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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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Listening to the Air



昨日開催した『空に聞く』長岡上映会は無事に盛況のうちに終了いたしました。
お越しいただいた方々、ありがとうございました。
お手伝いいただいた皆様、ありがとうございます。
さらに昨年に引き続き、時間がないのでお客様にも椅子の後片付けを手伝っていただく有様でした。
こちらもありがとうございました。

また今回、ラジオ、新聞、テレビと多くの媒体にご紹介いただきました。
こちらも御礼申し上げます。

そして上映後のトークで丁寧に思いを込めて作品について語ってくれた小森はるか監督。
初々しすぎる次代の高校生平和大使の活動報告に、なんだかより貫禄がついたような気がする曽根俊太郎さんの講演。
もはや貴重な社会派バンドとして長岡では他の追随を許さなくなったウィズコーションのライブと、
やはり3,11を追悼し、振り返る企画として申し分なかった上映会ではないかと思います。

ちなみに小森はるか監督トークの相手役は役不足ながら担当者が担当しましたが、
こちらが用意した多々ある質問がはたしてお客さまが聞きたいこととマッチするのか、
全体のバランスも含めてもう一度考え直した方が良かったのではと、
トークを小森監督が観て映画つくりを志したという『阿賀に生きる』に持っていき、
客席にいた小林茂監督に半分助け舟のような形でマイクをお渡ししたら、
愛知県の小林監督の映画上映会に悩んでいた小森監督が会いに行って、
帰りの新幹線や東京駅で親身になってアドバイスをしたことを、
お二人のやり取りを聞いてよくわかり、
これって勿論、小森監督が『息の跡』や『空に聞く』の撮影前のまだ何者になるかの前の頃の話だと思い、
そんな映像作家未満の人にも分け隔てなくアドバイスをしてたのかと、ちょっと驚きながら話を聞いてました。
そしてお二人が話す姿に聞き入り、得したと思ったのは担当者だけではなかったハズ。

そんな形であっちこっちへ飛ぶボールをきちんとキャッチしてくださり、
大変だったかと思いますが小森監督ありがとうございました。

そしてもう一つ特筆に思ったのが知る人ぞ知る元シネ・ウインド支配人の橋本さんが、
昨日書いた記事のように『空に聞く』が観たいとよろよろしながら会場入り。
しかし相変わらず口のほうは速射砲の如きで、この点は元気だと思ったら、
東北滞在時、大船渡の旅館にあった手ぬぐいを小森監督に渡したいと、
どうも小森監督の入待ちで早めに会場入りしたようで、
やってきた小森監督に初対面なのに図々しくも話かけ、
まぁ、こちらも事前に橋本さんのことを小森監督に話してたので、
たぶん関心を持ってただろうと、そのまま楽屋にご案内をし、
いわゆる新潟映画界のリビング・レジェンドは、はたしてどのように映ったのだろうかと。
滅多に人前に出ない方なので貴重な機会なのは間違いなかったと思います。

その後、『空に聞く』上映後のトークに映画で観た感動したシーンを激しい勢いで語り、
いわゆる橋本節を聞いた他のお客様はビックリしたかもしれませんが、
良い意味で空気を読むことないというか、
ますますヒートアップしてるのにこちらは喜んでおりました。

ちなみに高校生平和大使3人にも終了後にアドバイスなのか、
たぶんこの大人は何者なのか知らないであろう若者相手に熱心に感想を話し、
若者たちも食い入るように聞き入ってたのを傍目で見て、
楽屋にいる間にたぶん信じられる大人という認識を持ったのではなかろうかと。

しかし橋本さんに撮影係で最前列ど真ん中に陣取るバナナカボチャの佐藤さん、
そして遅れて来て残り20分しか観てないはずなのに「いい映画だった」と感想を述べる未来と生活の会・三条の田中代表と、
担当者が知ってる中でもゴーイングマイウェイのコクのある3人が交差しなかったとはいえ、
同じ会場にいたことは振り返っても凄かったなぁ、と。

最後に『空に聞く』を改めて観ながら被災者を被災者として描かず、
まず生活者として目を向けて姿とまちを描きろうとする意志が、
主人公の凛とした姿に重なってると思いました。
本来笑うべき題材ではないのに会場からは笑いが漏れてたのを耳にし、
たぶん映画監督はお客様と観賞するたびに毎回、
これまでと違う点を気づかされると思ってますが、
今回の長岡上映会でどのように感じたのか、機会があったら小森監督に尋ねたいと思ってます。
しかし振り返って新潟に引っ越したからと、
あちこちに宣伝のため時間を割いていただいたのは申し訳なかったとはいえ感謝です。

そして皆さま、改めてありがとうございました。

https://www.soranikiku.com/
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