fc2ブログ

長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

法案が決まって 被害を受ける人たちの気持ちは考えてるのかなというのが今思っていることです。



「家族がバラバラに…」「強制送還されるのではと怯えている」入管法改正案審議の国会にクルド人男性が“異例”の出席【news23】

TBSテレビ
news23
2023年5月26日(金) 12:22

「法案通ったら送還される」 入管法“当事者”が国会で訴え

埼玉県で暮らすラマザン(25)。トルコ出身のクルド人です。今はベトナム出身の妻と暮らしています。

クルド人 ラマザンさん
「(写真を見せながら)ベトナムに行ったときのものです。結婚式のアルバムの写真をベトナムで撮ろうって2人で約束していたので」

9歳のとき、トルコで身の危険を感じた両親と弟の4人で来日したラマザンさん。

2年前に期限付きの在留特別許可を受けるまでは、住民票や保険証もなく、埼玉県外に出ることすらできない状況が続いていました。

高校まで学校にも通い、通訳になりたいと考えていたラマザンさんでしたが、在留資格がないことで夢を諦めざるを得なくなりました。

ラマザンさん(当時19歳 ドキュメンタリー映画「東京クルド」より)
「通訳としてトルコ語もクルド語も日本語も英語もできるようになって、そういうの考えたらワクワクしますよね。(通訳に)なれるといいですね」

しかし、“前例がない”などとして、入学は認められないと12校から断られたといいます。

ラマザンさん
「1人の人間として、たまたまクルド人として生まれてきただけで、なんで学べないのかなっていう。その国で義務教育を学んで、それを終えているんだから」

現在国会で審議されている入管法改正案では、難民申請が3回以上であれば申請中であっても、新たな資料などがない場合、強制送還できるようにする規定が盛り込まれています。

ラマザンさんの家族は、難民申請を拒否し続けられ、すでに申請3回を超えているため、改正案が成立すれば、強制送還になるおそれがあるのです。


ラマザンさん
「こっちは実際に向こう(トルコ)で起きてることを(入管に)提出してるのに、そんな中で帰されたらもう本当に想像つかない。なんでわかってくれないんですかね、本当に」

クルド人は、「国を持たない世界最大の民族」と言われ、トルコ国内で虐げられてきました。

しかし、日本では、トルコ国籍のクルド人の難民認定はこれまで1人だけです。

ラマザンさん
「(強制送還になれば)とんでもなく嫌なことが起きる。間違いなく」

5月25日、ラマザンさんは国会で、当事者としては異例の参考人質疑に出席しました。

ラマザンさん(参院法務委員会)
「彼ら(クルド人)は今度の政府案が通ったら、送還されるのではないかと怯えていることを知ってください。私も家族が送還されて、バラバラになるのではないかと不安でとても怖いです」

終了後、ラマザンさんとともに会見をおこなった弁護士は…

全国難民弁護団連絡会議代表 渡邊彰悟 弁護士
「こんな人たちを複数回(難民)申請だから送還停止効を外して帰すとやったら、それはほとんど『死刑執行のボタンを押す』という表現がありましたけど、現実にそうだと思う」

ラマザンさん
「法案が決まって、被害受ける人たちの気持ちは考えてるのかなというのが今思っていることです」

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/505870?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

昨晩、『ワイルド・スピード ファイヤーブースト』を観た後に自宅のテレビをつけたら見覚えのある顔が。

2021年12月6日アオーレ長岡市民交流ホールAにて上映会を開いた『東京クルド』の主人公・ラマザン君が、
スーツ姿で入管法改正案の当事者として国会の場で参考人質疑に臨み現状を訴えたニュースで、
ラマザン君の近況を取材して放映。

『東京クルド』の後はもう一人の主役オザン君とともにプライベートはハッピーのようだと耳にしてましたが、
映画ではヒドイ扱いをうけながらも前を向く姿が眩しく映りましたが、
現状は変わらないどころか、さらに悪い方向へ流れているようです。

国会で審議中の入管法改正案が多くの反対を押し切る形で強行突破されようかという時、
この改正案に賛成という声は本当に心ない考えといえ反吐が出る思いがするなか、
よりによって最近、某国会議員が入管で死亡したウィシュマさんの家族が傍聴する中で、
ヘイト丸出しの質問を行い、かつては黄金の国と呼ばれてた日本は斜陽化どころでなく、
人々の心が荒廃し、このまま没落していくんだろうと実感しましたが、
ラマザン君はあえて自分の言葉で訴えている姿により眩しく映りました。
こちらは『東京クルド』を上映し、映画を観たので知ったからにはこれからも注視していこうと思った次第です。
映画は差別について深く考えさせられたことを思い返してました。

『東京クルド』公式HP https://tokyokurds.jp/
スポンサーサイト



| 未分類 | 20:41 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

TRACKBACK URL

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/tb.php/3770-d911451c

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT