fc2ブログ

長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

第14回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 特集“教育”について



北のともしび ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち
監督:東志津 2022年|108分|カラー

第二次世界大戦末期、ドイツ・ハンブルク郊外にある強制収容所で、20人のユダヤ人の子どもたちがナチスの人体実験に供され犠牲となった。この事実をどう受け止め、語り継ぐことができるのか。殺された少年少女ひとりひとりの肖像や、記念館となった現在行われている継承への取り組みを、カメラは静かにみつめてゆく。

http://zkdf.net/program/program-1233/

今年2月8日から2月12日に開催される「第14回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」のチラシが届きました。
今回のプログラムをめくって、真っ先に視線を注いだのが『北のともしび ノイエンガンメ強制収容所とブレンフーザー・ダムの子どもたち』、邦題はイメージしにくく副題は長いので、どんな映画なのかいまひとつピンと来ないのが正直なのですが、これが解説にある通りナチスによって人体実験された子どもたちをテーマにしたかなりヘヴィに思われる作品。
監督した東志津監督は「第13回長岡アジア映画祭」で上映した『花の夢-ある中国残留婦人-』がデビュー作。
中国残留孤児でなく中国残留婦人というあまり脚光を浴びないおばあちゃんとの出会いから彼女の半生を記録し、
戦時中の満州について若い女性監督が映画制作とともに学んでいく作品でした。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1563.html
↑東監督について調べていたら、こんな記事を見つけました。
映画祭での上映がきっかけに1冊の本が出版されてたこと。
書いてたこちらはすっかり忘れていたのが恥ずかしい限りですが、
東監督はこの後にパリへ映画留学を果たし『北のともじび』が3作目の作品のようで、
やはり戦争をテーマにし、より深く掘り下げていってるようでなんだか頼もしい存在に思いました。
ちなみに担当者がとても印象に残っているのが映画祭で『花の夢』を上映後、懇親会まで時間があるので
その間に上映作品のイ・チャンドン監督『シークレット・サンシャイン』を観てもらったら、
「どんな映画なのかも知らず予備知識なく観たら、本当に凄い映画だった」と大きな衝撃を受けて呆然としていたことでした。
東監督のご活躍、嬉しく思います。

今年の高円寺は「“教育”について」をテーマに『北のともしび』の他に『スープとイデオロギー』『愛国と教育』といった話題作の上映に「ゲストセレクション」として是枝裕和監督が伝説的な自作『NONFIXもうひとつの教育〜伊那小学校春組の記録〜』、森達也監督が『Blue Island 憂鬱之島』、安田菜津紀氏が『東京クルド』、俳優・柄本佑氏が佐藤真監督の『まひるのほし』、そして大島新監督が原一男監督『極私的エロス・恋歌1974』を選び原監督とトークをするなど、なかなか刺激的なゲストによって豪華なラインナップだと思いました。

第14回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
公式HP http://zkdf.net/
スポンサーサイト



| 未分類 | 16:16 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

TRACKBACK URL

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/tb.php/3644-83f83218

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT