選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記

『選挙活動、ビラ配りからやってみた。「香川1区」密着日記」』 和田静香著
相撲ライターが本業だという和田静香氏が『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた』
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3097.html
に続いて小川淳也議員に密着して書き上げた1冊。
映画『香川1区』と同じ昨秋の衆院選を小川陣営に飛び込んでビラ配り、電話がけなどから、
辻立ちや小豆島での選挙活動に随行しながら真の民主主義について考察する1冊。
とはいえ電話がけは合わないからと途中で投げたり、選挙は何で休みはないのかと1日放棄し、
香川散策に努めたりと緩い面はあるものの、
それに対比するような小川議員に託す支援者の強い思いに正直圧倒された1冊。
『香川1区』を今春二度観てその面白さに圧倒されてぜひ前作に続いて長岡でも上映したいと思いと並列に、
小川議員は傍目に党とともに迷走してるように見受けられ、
この熱い選挙戦から1年、大島新監督にこの1年を総括してほしいという思いもあって長岡上映会を企画しましたが、
ここに登場する小川議員に希望を託す支援者、有権者の思いを
小川議員は絶対に裏切られないだろう、迷走と見受けるのもやはり下種の勘繰りなのかと思い直した次第。
緩いと書きながらも、スゴイと思ったのは和田氏の友人の歌手の伝手で、
インスタライブにかの小泉進次郎でなく、小泉キョンキョンをインスタグラムのライブに登場させてしまったこと。
キョンキョン、小川議員、和田氏の投票日三日前の配信は当然話題となって、
当時はこの時点で小川候補当確だろうと思ったもので、これが採録されており、
「政治家の人は自分たちの代わりに仕事をしてくれるけど、感謝をしても自分たちよりエライと思わないことが大事ですね」
政治的発言をして称賛された反面、快く思わない人たちから猛烈に批判を浴びながらも怯むことない
キョンキョンはやっぱカッコいいはと同じ誕生日の担当者は思いました。
併せて画像に使われたキョンキョンの笑顔がとてもイイのです。
他に小川候補独自の選挙活動として有権者たちの考えに直接耳を傾け注目を集めた「青空対話集会」も採録。
「非正規で結婚も家を建てることも諦めたけど構わないです。
でもこれからの若い人たちそういう思いをさせないよう声を届けてほしい」
切実な声に「この社会を代表して深くお詫びしたい、本当に申し訳ない」と深くお辞儀をしてしまう政治家はやはり希少動物だし、裏切ることなどできないだろうと。
これまで絶望と戦ってきながらつっかえ棒になったのは
「上の人に媚びへつらって、都合のいいこと言って、他人を蹴落とし、自分さえ良ければそれでいいのか」
などと二人の娘に言えるのかと。
しかし和田氏はホテルのある中心街からだいぶ離れた地で辻立ちの取材後、
中心街へ戻るにタクシーを使わず電車で帰ろうと駅の待合室にいても電車が来ないと嘆き、
時刻表を調べたら1時間に二本しか来ないことに心底驚いてましたが、
確かに2、3分に一本は来る東京から見れば信じられないでしょうが、
1時間に一本はザラな担当者の地元からすれば二本はまだマシではなかろうか、
などと思ってたこちらがマイノリティだったのかと。
前作『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映会を観た方から、
面白かったものの娘さんがタスキをかけるのはどうだろうかと疑問の声を聞きましたが、
『香川1区』ではそれが改善されてる様子も収め、それに和田氏が一役買ったと何かで読んだ覚えが。
しかし一役買ったどころでないことがこの本に収められ、それがかなり熱い討論となったようで、
この本を読んでから『香川1区』の該当シーンを観るのも一考かと思ったりと。
その和田氏は『香川1区』では出陣式に登場しています。
舞い上がりながらも言うべきことは言って取材に来てた大島新監督に褒められたとあり、
『香川1区』にその場面がきちんと収められてたのでこちらもご注目を。
「あきらめない奴には適わないし、あきらめないことが唯一できることだし、あきらめない限り勝負は続いてるね」
小川議員の言葉だそうですが、思わずメモメモ。
あと昨日、新潟日報より上映会の告知をしたいと電話があり、
こちらは「難しいことはなく喜怒哀楽全部入ったエンターテイメント、人間ドラマとして大変面白い映画です」と
お伝えしましたが、はたしてそんな旨は記事に入ってるでしょうか。
1/7 『香川1区』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3576.htm
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