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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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ふるさと



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↑こちらで紹介したおぢや避難民支援の会主催、ウクライナから小千谷に避難したイリナさん、ムタルさんご夫妻の講演会に参加しました。

講演を前にご夫妻を親身になって支援してる小千谷市長が「非核平和都市宣言」をした流れで、
先日は被爆ピアノコンサートを開催したことを述べた後に、
ロシアがウクライナ侵攻した際に核兵器の使用を示唆したことに激しい憤りがしたと述べて、
すぐさまメッセージを発したことを話してましたが、
本当に形だけでなく核兵器に対して毅然とした対応をしてること、
そして避難されたご夫妻を受け入れて形だけでなく実践してることに関心しながら聞いておりました。

第一部はイリナさんによるウクライナの文化紹介。
その中でコサックという戦士についての解説が興味深く、
彼らの伝統を引き継いだプロボクサーが今のウクライナで英雄的存在だと解釈しました。

二部は旦那さんでガーナ国籍のムタルさんによるウクライナ侵攻について解説。
発端と今の現状についてわかりやすくと同時に激しい憤りを交えてましたが、
それは当然だろうと思いました。
ガーナから医者になるためにウクライナに来て学んでいたところへ戦争に巻き込まれてしまったので。
ただこのガーナ国籍なので日本ではウクライナの避難者と同じ扱いが出来ないことに理不尽なものを覚えましたが、
無論、小千谷の人たちが親身になって問題を解決してるようだと見てて思いました。

そして住んでいたウクライナ東部で激戦地となってるドニプロから、
アパートの部屋に息子といたもののミサイル撃墜の爆風で吹き飛ばされて、外に放り出され亡くなった息子を前に、
悲嘆にくれる父親の映像を流してるのを見て、いろいろ言い分はあるだろうけど、
やはり子どもが犠牲になるのは間違っているだろうと。

ちなみに一部と二部の間に小千谷で日本語を学ぶドイツ、フランス、イギリスの人たちが登壇し、
各国のウクライナ支援について話す時間があり、
共通してるのは日本と桁違いの避難者の支援とウクライナへの武器輸出。
さすがに軍隊は送ってないものの、武器輸出というのはリアルに思い、
これはヨーロッパどころか世界的にウクライナ支援と同義語なんだろうと思い知らされました。
ただ甘っちょろいですが、違和感を覚える立場でいたいと思ったりと。

夫妻はウクライナに残ってる医療関係者の仲間へ、
包帯など医療品を送ってる活動を行っており、
日本では早く自立したい旨、ムタルさんは医者として小千谷で貢献したいことを話してましたが、
いづれにしても早く戦争が終結することを。

最後にムタルさんが日本で知って気に入った曲として「ふるさと」を日本語で歌い、
たどたどしいながらも歌詞を理解してるだけに大変味わい深かったです。

♪こころざしをはたして いつの日にか帰らん
 山はあおき故郷 水は清き故郷

ちなみに小千谷に来てからの活動が写真で紹介され、
『ひまわり』上映会の写真も写されてました。
お二人にとって、こののちにいい思い出になりますことを。
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