長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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SHORT SHORTS FILM FESTIVAL&ASIA 2015レポート 映画祭巡礼記

S東京特派員の映画祭巡礼記。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-743.html
今回は↑こちらでご紹介しましたショートショートフィルムフェスティバル&アジア2015です。
http://www.shortshorts.org/2015/

「チェイン/CHAIN」の細井尊人監督、「冬のアルパカ」を原田祐司監督とともに撮影してた加藤大志監督作もご覧になられた他、「オアシス」の名女優ムン・ソリも!
レポありがとうございます!!

会場のひとつ、ラフォーレミュージアム原宿

今年も開催されたショートショートフィルム&アジア2015に行ってきました。
今年の上映本数は約200本!
日本最大の短編映画の映画祭です。
ただ、毎年思うのですが数が多すぎてぜんぜん見れません。今年も20本ぐらいしか見れませんでした。ぜいたくな悩みですが…
さて、その限られた中ではありますが、印象に残った作品の感想を書いていきたいと思います。

「海の上の宮殿」ヒロインがさまよう真昼の無人の街の情景がなんとも魅力的。よくこんな風景をみつけたものです。監督のミディ・ジーは大阪アジアン映画祭で「アイス」「貧しき人々」が上映されています。出演もウー・コーシーとワン・シンホン。ずっとこのトリオのようです。

「女優魂」監督は韓国の女優のムン・ソリで、役は自分自身。仕事がなく、友人たちと山歩きに行くとそこでプロデューサーとばったり。新作への出演を依頼されるが聞いてみると大学生の息子のいる母親役。食事をしているとファンだというプロデューサーの知り合いの中年男に同席される…実体験を元にしてるんじゃないかと思うほど自虐ネタエピソードをユーモラスに描いた。

「殺し屋」韓国のスター俳優チョン・ウソンの監督作品。なかなか標的を殺せない殺し屋というのはありがちな話ですが、なんといっても主人公の殺し屋を演じた俳優の存在感が抜群。あまり韓国映画で見たこと無いタイプ。老人の肉体を執拗に撮ったりと監督チョン・ウソンのやりたいことが感じられる作品でした。チョン・ウソンは今回のコンペの審査員でもあるので本人と一緒に作品を見るトークショーもありました。

「人間の形」ノ・ドヨン監督。アメリカのテレビ映画シリーズ、「トワイライトゾーン」のエピソード「みにくい顔」にインスパイアされたもので、CGではなくスペシャル・メイクを使ったり作りこんだ雰囲気のある映像など楽しみました。誰もが整形している社会というのもブラックでいいです。

「キミのモノ」レザ・ファヒミ監督。ふたりの子供が村中のモノがすべて自分のモノだと主張する。こどもっぽい言い争いと、仲直りするまでを描いた映画。子供のころの日常を思い出させるような作品。イランは暑いという先入観がありましたが映画の季節は秋で枯葉が舞う寒々しい風景なのがとても印象的でした。

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「ブラインド・テイスティング」出演のみなさんと細井監督(左から2番目)

「ブラインド・テイスティング」細井尊人監督。なにやら上流階級だけの秘密の競技会で行われるテイスティング大会。決勝に残るのは誰か?短編映画の魅力にあっと驚くようなアイディアを見せることがあると思いますがこれなどはまさにそうした作品で、核になるアイディアはひょっとしたら私が知らないだけで先行例があるのかもしれませんが、もしなかったらかなり独創的。このアイディアを元にリメイクや長編化ができるんじゃないかと思いました。

「きらわないでよ」加藤大志監督。クラスでいじめにあっている男子が気になる少女が傍観者の立場から一歩を踏み出す。意外な結末が待っている青春映画。加藤監督は最近は撮影を担当することが多くて、監督作品は久しぶりで張り切りすぎて40分を越えてしまいコンペの規定にあわせるためだいぶ短縮したらしいのですがそのため短編ながら登場人物も多く、映画に厚みがあったと思います。

今回はコンペ作品のほかに「東南アジアのショートフィルムの現状と展望」と題するシンポジウムにも参加して海外の映画製作者の声も聞くこともでき、短編映画の世界にどっぷりとひたることができました。
上映する機会も限られているためなかなか苦労が多いのが短編映画ですが、長編とはまた別の魅力を持つ映画の形式なので、この映画祭、またほかの短編映画祭を通じてその魅力に触れていってほしいと思います。デジタル化、シネコン化で映画が多様化する現在、短編映画はこれから注目のジャンルになるような気がします。
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