今思い返します。
それにしてもクラリスのおかげで(自粛)が良くも悪くも市民権を得てしまったような。
しかし当時は16mmレンタル業者があってフィルムも映写機もそこからレンタル料を払って借りて上映してましたが、
今もそんな16mmレンタル業者ってあるのだろうかと。
あとセントラルパークのイベントはこの野外上映会の他にあまり覚えがなく、
駅前中心部の広場なんでバンドやアイドルのちょっとしたライブが開かれそうなスペースなのに、
なぜそういったイベントが開かれなかったのか、無くなってから勿体なかったと。
宮崎駿監督もいつの間にか80歳。
引退を撤回し生涯現役を貫く姿勢は称賛しますが、
挑んでる『君たちはどう生きるのか』の完成はいつになるのか、
何やら哲学的なタイトルなのは思えば子ども向けに作ったのに
途中からおかしな方向に行ってしまった『崖の上のポニョ』が、
もはや純然たる活劇など眼中にないのだな、と面白さと別の感慨を持ったことと繋がるような気がし、
『カリ城』はもうテレビで何度も見てストーリーはすべて把握したような気になってるものの
昨年の『風の谷のナウシカ』をスクリーンで観た時のような新鮮な驚きを今回も期待したいと思います。
そして宮崎駿監督が全身全霊を込めて作った冒険活劇なことを改めて称賛するだろうと。
終わったらひっそり拍手をしてる自分が想像できるような。
否、どうせなら盛大に拍手を贈ろうと。
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作品紹介
不朽の名作がついに、4K+7.1chで蘇る!!
宮崎駿監督の映画初監督作品としても知られ、綿密なキャラ設定とストーリー、カーアクションの迫力たるや、CGアニメ全盛となった今も色あせることがない本作。『ルパン三世』アニメ化50周年を記念し、期間限定で4K+7.1ch仕様となって蘇る!公開当時のフィルムをも凌駕するほど鮮やかな4K映像と7.1chのリアルな多次元サウンド。視覚と聴覚の両面から最高級の臨場感と大迫力を味わうことができ、またひと味違う楽しみ方ができること間違いなし!
https://www.toho.co.jp/theater/ve/lupin3rd_50th/
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