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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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♪Imagine all the people Living life in peace

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先ほど山形国際ドキュメンタリー映画祭2021の受賞作が発表され
大賞のロバート&フランシス・フラハティ賞に昨日感想を書いた香港映画『理大囲城』が受賞したそうです。
https://www.yidff.jp/2021/2021.html#award
中国の権力者による香港民主化運動弾圧をテーマにした作品に大賞を贈るというのは、
それ自体が大きなメッセージを世界に発信するということなので、
映画の作り手は勿論、香港の民主化運動に身を投じた人々、
そして世界各地の権力にて抑圧されてるマイノリティの人々への励みとなったのではと思います。
この受賞を機に日本で劇場公開、
そして今は到底叶わないとはいえ、いづれ香港でも正式に上映されますことを。

などと書いてて昨日の続き、『理大囲城』の後にビューラ先生が選んだのは『自画像:47KMのおとぎ話』
中国のジャン・モンチー監督の連作シリーズで以前、
山形を訪れたビューラ先生はこのシリーズを何本か観て気に入ってたよう。
こちらは初めて知ったシリーズでしたが、
中国山間部の本当になんにもないような村の中で被写体となってた子どもたちが、
今回は監督のカメラを手にし村の様子を収める姿を記録。
しかし『理大囲城』で容赦なく牙をむいて噛みつく中国政府の弾圧を目にした後に、
おそらく登場する子どもたちは香港で若者が民主化を求めて涙と血を流してることなど、
まるで知らないだろうと、この落差にクラクラしながら見ていると、
一人の女の子が手にしたスマホから流れるジョン・レノンの名曲『イマジン』の中国語の訳詩を、
ジョンの歌声に合わせて無邪気に叫ぶシーン、
たぶん『理大囲城』を見ていなければ、狙いすぎのシーンのようにおもっただろうに、
『理大囲城』を見たすぐ後なので女の子の姿と声と訳詞にほろりと来ておりました。

♪想像してごらん みんなが 平和に生きていることを

香港で若者が民主化を求めて涙と血を流してることなど知らなくても、
この中国寒村の大地の上で世界平和を願ってる女の子がいると知っただけで希望を感じておりました。

その後、すっかり夜となりながら前日にビューラ先生と朝から晩までここで
ヤマガタを一緒に見てたSさんが参加し、この日最後の作品、スペインの『カマグロガ』
農業に従事する家族を1年にわたって撮影、記録した作品。
先祖代々から受け継ぐ畑を守り収穫しながらも、
日に日に陰りが覆ってくるなか、それでも土と生きる誇りが伝わってくる作品、
とはいえ個人的な白眉はレストランで20人、もしくは30人分のパエリアを
シェフが火加減に気を配りながら大鍋で一気に調理するシーン、
出来上がったパエリアを頬張る人々の中に自分もまぎれたいと。
本作は最優秀賞を受賞しました。

以上、メキシコの廃墟、おしゃべりに夢中なパリの学生たち、弾圧に屈していく香港の学生たち、中国のイマジン、スペインのタイガーナッツとパエリアと、途中何度かウトウトしながらもリアルタイムの世界の現状を垣間見ることが出来た1日でした。
改めて機会を作っていただいたビューラ先生に深く御礼を。

ロバート&フランシス・フラハティ賞を受賞した『理大囲城』は明日14日の21時半より再び視聴できるそうです。
機会があいましたらぜひとお勧めいたします。

https://www.yidff.jp/2021/schedule/21s14.html
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