映画 「故郷は緑なりき」 青森県八戸市より 証言2
以前に青森県より2月28日の「故郷は緑なりき」上映会にお越しくださると電話があったと紹介しましたが、
その方より当時観賞した「故郷は緑なりき」について寄稿いただきました。
読んでて身が引き締まりました。ありがとうございます。お待ちしています!
“若くても、年をとっていても、この物語は心をときめかせる内容です。”

映画 「故郷は緑なりき」
私が映画「故郷は緑なりき」を観たのは中学生の頃ですから、もう50年以上前になります。初めて観たときは、感激のあまり映画館に3回位通ったと思います。
原作が富島健夫さんの「雪の記憶」という小説であることを知り、「雪の記憶」を買って、それも今までに3回位読み返しました。
映画の内容も良かったのですが、佐久間良子さんのお下げ髪とセーラー服がとても可愛く印象に残ってます。
高校生になって、市内の女子高校の制服が佐久間良子さんの着ていたセーラー服と同じような征服なので、その女子高校の生徒に憧れたものです。
それから大人になってからも、もう一度「故郷は緑なりき」を観たいと思っておりましたが、ビデオもDVDも販売される事もなく過ぎてしまいました。
2年位前にインターネットでDVDが発売されてないかと検索したところ、何年か前に東京で上映されたことを知り、とても残念に思ったものです。
フィルムが残っているので、DVDになっていないかと時々、インターネットで検索をしていたところ、長岡で上映することを知り、とてもうれしく思っております。
長岡といえば、私は河井継之助と山本五十六の出身地であるということ以外知りませんでしたが、この映画の撮影場所が長岡だということを知り、上映会に参加する決心をしました。
さて、映画についてですが、一部を除いて原作の「雪の記憶」にほぼ忠実に作られていると思います。
50年以上前に観たので細部については記憶が薄れていますが、やはり一番印象に残っているシーンは佐久間良子さんの「雪子」と水木襄さんの「海彦」が出会う列車の中のシーンです。
二人が互いを意識し、時々見つめあうシーンがとても良かった記憶があります。
まだ恋愛経験もなかった私ですが、自分が「海彦」になったような気持ちになって映画を観ていました。
小説のあとがきによると、富島健夫さんはこの小説を1週間で書いたそうです。
そして主人公の「雪子」はぼくにとって永遠の少女であると書いてます。
それは当時この映画を観た私にとっても、同じような気持ちだったと思います。
今では考えられないような恋愛物語ですが、ある作家も一度は書いてみたい物語だと言ったそうです。
若くても、年をとっていても、この物語は心をときめかせる内容です。
出演者では水木襄の友達で不良の「藤田」という役をやった俳優が、とてもいい感じで演じていました。
また佐久間良子さんの姉の役をやった大川恵子さんが良かったです。
東映の時代劇の姫役をやっていましたが、とてもきれいで上品な印象が残っています。
映画は白黒でしたが、オールロケの撮影は白黒の陰影がはっきりとしていて、雪の中を走る蒸気機関車や長岡の街が美しく描かれていました。
あと、すごいと思ったのは二人が列車のデッキ、それもほとんどドアの外で手すりにつかまって、初めて会話をするシーンです。
かなりの速さで走っている列車での、このシーンをどのようにして撮影したのか。
大変困難な撮影であったのではないかと思います。
後に同じ「雪の記憶」を原作にした映画「北国の街」を観ましたが、「故郷は緑なりき」と較べて、あまりの違いに驚くとともにがっかりしました。
「故郷は緑なりき」は主役の佐久間良子さんや水木襄さん以外の演技も自然で、この映画を盛り上げていました。
この映画は私にとっては青春であり、ぜひもう一度観たい映画でしたので、今から長岡を楽しみにしております。
あらためて、この企画を計画されたみなさんをはじめ、関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、映画の上映のご成功をお祈りいたします。
木下良地
その方より当時観賞した「故郷は緑なりき」について寄稿いただきました。
読んでて身が引き締まりました。ありがとうございます。お待ちしています!
“若くても、年をとっていても、この物語は心をときめかせる内容です。”

映画 「故郷は緑なりき」
私が映画「故郷は緑なりき」を観たのは中学生の頃ですから、もう50年以上前になります。初めて観たときは、感激のあまり映画館に3回位通ったと思います。
原作が富島健夫さんの「雪の記憶」という小説であることを知り、「雪の記憶」を買って、それも今までに3回位読み返しました。
映画の内容も良かったのですが、佐久間良子さんのお下げ髪とセーラー服がとても可愛く印象に残ってます。
高校生になって、市内の女子高校の制服が佐久間良子さんの着ていたセーラー服と同じような征服なので、その女子高校の生徒に憧れたものです。
それから大人になってからも、もう一度「故郷は緑なりき」を観たいと思っておりましたが、ビデオもDVDも販売される事もなく過ぎてしまいました。
2年位前にインターネットでDVDが発売されてないかと検索したところ、何年か前に東京で上映されたことを知り、とても残念に思ったものです。
フィルムが残っているので、DVDになっていないかと時々、インターネットで検索をしていたところ、長岡で上映することを知り、とてもうれしく思っております。
長岡といえば、私は河井継之助と山本五十六の出身地であるということ以外知りませんでしたが、この映画の撮影場所が長岡だということを知り、上映会に参加する決心をしました。
さて、映画についてですが、一部を除いて原作の「雪の記憶」にほぼ忠実に作られていると思います。
50年以上前に観たので細部については記憶が薄れていますが、やはり一番印象に残っているシーンは佐久間良子さんの「雪子」と水木襄さんの「海彦」が出会う列車の中のシーンです。
二人が互いを意識し、時々見つめあうシーンがとても良かった記憶があります。
まだ恋愛経験もなかった私ですが、自分が「海彦」になったような気持ちになって映画を観ていました。
小説のあとがきによると、富島健夫さんはこの小説を1週間で書いたそうです。
そして主人公の「雪子」はぼくにとって永遠の少女であると書いてます。
それは当時この映画を観た私にとっても、同じような気持ちだったと思います。
今では考えられないような恋愛物語ですが、ある作家も一度は書いてみたい物語だと言ったそうです。
若くても、年をとっていても、この物語は心をときめかせる内容です。
出演者では水木襄の友達で不良の「藤田」という役をやった俳優が、とてもいい感じで演じていました。
また佐久間良子さんの姉の役をやった大川恵子さんが良かったです。
東映の時代劇の姫役をやっていましたが、とてもきれいで上品な印象が残っています。
映画は白黒でしたが、オールロケの撮影は白黒の陰影がはっきりとしていて、雪の中を走る蒸気機関車や長岡の街が美しく描かれていました。
あと、すごいと思ったのは二人が列車のデッキ、それもほとんどドアの外で手すりにつかまって、初めて会話をするシーンです。
かなりの速さで走っている列車での、このシーンをどのようにして撮影したのか。
大変困難な撮影であったのではないかと思います。
後に同じ「雪の記憶」を原作にした映画「北国の街」を観ましたが、「故郷は緑なりき」と較べて、あまりの違いに驚くとともにがっかりしました。
「故郷は緑なりき」は主役の佐久間良子さんや水木襄さん以外の演技も自然で、この映画を盛り上げていました。
この映画は私にとっては青春であり、ぜひもう一度観たい映画でしたので、今から長岡を楽しみにしております。
あらためて、この企画を計画されたみなさんをはじめ、関係者の皆様に感謝申し上げるとともに、映画の上映のご成功をお祈りいたします。
木下良地
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