映画「日本と原発」長岡上映会にて

3月8日映画「日本と原発」長岡上映会。
担当者はお手伝いに参加しましたが、いきなり映写を任されてしまい、あたふたしながらもなんとか乗り切ることができました。
1回目、2回目の上映ともに満席となった長岡上映会。
本作を観ながら大変興味深く思ったのは監督も兼ねた河合弘之弁護士のこと。
脱原発の弁護士というと草の根など清貧なイメージがありますが、
資料を読むとバブル期に相当、際どい弁護を引き受けかなり高額の訴訟でほぼ負け知らずとして名を馳せたようで、自らナビゲーターとして画面に登場する河合弁護士の姿や言葉の端からアクの強さを感じたりしましたが、
ホワイトボードの前に立ち原発推進派の論理をことごとく論破していく姿はとても痛快に映りました。
小出裕章、古賀茂明、飯田哲也といった脱原発の論客にストレートに疑問をぶつけ答え引き出す姿、原発事故の被災者の悲しみと憤りに対しては誠意をもって寄り添い言葉を丁寧に掬い取り、そして放射能にまみれた飯舘村を訪れて「国敗れて山河なし」という言葉を吐いて、こんな事態を起こした張本人の東電、そして被災者を置き去りにして東京オリンピックへと邁進する日本政府の姿勢に明快にNOと突きつけていきます。
観ながら福島の原発事故が、そして脱原発が風化されていく危機感の中で河合弁護士の行動していく姿がとても頼もしく感じたりしました。
映画「日本と原発」の県内上映会は今後、以下のスケジュールで開催されます。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-658.html
問題点ばかり羅列するのではなく。きちんと未来への提言も収めておりとても見ごたえがありますので、お近くで上映される際はぜひと足を運んでいただきたいと思います。
映画「日本と原発」公式HP
http://www.nihontogenpatsu.com/
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