今泉光司監督より

映画「アボン小さい家」でお世話になりました今泉です。お元気ですか?
私は相変わらずフィリピンでボランテイア活動をしながら映画製作やワークショップを行っています。
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「第9回長岡アジア映画祭」で上映した今泉光司監督「アボン・小さい家」。
http://www.ne.jp/asahi/small/home/dvd.html
フィリピンを舞台にした作品ですが、その今泉監督よりメールが届きました。
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2013年11月8日、今泉は北ルソンの山の中で仕事をしていて、台風の影響はあまり受けていませんでしたが、日本からお見舞いのメイルがたくさん届き驚きました。その中にジャズミュージッシャンの梅津和時さんから、被災地のために何か出来ることがあったらやりますよ、と言う申し出をいただきました。台風襲来から17日後に今泉はビデオカメラを持ってレイテ島タクロバン空港に降り立ち4日間取材をし、台風ヨランダが史上最大級の暴風だったこと、最も被害の大きく、多くの人々が亡くなった沿岸には、まるで津波のような高波が襲い家も車も人も吞み込んだ のでした。そしてインタビュー取材を続けて行くうちに、その沿岸は70年前にマッカーサー率いる米軍が再上陸し町も家も教会も壊滅した、その全く同じ沿岸だったことが分かりました。日本とアメリカの戦争に巻き込まれ多くの犠牲者を出しながら、町は壊滅したのでした。あれから70年経って、今度は史上最大の台風が同じ沿岸をまた壊滅させました。レイテ島だけでも1万人以上が亡くなった(公称7000人あまり)と言われ、今だに行方不明者がたくさんいます。
6月後半に今泉は日本で集めた募金で様々な鼓笛隊の楽器を現地で購入し、6つの学校に寄贈しました。その配達の途中で、最も多くの人々が亡くなった沿岸にまだいくつかの学校があったことをが分かり、今回日本の皆様に第2回目のチャ リテーをお頼みすることになりました。そして9月後半には今度は梅津さんも一緒にレイテ島を訪れて、前回楽器を贈った学校の子供達と一緒に演奏をします。どうかご理解いただき暖かいご支援をお頼みいたします。
(FACEBOOK「レイテ島被災地に楽器を贈ろう」参照ください)
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映画祭でこの時に撮影したドキュメンタリー映画を上映してほしいという旨なのですが、
残念ながらもう枠が無くなっており、11月の映画祭では上映できないのですが、
このまま流すにはもったいない話なので長岡市国際交流センター「地球広場」に相談に行きました。
なんとか形にしたいなぁ、と思ってます。
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