早熟

ジャッキー・チェンが息子の薬物事件を謝罪、「自分の育て方が悪かった、恥ずかしい」―中国メディア
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140821-00000027-xinhua-cn
ジャッキー・チェンの息子、ジェイシー・チャンの名前を久しぶりに目にしたと思ったら、
あんまり褒められたものではないものの、
ジャッキー・チェンの華麗な女性遍歴、というか”英雄色を好む”は
子育てに関していかがなものかと、
あれを目の当たりにしてらばさぞ屈折するだろうと思っておりました。
などと書いてて、担当者がもっとも尊敬してる映画人は成龍なので、
やはりこのニュースは残念に思いました。
正直、父親のカリスマに比べて華のないジェイシー、
芸能界デビューと言ってもアクションを売りにするのではないと知り、
当時ガックリきた覚えがありますが、
そのジェイシーの華の無さ、繊細なデクノボウぶりを逆手に取った2005年の香港映画が「早熟」。
高校生の妊娠というキワモノになりそうな題材を、
主人公の心理描写に重きを置いてきちんとした人間ドラマとして見ごたえがありました。
この中でカップルが駆け落ちした先で何もできない彼氏の生活力の無さに
理想と現実を彼女が見てしまうのですが、
ここでジェイシーのデクノボウが俄然リアルに感じられたのは、
さすが「つきせぬ想い」など名作を撮ってたイー・トンシン監督の手腕だと感心していました。
「早熟 青い蕾」のタイトルでDVD化されているいので観て損はない作品だと思います。
この作品は「第12回長岡アジア映画祭」で日本初上映されましたが、
まだ試写会でしか上映したことでないと思う35mmの上映プリントが
とても綺麗だった、と当時の映写担当の方が話してたのが印象に残っています。
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