長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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高倉健のように

みやもとむさし

本日、高倉健さんの訃報が流れて日本中が悲しみに包まれました。
ある意味、日本人の理想の姿として健さんはいつも大きく聳え立ってたと思います。

担当者の上映会活動で健さんとの接点は
市民映画館をつくる会で1997年に「宮本武蔵 一乗寺の決斗」の上映会を開いてました。
なぜこの作品の上映会が開催されたのか詳細は覚えてませんが、
巨匠・内田吐夢監督が精力を掲げ、中村錦之助の当たり役となった宮本武蔵五部作の4作目
集団相手にクライマックス、二刀流の殺陣でバッタバッタと切りまくる武蔵=錦之助の狂気じみた形相が圧巻で
シリーズ最高傑作との評価も納得の一編でした。
この作品の中で健さんはニヒルな佐々木小次郎を演じてますが、
最終作「宮本武蔵 巌流島の決斗」に繋がるので顔見世程度の出演でありました。

クェンティン・タランティーノ監督が「パルプ・フィクション」の乱闘シーンの中で
日本刀で戦うブルース・ウィリスに脚本で「ケン・タカクラのように」と添え書きしたそうです。
映画の中の八百長破りのボクサー、ブルース・ウィリスはただ日本刀を振り回すだけで、
遥かに健さんの方がカッコよかったのはもちろんでしたが、
古今東西の映画を見まくったタランティーノがあえて、
健さんの名前を添えたことに敬愛の念を深く抱いてることを当時知りました。

それとは別の意味で映画の中の「高倉健のように」筋を通して生きるというのは
トシを重ねるごとに難しくなることを痛感しています。
大きな理想として聳え立ってた健さんが亡くなったとはいえ、
絶対に適わないと思いながらも「高倉健のように」という思いは胸に抱き続けたいと思ったりしてます。

ところで健さんの数多ある作品でリアルタイムではやはり「鉄道員」に泣かされた世代ですが、
旧作をVHSで追いかけてく中「駅 STATION」で
倍賞千恵子さんと健さんが劇中、デートで観てる映画がなぜか「Mr.Boo!ミスター・ブー」!
マイケル・ホイのアクの強いギャグで爆笑する倍賞さんは好感度大で、
これで一層親しくなった二人が結ばれた後に健さんが放つ一言もニヤリとしましたが、
「Mr.Boo!ミスター・ブー」のスタッフにはその後、巨匠となるジョン・ウー監督がいたそうで、
ジョン・ウーは若き日に観まくった健さんの仁侠映画がその後の人格形成に多大な影響を与え、
ついには「男たちの挽歌」はじめ健さんの筋を通す生き方を投影したヒーローを描いたことを思うと、
「駅 STATION」で上映されてたのは何かの伏線だったのかと思ったりしてます。
以上、余談でした。

健さんのまだ見ぬ主演作の中で今も気になってるのが恥ずかしながら
香港ロケをした石井輝男監督作「ならず者」
おそらくジョン・ウーも当時観たと思いますが、
今日、この日に抱いた思いを偲びながらいつか見てみたいと思ってます。

本当にお疲れ様でした。
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