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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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「分岐点〜原発事故から11年〜」



思いを伝える立場に

10歳大人になって 福島からの避難者3

曽根俊太郎さん(17) =湯沢町=

 「原発事故を経験し、多くの人と出会う中で、原発や平和に対する考えが出てきた。この思いを誰かに伝える立場になりたい」
 12月上旬、湯沢町の湯沢公民館。福島県伊達市から同町に自主避難している六日町高2年生曽根俊太郎さん(17)は、30人ほどの観衆に語り掛けた。
 今年、核兵器廃絶署名を国連機関に届ける「高校生平和大使」に就任した。この日は、脱原発を訴える講演会に出席し、平和板石の活動内容を紹介した。
 ■    ■
 6歳で湯沢町に来た。避難の意味も、原発事故の深刻さも分からなかった。だけど「原発は嫌だ」。避難先での出会いをきっかけに、子どもながらに意識するようになった。
 湯沢町の小学校では、新入生として入学式に参加した。鉛筆からランドセルまで、必要な物は支援物資で賄った。1クラス14人。すぐに友達ができた。
 「卒園式や入学式という節目を経験し、気持ちの区切りがついた。悲しい記憶より楽しい記憶が多いから、避難者に対して何とも思わなかった」
 転機が訪れたのは2015年、小学5年のときだ。苗場スキー場で開かれた野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」に参加。反核・脱原発がテーマのトークステージで、俳優の木内みどりさん(19年に69歳で死去)と知り合った。
 出演を終えた木内さんを、母親が呼び止めた。木内さんと目が合ったとき、優しく問いかけられた。「夏休み、暇でしょ。気分転換にうちに来ない」
 その夏、2泊3日で木内さんと東京観光をした。遊園地「浅草花やしき」や森美術館、国会議事堂、経済産業省前の脱原発テントなどを見て回った。原発など真面目なテーマの話はしなかった。なぜ声を掛けてくれたのかも聞かなかった。初めて見る物ばかりで、あっという間に時間が過ぎた。
 その後も泊まりに行ったり、手紙をやりとりしたり。動画投稿サイトで、木内さんの番組も見るようになった。「原発の電気を東京で使っていた私にも、事故の責任がある」と話し、官邸前などで脱原発を訴える姿に心を揺さぶられた。
 「みどりさんの背中を見て、『原発は嫌だ』という思いをいつか発信したいと思った」
 ■   ■
 平和大使になり、一気に視野が広がった。長崎で全国の平和大使と知り合い、その後は会員制交流サイト(SNS)などで政治、原発などについて意見交換した。六日町では学校側に働き掛けて、平和大使を紹介する講演会を開いた。「勉強になったよ」。知り合いの先輩から感想を聞いて、素直にうれしかった。
 湯沢に避難しなければ、フジロックで木内さんに会うことも、平和大使になることもなかっただろう。
 「父も母も自営業を辞めて、古里への思いを断ち切って避難を決断した。多くの人の苦しみや悲しみの上に今がある」。原発事故後、自分は幸せに暮らしていると思えるが、それは結果論でしかない。「多くの人の生活を狂わせた原発はいらない」。そう強く思う。
 17歳になり、自分の言葉を世間に発信できるようになってきた。社会問題を自分なりに考え、これまでの経験を伝える活動を、続けていくつもりだ。

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 昨年12月19日の新潟日報の記事を書き写しました。
福島原発事故で県内に避難した10代の若者たちを紹介した連載企画“10歳になって 福島からの避難者”で紹介されてた曽根俊太郎さん。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3251.html

↑こちらで五藤利弘監督とのつながりを書いてますが、3月13日の『ほうきに願いを』上映会にて
「分岐点〜原発事故から11年〜」を演題にお話しいただきます。
『ほうきに願いを』上映と五藤監督トーク、ウィズコーションライブとともに東日本大震災に思いを寄せる日にできたらと思います。

曽根俊太郎さん プロフィール

2004年6月4日生まれ現在17才
6歳まで福島に居住
2011年3.11の原発事故で新潟県湯沢町に避難その後移住
湯沢学園湯沢小・中卒業
現在県立六日町高校2年
第24代高校生平和大使新潟県代表
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