3/12 『空に聞く』 長岡上映会
_convert_20230120211845.jpg)
◎ 『空に聞く』 長岡上映会
*毎年3月に開催してる東日本大震災関連作品の上映会。
今年は東日本大震災後、約3年半にわたり「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さんを追ったドキュメンタリー映画『空に聞く』を上映とともに震災後のボランティアをきっかけに東北に移住し記録をした小森はるか監督をお招きします。
併せて昨年好評だった高校生平和大使・曽根俊太郎さんの講演と恒例となった福島への思いを歌うおじさんバンド、ウィズコーションのライブも開催します。
日時 3月12日(日)
17:40~ ウィズコーション ライブ
18:00~ 曽根 俊太郎さん(第24代高校生平和大使新潟県代表)講演
演題 「分岐点〜大人になった今考えること〜」
*第25代 高校生平和大使の活動報告も開催
18:40~ 映画『空に聞く』上映(作品時間73分)と小森はるか監督トーク
20:30~ 終了予定
会場 長岡市社会福祉センター トモシア3階 多目的ホール
長岡市表町2丁目2−21
https://tomoshia.jp/
●コロナ感染症対策にご協力願います。
〇当日、体調の悪い方、体温が37,5度以上ある方はご参加いだけません。
〇参加される方はマスクの着用をお願いします。
〇当日は受付時に手指の消毒、検温にご協力ください。
*今後の状況により、上映会が中止・延期になる場合があります。
*入場料
前売 一般 1200円
当日 一般 1500円
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下 500円
(購入の際、手帳・学生証の提示をお願いします)
*プレイガイド アオーレ長岡ながおか市民協働センター/文信堂書店/ら・なぷぅ/キャラメルママ/西時計眼鏡店(長岡市)みずすまし(三条市)シネ・ウインド(新潟市)
*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。
主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
問 電話09045204222 e-mail nagaokatsukurukai@gmail.com
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
後援 長岡市/3.11福島を忘れない!長岡実行委員会
*映画『空に聞く』上映
監督・撮影・編集:小森はるか 撮影・編集・録音・整音:福原悠介 特別協力:瀬尾夏美
企画:愛知芸術文化センター制作:愛知県美術館
エグゼクティブ・プロデューサー:越後谷卓司 配給:東風
2018年/日本/73分/ブルーレイ
©KOMORI HARUKA
空から見たら私たち、 どんなふうに見えているのかな?
東日本大震災の後、約三年半にわたり「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さん。
地域の人びとの記憶や思いに寄り添い、いくつもの声をラジオを通じて届ける日々を、キャメラは親密な距離で記録した。
津波で流された町の再建は着々と進み、嵩上げされた台地に新しい町が造成されていく光景が幾重にも折り重なっていく。
失われていく何かと、これから出会う何か。
時間が流れ、阿部さんは言う——忘れたとかじゃなくて、ちょっと前を見るようになった。
監督は、震災後のボランティアをきっかけに東北に移り住み、刻一刻と変化する町の風景と出会った人びとの営みを記録してきた映像作家の小森はるか。傑作『息の跡』と並行して撮影が行われた本作は、映像表現の新たな可能性を切り拓くことを目的としたプロジェクト「愛知芸術文化センター・愛知県美術館オリジナル映像作品」として完成。あいちトリエンナーレ、山形国際ドキュメンタリー映画祭、恵比寿映像祭と立て続けに上映され、先鋭的なプログラムの中でもひときわ大きな反響を呼んだ。
公式HP https://www.soranikiku.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=X1o_eJnKYJc
*ライブ演奏 ウィズコーション

With Caution プロフィール
□吉岡佳代 キーボード
飯塚寿之 ボーカル、ギター、ブルースハープ
星野 淳 ギター、ボーカル、コーラス
坂詰 浩 ベース
若井武美 パーカッション、コーラス
1980年結成、およそ10年間、長岡を中心に活動。
しばらく休止したが東日本大震災と「福島第一原発事故」後、活動を再開。
当初のメンバーに一人が加わり、しばらく活動、2021年にベース、そして2022年にキーボードが加わり、現在の活動は5人。
曲はオリジナル、「命と大地(地球)にLoveSong」をポリシーに、「どこでも1曲でも」をモットーとして県内中心でLive活動展開中。
*講演 曽根俊太郎さん
演題 「分岐点〜大人になった今考えること〜」

プロフィール
曽根 俊太郎 Sone Shuntaro
2004年6月4日生まれ 現在18歳
福島県に生まれ
2011年3月11日の東日本大震災による原発事故で新潟県に家族で自主避難
六日町高等学校3年
第24代高校生平和大使新潟県代表
*トークゲスト 『空に聞く』 小森はるか監督

Director’s statement
『空に聞く』というタイトルには二つの空の意味を込めました。一つは、亡くなられた方たちのいる空(sky)に耳を澄まし、想い続ける人としての阿部裕美さんの姿を思ってつけました。弔う時に向く方向は人それぞれで、家の跡地に立つ人も、お墓にいく人も、海に向かう人もいます。阿部さんは月命日によく空を見上げていらして、その姿が印象的でした。陸前高田の空は、本当に広くてきれいです。風景を撮り続けながらいつも驚いていました。復興工事によって全く違う顔の街になっていっても、この街の空の美しさは変わらないのだと思いました。もう一つの空は、陸前高田の人たちがマイクに向かって話す時に、少し頭の上を見上げながら、震災前の街を思い浮かべて記憶を辿る様子から、その記憶が立ち上がっている空(air)です。そこに耳を傾けたいという思いでつけました。カメラには写すことのできないものたちが、人々の懐かしみながら語る声や、それを聞く阿部さんの表情から、見えないけれど伝わってくるのです。それを映像で表現したいと思いました。
津波で失われた街の上に土が盛られ、新しい街がつくられていく移行期の数年間を、断片的に記憶が思い出されては遠ざかっていくように、かさ上げする前の地面を訪ねていくように、阿部さんの声をつたって映画に定着させたいと思い『空に聞く』ができました。この映画をつくりながら、地面から空へと街の人々の視線が移っていくのを感じ、わたし自身が次にカメラを向ける先を教えてもらいました。新しい街の風景が映画を通してどんな風に見えるのか。映画を見てくださる方それぞれに感じてくだされば幸いです。
小森はるか
… … … … …
小森はるか(こもり・はるか)
1989年静岡県生まれ、新潟市在住。映像作家。 瀬尾夏美(画家・作家)とのアートユニットやNOOK(のおく)のメンバーとしても活動。2011年以降、岩手県陸前高田市や東北各地で、人々の語りと風景の記録から作品制作を続ける。代表作に『息の跡』(2016年)、『空に聞く』(2018年)。小森はるか+瀬尾夏美として2014年に『波のした、土のうえ』を制作、2019年に発表した『二重のまち/交代地のうたを編む』は、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭コンペティション部門特別賞、令和3年度文化庁映画賞文化記録映画優秀賞を受賞。
… … … … …
スポンサーサイト
| 未分類 | 21:54 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑