長岡市立科学博物館

新潟県立歴史博物館、馬高縄文館とナマの火焔型土器を見たいと思ったものの、
いづれも感染拡大防止のため休館(現在は開館)だったため、手軽に火焔型土器が見れる場所として、
何時ぞやの新潟日報の記事に掲載されていた長岡市立科学博物館へ。
ここは1400万年前の長岡の地層から発掘された化石から、
現在の長岡に生息する鳥獣の剥製を展示、
長岡と文化と自然科学という観点でまとめられている印象が。
しかしオオハクチョウの剥製がありましたが、
幼稚園児の背丈よりもずっと高くて、こんなのが目の前に舞い降りたらちょっとした恐怖に思いました。
あと長岡で発見された新種のカタツムリに、
マイマイカブリの変亜種とマニアックな標本があり、
確かに科学博物館だなぁ、と。
当然、石器時代からの遺跡から発掘された石器から長岡城跡の遺物まで、
古の長岡で生活していた人々の息吹を感じるスペースの中に
ガラスケースの中で岩野原遺跡で発掘された見事な火焔型土器がありました。
岩野原遺跡ってどこだと検索したら深沢町、長岡技科大の隣のあの辺かと。
https://www.kaen-heritage.com/doki/sites-list/%E5%B2%A9%E9%87%8E%E5%8E%9F%E9%81%BA%E8%B7%A1/
馬高・三十稲場遺跡を訪ねた時も思いましたが、
どのような思いを抱いてこの地に根を降ろそうとしたのかと。
『陶王子 2万年の旅』では栃の実を煮炊きしてる火焔型土器を再現してましたが、
弥生式土器ののっぺりした容姿と並べて見ると、
火焔型土器というのはやはりバクハツした感性の持ち主が手掛けたように思いました。
ちなみにこの博物館でひと際目に飛び込んでくるのは妙見で発見されたカイギュウの化石の復元。
全長7メートルもあって、かつて長岡は海だったそうですが、
こんなデカい生き物が泳いでいたのかと、呆気にとられるには十分でした。
長岡市立科学博物館というとかつて柳原庁舎内にあった頃は一度も足を運ばず、
現在の旧長岡市役所でさいわいプラザに移転してから今回が初めて。
入場料が無料なので、そんな構えずに自然科学の分野から長岡の歩みを知るに十分でした。
長岡市立なので以前に長岡市から後援をいただいた上映会のポスター、チラシを事務室へお願いに行ったら、
博物館の主旨に合わないとのことで却下されて以来、足を運ぶことは無かったのですが、
今回は宮尾亨先生が監督と対談、テーマは火焔型土器だと事前に話すセリフを練習、
なにより今この職場で偉い地位にいると聞いた市職員さんは、前年度のウィルながおかにいた方。
こちらは悪目立ちしていたのでたぶん覚えてるだろうと事務室に顔を出したら、
想像以上に偉くなられてたようで、それなら話が早いと練習したセリフを蒸し返してポスター掲示を依頼。
そしたらきちんと掲示をしていただきました。
ありがとうございます。
こういうのをコネというのかツテというのか、いや縁なんだと思います。
長岡市立科学博物館公式HP https://www.museum.city.nagaoka.niigata.jp/
『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html
『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html
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