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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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『新越後情話』

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オープンしたばかりの“映像カフェ 座タイム”に足を運びました。
この日、観賞したのは昭和28年の新潟ロケ映画『新越後情話』
岸恵子主演で佐渡で撮影した『君の名は』より一足早い最初の新潟ロケ映画。
もちろんモノクロでストーリーは売れない画家と芸妓さんの許されない愛を描いたメロドラマ。
とはいえ板前のまさに桃屋そのままの三木のり平以外は知らない俳優さんばかりで、
それが功を奏しているのか否か、微妙に思いましたが身分違いの愛を描いてるだけに、
二人の恋を応援してたものの、
ラストは弥彦駅で駆け落ちしてしまい『卒業』ではありませんが、
その後の方が気になりました。

普通ならメデタシメデタシなのか反芻するところですが、
この座タイムでの上映は終わった後ににいがた映像ギャラリーを主宰する長谷川さんが、
スクリーンを使用してパワーポイントで映画の解説をするところまでが見どころ。

買い物をするシーンは古町にあった大和のネクタイ売り場で、
当時の大和のガイドブックからネクタイ売り場の写真を持ち出して検証、
さらに劇中の包装紙をクローズアップして証明し、
ついには会員のコレクションの歴代の大和の包装紙まで映してしまう塩梅。

また古町6番街に今もある天佑堂の前の公衆電話で電話をするシーンをクローズアップ。
先代の天佑堂・ご主人にこの映画の撮影があったかと尋ねたエピソードを披露、
ご主人は全く覚えてないことと、これまで店の前に公衆電話があったことなどないとの証言を得て、
映画に登場する公衆電話はこの撮影のために作られたもの、さらに電話が当時の公衆電話ではなく、
よく見ると家庭用の黒電話であることを映したりと。

他に今もある「とんかつ太郎」は当時は「太郎のとんかつ」と看板を掲げて、
今とはちょっと違う位置にあること。

映画に登場するお屋敷が今は砂丘館となってること、
また「どっぺり坂」付近も映し出されて、
早速今はどうなってるのかと撮影に行ったらマンションが建っていたことなど、
これまでのにいがた映像ギャラリーの活動の成果を、
この『新越後情話』上映会で続々と披露していくのは大変楽しめました。

面白いのは映画に登場するたくさんの芸妓さんが、
古町をメインに撮影してるのに古町芸妓でなく、
岩室の芸妓さん達なこと。
ロケ隊はついでに岩室温泉に浸かってたのではないかと担当者は想像しましたが。

しかし長谷川さんはじめ新潟映像ギャラリーが昔の資料をまさぐっても、
この映画が新潟の映画館で公開されたことはまだ確認ができてないとのこと、
著名な浪曲師や芸妓さんは登場するのに、
三木のり平以外、そんな名のある俳優さんが出演してるわけでもなく、
むしろなぜ三木のり平が出演してるのか?などと、
どことなく謎めいた作品に思いましたが、
これが新潟県ロケ映画第一号という点で貴重な映画なことは確かに思いました。

『新越後情話』は上映権をクリアしてることを確認しての上映なので、
このような解説付きで楽しめましたが、
長谷川さんと上映後に話をしたら、
これからも随時、こんな企画を考えてるとのことですが、、、

https://neg.1web.jp/
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