長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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森下鳰子監督 『冬の真桑瓜』

新潟市生まれの森下鳰子監督より、
長岡アジア映画祭’14で上映される「冬の真桑瓜」について寄稿いただきました。

*11月1日 18時55分より  会場 シアターにて無料で上映いたします。

」「冬の真桑瓜

はじめまして。
初監督作品『冬の真桑瓜』を上映させていただくことになりましたこと、心より感謝いたします。また、新潟を出身地とする監督作品を集めて…とのお話を頂き、思いがけない原点回帰に深々とした心持ちです。

 3.11の後にこの作品を書きました。あれから既に3年。時間は何処の誰彼にも等しく流れていて、また様々な形の悲しみに鎖した心を抱えています。代わってあげることのできない痛みが無傷である者にまた悲しみを生みます。大声で泣きたいこと、叫びたいことがある。けれど、その涙をどれだけ流せば、血を吐くほど叫んだら終わりが来るのか分からない。その不安が悲しみなのかもしれません。
 そんな時「悲しみの大きさ」を決めることができたなら。映像の中にある、マチコが掌に包帯を巻くように、誰かがその傷の場所を束の間一緒に見つめてくれたら。俯いて見つめ続けていた自分の掌から視線は前を向く日が来るのではないか…束の間かもしれないけれど。欲しいものは大きな希望や夢ではなく、掌ほどの自分の視界の収まる、触れることのできる切っ掛けという形を、主人公スズキの少年時代の記憶から現在へと流れ着いた黄色い瓜果に託しました。
 
 散文詩のようだと言われる私のシナリオを、私が監督した映像は1枚の画を繋ぎ合わせた組み画のようなものになりました。これを映画というのか否かはご覧いただくみなさまのジャッジに委ねるばかりです。
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『冬の真桑瓜』

2012年/日本/24分/日本語/BD/カラー/英題“PEPO MELON AND WATCHED WATER”
監督・脚本 森下鳰子
出演 奥山道成 佐藤康平 中田裕一 竹中友紀子 他

リストラの憂き目にあった3人の子持ちサラリーマンスズキは、先の見えない日々を送っていた。あてもなく電車に揺られ、降り立ったホームから滑り込んできた列車にふわり身を投じた!? 夢現つ…そこはスズキが少年時代、長患いだった父親の見舞いに通っていた山の療養所。そこには、妙齢なマチコという保健婦がいた。世の中から弾き出された人たちの話を聞き、ただそっと包帯を巻くだけの女。

*伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2011短編の部大賞。新潟市出身の森下鳰子監督作。

http://www8.wind.ne.jp/isama-cinema/isama2012/isama12/fuyunomakuwauri.html
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