風と土の人 2014夏

「人は人を救えないんですよ。
でも人は救われるんですよ。土や水や太陽といった自然に」
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-169.html
↑松之山・浦田のご主人、小暮さん宅には昨秋以来でしたが、
夜の宴でお酒が入り、囲炉裏を前にし酔いが回ると持論をはてなく述べてた中で、
冒頭の言葉が染み入りました。
報道カメラマンとして世界を駆け回り、
東京ではホームレスの支援活動をしていたという自身の体験を踏まえた言葉だと思いますが、
小暮さんの世界に足さえ踏み入れてない小さい自分でさえ、
自然に救われる、という部分に感じるものがありました。
「東京では住む場所もない、働く場所もない、
しかしここでは空き家がある、田んぼを自分でやればいい」
と手植えをしながら話していましたが、
ホームレス支援写真展を開くために東京、新潟を車で往復する途中で、
この集落を目にして田んぼ仕事をしたこともないのに村人になりたいと思い移住。
こちらがもうカメラを手にしないのですか?と尋ねると
「もう撮りたいと思う理由が見つからない」と一切手にしてないそうで、
冗談なのか「家にあるライカをあげようか」と言われましたが、
そんな受け取れませんと断ったものの、
後から思えば気が変わらないうちに貰えばよかったと。
とはいえ俗世間と断ち切ったわけではなく、
この日はワールドカップの日本VSコートジボワール戦。
前日から小暮さんはそわそわしテレビ中継を目論んでましたが、
田植えで適わないとみるやラジオのボリュームを上げて、
田植えをしながら一同観戦。
ラジオでもドログバが登場した途端流れが変わったのが手に取るようにわかりました。
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