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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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そうだ『デリーに行こう!』



担当者はその昔、インドへ観光旅行に行った際に最初に立ち寄ったのがデリーでした。
以後、10日間にわたってガンジス河やタージ・マハールといった著名な観光地を巡り、
まるっきりこちらの常識が通じない中で、その地その地で出会った人から受けた親切にほろりとしていました。
中でもベナレスから次へ向かう電車がもんのすごい遅れたため、
迷わないようにと一緒に電車を待ってくれた旅行会社の社長の親切には仕事とはいえ心打たれました。

そんなことを思い出しながら見ていたのが今回、上映する「デリーに行こう!」です。
大都会のムンバイから首都デリーまで仕事のため目指した
銀行社長ミヒカがトラブル続きのあげくジャイプールに着陸。
たまたま知り合ったトラブル男とともに珍道中を繰り広げるというロードムービーです。

おそらく高飛車なキャリアウーマンであるミヒカは飛行機と飛行機でしか
悠久の地インドを目にしたことがないと思われますが、
そこへ風来坊を絵にかいたような気のいいトラブル男マヌと
なんの因果か列車やトラック、タクシーにラクダと乗り継ぎ、
そこで出会う人々との触れ合いと目にする大自然で心が癒されていきます。
それはこの映画を目にする観客にも同じ効果を与えるものと思います。

自分のインド旅行のメインの乗り物は列車だったのですが、
途中で停車した駅のホームで買ったタルトのようなお菓子がいまだに忘れずにいます。
インドは基本どこもカレーなんですが、そのお菓子は大変甘く口の中でとろけていき、
あれを超えるお菓子は今も味わってないなぁ、と思ってます。
「デリーに行こう!」にも停車した駅でお菓子を買うエピソードが出てきて思いました。
インドの人って辛口ばかりじゃないと、むしろ甘味がある味わい深い人が多いんだと。

ヒロインは美貌を絵に描いたようなラーラ・タッダなものの、
もうひとりボリウッド映画の十八番ミュージカルシーンに登場するダンサーのセクシーさに陶酔すること請け合いです。

マヌの口癖は「大丈夫、たいしたことない」
映画を観てこの言葉を口ずさめばどんなトラブルを前にしてもなんとかなるような気がしするロードムービー。
世界一の映画大国インド映画は3時間、4時間なんてザラですが、
本作は二時間以内に収まりながら、現在のイキのいいインドの姿を活写させ最後はほろりとさせてくれます。
サスガに映画大国インドの名は伊達ではありません。

『デリーに行こう!』
2011年/インド/120分/ヒンディー語/BD/カラー/英題“CHALLO DILLI”
監督 シャシャーント・シャー
出演 ラーラ・ダッタ ヴィナイ・パダック
配給 Thati Madia Corporaition

ムンバイの投資銀行社長ミヒカは、首都デリーへ向かうために乗った飛行機がトラブルを起こし、手前のジャイプールに着陸。タクシーでデリーへ向かおうとしたところ、同じ飛行機に乗っていた布屋の男マヌが同乗することになり、仕方なくともにデリーを目指す。潔癖症で完璧主義者のミヒカは、行き当たりばったりで大ざっぱなマヌの性格や行く先々で巻き込まれるトラブルに疲弊するが、旅先の風景や人々との触れ合いで次第に頑なだった心が和らぎはじめる。大自然の中で繰り広げられる笑いと感動に満ちたロードムービー。

http://www.bollywoodeiga.com/

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=OwYeupaoMzw
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