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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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「冬のアルパカ」を長岡で観る。



「『冬のアルパカ』上映前ですがボーイ・ジョージに似たママが子どもと観に来てます」

長岡市立中央図書館 郷土映画まつりにて「冬のアルパカ」上映前に原田裕司監督にメールを打ちました。

その前に上映された「瞽女さんの唄が聞こえる」
芸と人生を全うした最後の高田瞽女の姿と昭和の終焉に上映後、
客席から惜しみない拍手が沸き起こりましたが、
自分は写真のみで登場する“はなれ瞽女”の姿に思いを馳せていました。
随分と年を召した姿でしたが、その後どんな人生を送ったのか。
仲間から捨てられどんな葛藤を抱えて生きたのかとか。

それで「冬のアルパカ」は「瞽女さんの唄が聞こえる」の流れを汲んだお客さんが多く、
当然ご年配の方ばかりでしたが、
本当にボーイ・ジョージに似た女性が小さなお子さんと観に来てました。
おそらく山古志で本物のアルパカを目にした方で
アルパカ目当てで来ただろうなぁと想像し、
お子さんともども楽しんでもらえるか気になりました。

ちょうど1年前、下北沢のトリウッドでの公開初日に足を運び、
連日撮影現場に足を運んでた手前どんな映画になるのか、
期待とちょっとした不安の中でスクリーンと向き合い、
観終わって何よりいい映画になってたことを喜んでた、
あれから1年、いろいろあってやっと長岡のスクリーンで観賞、
自分はどんな思いで向き合うことができるのかと。

何度もDVDでも見ておりましたが、
やはりロケした地でお客さんと一緒に息を潜めて目にするのは格別なもの、
そして初めてですがラストシーンで感極まり涙が。

何も事態は好転せず泣き叫ぶことしかできなくなっても、
抱きしめてくれる人がいれば希望となる暗示でブチッと切れるラストシーン。
これまで以上に深く感情移入するものがりました。

そして毎回、取立て屋の上司と部下の事務所のロケ地でグッとくるのですが、
この映画が各地で上映した際、当たり前ですが、
観客のみなさんはこの事務所を目にすると思うと感慨深いものが。

ずっとこの映画を応援していこうと改めて思った次第。

とはいえベタベタなウンコのギャグで笑い声がおきて、
あぁ、きちんと反応があって良かったとホッとしたりと。

ボーイ・ジョージに似たママは熱心に観ており、
アルパカ好きもおそらく満足するのではと。
しかし子どもはスマホのゲームに熱中というのはナミダ。

「上映前レポありがとうございます!楽しんで貰えれば嬉しいです!」

終わった後、原田監督からメールでお返事が届いてましたが、
おそらく皆さん楽しんだと思います!と監督にこの場を借りてご報告を。

「冬のアルパカ」に続く長岡インディーズムービーコンペティションスカラシップ作
「橙と群青」(赤羽健太郎監督)は現在、長岡で撮影中です。

http://dgmovie.exblog.jp/
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