小説を、映画を、鉄道が走る

新潟)長岡がロケ地の映画、35ミリ映写機で上映へ
長岡がロケ地となった「故郷は緑なりき」(1961年、村山新治監督)が28日、長岡市立劇場で上映される。デジタル機器全盛の中で珍しくなった35ミリ映写機によるフィルム上映で、長岡の美しい風景を楽しめる。
出演は佐久間良子、水木襄、大川恵子、三国連太郎ら。旧長岡駅や大手通り、長生橋などが登場する。
映画批評でも知られる評論家川本三郎さんは、「小説を、映画を、鉄道が走る」(集英社文庫)のあとがきで、作品に触れている。「高校生の時に見た東映の青春映画『故郷は緑なりき』が素晴しかった。(中略)蒸気機関車が走る鉄道のなかでの恋というのがなんとも羨しかった」。2009年に東京・神保町シアターであった鉄道映画特集の作品選定を任され、この作品を真っ先に挙げたことも紹介している。
http://www.asahi.com/articles/ASH2D5J6YH2DUOHB010.html
↑2月24日付の朝日新聞新潟県内版に「故郷は緑なりき」上映会が紹介されたおかげで問い合わせが急増しました。
取材した記者の方は長岡市立劇場や柏崎まで足を延ばしたそうですが、記事の中で「小説を、映画を、鉄道が走る」から引用しているのを読んで川本三郎氏(朝日新聞の記者でもあった評論家)に思い入れがあるんだろうかと思いました。
記事にもあった神保町シアターの特集上映でリバイバル上映されなければ、今回の上映会を開こうという気にもならなかったと思いますが、B級の添え物のプログラムピクチャーというイメージのあった「故郷は緑なりき」を川本氏がきちんと評価していることも本作への信頼が高まった気がします。
思えば担当者が今以上に映画をよく観ていた頃はパンフレットを購入し、よく川本氏のレビューを読んで映画の見方を教えてもらったような気がしてます。
最近はキネマ旬報の高倉健さん追悼号の特集のために寄稿された批評よりも、同じ号で川本さんが連載で書かれた健さんの魅力の本質のほうが読み応えがあったと思いました。
そして「男はつらいよ」シリーズで寅さんが訪れた全国のロケ地を自ら足を運んだという旅好きの方が、この「故郷は緑なりき」を支持しているのはとても心強く思ったりしています。
なかなか時間が作れず読書できる時間もありませんが上映会が終わったら「小説を、映画を、鉄道が走る」を読んでみようと。
また朝日新聞のほかに現時点で担当者が把握した「故郷は緑なりき」上映会をご紹介いただいた媒体は毎日新聞、読売新聞、長岡新聞、速報社、週刊よみうり、柏崎日報、柏新時報、市政だより、n-assh、ナジラビ、月刊タウンにいがた、KOMACHI、week!、キャレル等々、把握してない媒体もあるかと思います。すみません。
そしてHP、ブログ、フェイスブック、ツイッターなどでご紹介いただきました方々、さらに口コミで広げていただいた方々、さらにさらにポスター掲示やチラシ設置などにご協力をいただきました方々などありがとうございます。
長岡ロケ映画 「故郷は緑なりき」上映会
*日時 2015年2月28日(土)
①11時~ ②13:30分~
*会場 長岡市立劇場 (新潟県長岡市幸町2丁目1番2号)
*入場料 前売 800円、 当日 1000円
プレイガイド 長岡市立劇場/リリックホール/文信堂長岡店/アオーレ長岡 市民協働センター/でくのぼう/キャラメルママ/カーネーションプラザ/豆腐屋わむ/ブックス長谷川/西時計眼鏡店(長岡市) みずすまし(三条市) えとせとら(柏崎市) シネ・ウインド(新潟市)
*上映後 15時30分~16時30分 35mm映写機に触れるワークショップを開きます。
ご希望の方は問い合わせ先までお申し込みください。(先着10名)
*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。
主催・問い合わせ・ワークショップ申込先
長岡アジア映画祭実行委員会! 電話09045204222
mail nagaokatsukurukai@gmail.com
スポンサーサイト
| 未分類 | 16:26 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑