『百姓の百の声』 座談会

11月11日 『百姓の百の声』座談会
「僕の映画上映はこれからが本番なんです」
『百姓の百の声』上映後に柴田昌平監督の第一声から始まった座談会。
以前にも書きましたが全国各地での劇場公開、自主上映会に足を運ぶと、
必ず地元のお百姓さんのお話に耳を傾けることは続編の取材も兼ねているのがメインとはいえ、
やはりお百姓さんの話はとても面白く、お客様と共有したい思いがあるのではないかと見ていて思いました。
この日、登壇したれんこん農家の中嶋果菜さん、移住先の大崩集落では若手になる阿部恭司さん、竹内農園の竹内剛さん、
彼らがどうして百姓の道を選んだのか、そして猛暑だった今夏の作物の影響は?
という素朴な疑問でも例えば中嶋さんのれんこんの水源はどうなっているのか?
阿部さんは映画にも登場した害虫の影響は今夏、少なかったのはなぜか、
野菜を中心に手掛ける竹内さんは猛暑のせいで深刻な不作となり、これが今年だけならともかく、
来年以降も続くのならどう対処を考えてるか?
などなどこちらは専門外なのに柴田監督の質問とともにお百姓さんの言葉にずっと耳を傾けることができました。
そして客席にもマイクをまわすとやはりお百姓さんが手にして、
柴田監督は質問を重ね、さらにれんこん農園を手伝いたいという猛者まで現れるなど、
楽しい脱線を繰り返しながらも無事に収拾となり、
最後に物販に来ていた農文協の方(お百姓さんたちの言葉をメモしてました)が新潟県に関する貴重なお話、
担当者はちょっと難しくてまとめることができないのですが、
場所が新潟ということで柴田監督も知らなかった、と唖然とするような話をして締めていただきました。
個人的によく知っている阿部さんは話したりなかったのではと思ったりしましたが、
柴田監督には続編に関係なくいづれこの三人が汗まみれとなって大地を耕したり収穫したりの姿を見てほしいなぁ、と思いました。
ちなみに姫田忠義監督主宰の民映研に所属してた柴田監督の姉弟子にあたる女性が最前列で観賞し、
担当者も多少知っていたので上映後、いかがでしたか?と尋ねたら
「よかったわよ」という感想を漏らし柴田監督とも挨拶ができたそうで、それは本当に良かったと胸をなでおろしました。
いづれにしても普通の映画上映会だけでなく+αをできないかといつも思ってるので、この座談会は大成功だったと思ってます。
柴田監督、中嶋さん、阿部さん、竹内さん、本当にありがとうございました。
『百姓の百の声』公式HP https://www.100sho.info/
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