小林茂監督 『魂のきせき』を語る ~完成へむけて~

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↑こちらで紹介した小林茂監督の新作『魂のきせき(仮)』がクランクアップしたことを受けて、
撮影中に考えたことを中心にした講演会に参加しました。
ゲストのスプーンフィールド代表の高橋和枝さんと事前の打ち合わせした中で、
これはぜひ記録しておかなければと思ったそうで、
『魂のきせき』撮影の小田香監督、録音の川上拓也さんとメインスタッフを急遽招集し、
まるで映画撮影が続いてるかのような雰囲気となりました。
例えば舞台裏で小林監督と高橋代表が打ち合わせをしているのを見た、
小田撮影監督がカメラをまわすとすかさず川上さんが隣に来てマイクを向けるなど、
二人は戸田ひかる監督『マイラヴ』でも組んでいるので、すでに阿吽の呼吸となってました。
講演会は1部が小林監督が撮影通して自身のルーツと向かい合うことになり過酷な少年時代の話を。
酒乱の父親と対峙したことで自分が子どもに手を振るうか否かが問われたこと。
父と息子の血の宿命が甦ることとなったのは撮影を通してまさに心が削られる思いが何度もあったのでは。
そのあとに撮影したフッテージを10分ほど流した後に、
高橋代表との対談となるのですが、映画に出演となるいきさつから話しながらも、
加害を受けたことについて包み隠さず話す高橋代表と、
受け止めながら耳を傾ける小林監督と二人の交感を、
参加した皆さんが熱心に聞き入る稀有で意義深い時間となりました。
とはいえ改めて小林監督にとって本作の撮影は本当に過酷なものではなかったかと想像できました。
ちなみに小森はるか監督が参加してるのを見つけた小林監督は休憩時間にすかさず、
『空に聞く』上映会の宣伝と小森監督にマイクを渡してアピールを促してくださり、
『荒野に希望の灯をともす』とともに机を借りて前売券を担当者は発売しており、
おかげで両作とも何枚か売れました。
主催の未来と生活を考える会・三条の皆様ともどもありがとうございました。
画像はせっかくなのでその場にいた方々で記念撮影。
その後に小田監督にこの写真をブログに掲載していいかと尋ねたら、
じっと神妙に見つめてしまい、何かまずいことでもあったのだろうかと内心ヒヤヒヤしてたら、
「キレイに撮れてますね」と言った後に照明のせいかなぁ、
などと原因について探求しはじめてるの横目で感心しながら見ておりました。
3月12日 『空に聞く』長岡上映会
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3/25 劇場版 『荒野に希望の灯をともす』 長岡上映会
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