鬼灯を上手に鳴らす靨かな

『長岡アジア映画祭・プレイベント』での「ほかいびと」上映翌日、
北村皆雄監督は長岡でせっせと資料集めに没頭したようです。
幕末の長岡藩について井上井月との接点を調査しているようですが、
「ほかいびと」を完成したからもう終わりでなく、
現在も井月を生んだ長岡について徹底的に調べ、
さらに井月についてある仮説を立てて、
謎に満ちた生涯のうち、特に謎めいてる長岡の井月について光を当てようとしてるようです。
北村監督は現在はまた新作の準備をしてるほか、
沖縄の孤島について何十年も記録してるライフワークがあるようですが、
これほどまでに井月に心酔してることにちょっと鬼気迫るものを感じました。
先日は資料集めのコピーをし忘れたので、
長岡市立中央図書館で“長岡郷土史”の戊辰戦争特集からある論文を
コピーしてもらえないかと依頼があり、
そんなことならと喜んで引き受けましたが、
その成果が映像なのか論文になるのか、わかりませんが
成果が実ることを期待したいです。
余談ですが図書館でこの年の長岡郷土史を探してほしいと、
司書の方に依頼したらすぐに見つけてくださったのは、
当たり前とはいえこれも凄いなぁと思いました。
あと同人誌みたいなものかと想像してたら、
立派なハードカバーだったことも。
映画の中でも描かれた伊那での井月の深い沈黙。
その心のうちを長岡に求めて北村監督は今日も資料と格闘してるのではないかと。
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