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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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飛び立つ季節 旅のつばくろ

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図書館で沢木耕太郎の『飛び立つ季節 旅のつばくろ』を手に取りました。
重厚すぎる旅の記録の大作『天路の旅人』と同じく昨年発売したようで前作『旅のつばくろ』は読んでいたものの、
続編が出てたとは知らなかったのですぐさま読み始めました。

“旅人”の代名詞が相応しい沢木さんが国内旅行の思い出を綴った前作から、
今回はコロナ禍が緩和されて、ようやく旅に出る機会を得たことを綴っていくエッセイ集で今回目に留まったのはやはり“日光”。

葛飾北斎の美術館で「諸国滝廻り 下野黒髪山きりふりの滝」を目にし、
圧倒されてこれは現実の滝を見なければと調べたら、
「黒髪山」は「男体山」の別名であること、「きりふりの滝」は日光の市街地から数キロにあると知り、
日光はコロナ禍の後の足慣らしの旅に相応しいのではとさっそく実行。

新宿駅から東武日光駅まで「日光号」に乗車して日光へ。
というわけで『日光物語』『夜風に吹かれて もうひとつの日光物語』を上映したので、
後追いのように読み進めておりました。

男体山は冒頭、松竹の富士山マークのように登場する山、
東武日光駅といったら『日光物語』のエンディングや『夜風に吹かれて』で重要な場面で使われたことを思い出しながら。

とはいえ目的の「霧降の滝」もせっかくならと寄った「華厳の滝」も悪くはないものの、
想定内だったようで感動を得ることができず、
それならばと地図を見ると全く知らなかった「竜頭の滝」へと赴いたら、
「思いもよらない見事な構図」に感動してしまったことが書かれてます。

それにあわせてガイドブックをあまり利用せず、
旅の予定にはおもいがけものと遭遇できる「隙間」を作っておくといい、
「思いがけないものと遭遇することの喜びを受け入れられる、ちょっとした「隙間」を」
と旅のアドバイスとして説いてます。

もちろん各々の滝との遭遇は軽いタッチとはいえ、やはり“沢木節”を堪能できるので、
読んでいただくことをお勧めします。

などと書いてて、この日光の滝巡りの件は「トランヴェール」連載時に
『日光物語』撮影前にたまたま読んでいた記憶があり、
上映後に読み返して映画を思い浮かべるのも、なかなかよい読後感に思いました。

あと日光についてもうひとつ、東武日光駅でなくJR日光駅の駅舎を見入ってしまった話もなかなかで、
いづれにしても映画とともに日光を歩きたくなる旅行記でした。

https://www.shinchosha.co.jp/book/327522/
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