夏の終わりに若松孝二監督を思い出した話

担当者はモーニング娘。の結成当時からのファンというのは何度か書きましたが、
いつしか新潟はローカルアイドルの聖地でもあることに気づき、
それが沼となってテレビに出ない地下アイドルまで食指を伸ばしながらも、
コロナ禍となってからはライブ自体の開催ができず、
こちらもいわゆる現場へすっかり足が遠のいてしまい、
このままヲタ卒かなな、などと思っていたら、
かつての推しメンのアイドルさんが東京からなぜか越前浜の浜茶屋でライブを開くと知り、
先回から3年、もう会うこともないだろうと思ってただけに、
これは会いに行かねばという心境となって越前浜の浜茶屋へ。
東北のロコドル“POEM”から東京の地下アイドル、“Sistersあにま”へと移籍していた推しメンは、
グループを引っ張るセンターとして大きく成長、
ほぼ毎日、東京のどこかでステージに立ってるそうで、
場数をたくさん重ねたぶんホントに立派になったとステージを見上げておりました。
ライブ後の特典会では砂浜でチェキに収まり、
ありがたいことにこちらをまだ覚えてて、
会うこともなかったぶん積もる話はたくさんあったのに、
ほどほどにして、これで夏も終わりだなぁと海岸線を見たら、
あぁ、ここは以前にも来たことがあると思い出しました。
越前浜にて
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1289.html
若松孝二監督作『海燕ホテル・ブルー』が2011年2月に県内ロケすると聞き、
前年に見学を希望と伝えたら若松監督は覚えており、
こちらをロケバスに乗せて青海川駅と越前浜でのロケの同行を許されました。
越前浜ではだるまやという浜茶屋で撮影しましたが、
今回のライブを行った浜茶屋の隣がそのだるまやだったので、
ここで若松監督が俳優さんに怒声を浴びせながら、
演技をすることを拒絶し追い詰めてたこと、
たぶんこんな演技指導は若松監督で最後ではないかと振り返り、
前年『キャタピラー』を映画祭で上映した際、
規格外すぎてこちらの手に負えないほど理不尽な思いをしながらも
なぜか憎めず、笑顔が人たらしな若松監督を思い出したりしました。
「俺、この海岸線が好きでもう4本ここで撮ってるよ」
若松監督が大好きだった海岸線を眺めて一層今年の夏は終わったと実感してました。
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