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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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汗は映る 橋本信一監督のこと



今年は中越地震から節目の10年。
それにあわせて11月開催予定で準備を進めてる『長岡アジア映画祭”14』は
中越地震に絡めたある作品を上映できないかと現在あちこちにお願いしています。

その作品は「掘るまいか」そして中越地震から山古志の人々の復興を力強く記録した
「1000年の山古志」の橋本監督が繋いだといっていい山古志との交流で生まれたもの。

橋本監督との交流の中で今も記憶に刻まれているのが、
↓こちらに掲載した「第14回長岡アジア映画祭」打ち上げでの橋本監督と淀川長治先生とのエピソード。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-603.html

「なんであなたたちは映画を観ないの?
ごはんなんて食べなくていいから映画を観なさい」

21日の映画祭打ち上げ三次会の席。
橋本信一監督は自身が映画界に身を置く経緯をほろ酔いの中、話し始めました。

少年時代にフェリーニの「道」を観て感動し、映画への道を志し日本映画学校に入学。
当時は校長が今村昌平監督。
授業は邦画を佐藤忠男先生(!)
そしてなんと洋画が淀川長治先生(!!)

淀川先生の授業はあの語り口、そのままに映画のストーリーを語っていくうちに想いがあふれて感極まりいつしか淀川先生の目から涙が流れたそうで、その姿を見て授業はいつも感激していたと。

ある日、生徒の一人が生活費がままならないのでなかなか映画が観れない旨を淀川先生に話したところ、答えた先生の言葉が冒頭の言葉。
この言葉の後にやはり先生は涙を流したそうです。

人生が映画と共に貫いた淀川先生の言葉として深く納得、と同時に宴席にも拘らず背中がゾクリと戦慄を覚えました。
映画界入りを目指す生徒に淀川先生は諭したのだと思いますが、それくらいの覚悟はあるのかと淀川先生が橋本監督の口を通して今も問いかけて突きつけてるような戦慄を。

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橋本監督は担当者の前では割とクールな印象でしたが、
この時はお酒もまわり気分も良かったのか感情豊かに話していたことが強く残ってます。
そして淀川先生の言葉をこうして振り返り、こちらに覚悟を問い突きつけられます。

“汗は映る”が橋本監督の座右の銘といっていいかもしれません。
サインをお願いしたらいつもこの言葉を添えてました。
映画の撮影を通して流した汗は必ず映画の中に刻まれてることを言いたかったと思います。

橋本監督には怒られたこともありましたがとてもお世話になりました。
この中越地震の節目に恩返しの意味も込めて、
縁のある作品の上映に向けて汗を流していけたらと。

改めて亡くなられたのが残念でなりません。
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