長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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星条旗よ永遠なれ



♪私があなたに ほれたのは  ちょうど 十九の春でした
 今さら離縁と 言うならば  もとの十九に しておくれ

担当者が一番好きな沖縄が舞台の劇映画は「ナビィの恋」です。
今回、「標的の村」を準備している中で久しぶりに見返しました。

海と花に囲まれ楽園のように映る南国の島にて、
ずっと待ち続けた想い人と駆け落ちしてしまうおばあちゃんの話。
1999年公開とあり、もうそんなになるのかと。
今回見返してもおもしろさは変わらず、
やはり海の彼方のニライカナイへと想い人と消えてしまうあばぁの姿に唖然としてました。

確か監督が公開当時のインタビューで沖縄の離島に住む普通の素朴なおばぁと会ったら、
後で人から若いころに波乱万丈な大恋愛を経験したおばぁと聞かされ、
それを基にしたようなことを話してましたが、
年をとっても決してさめない恋心を描いた作品として、
これからも愛される映画ではないかと思います。

ユタの教えが全てを決める古い因習と、
多様な人物が住み音楽を奏でミュージカル映画のような明るさが交差している舞台の中で、
当時も今回もやはり気になったのは、
おばぁを愛する牛飼いで下ネタを連発するおじぃが合間に三線で弾くのが「星条旗よ永遠なれ」

おじぃを演じた登川誠仁は実際に三線の名手で沖縄芸能人の中でも大変尊敬されてた方だそうで、
その早弾きから“沖縄のジミヘン”と呼ばれてたほど。
ジミヘンと言えばウッドストックコンサートで披露した「星条旗よ永遠なれ」がベトナム戦争に突き進んでる
アメリカ国家を痛烈に批判した名演で今も伝説となってますが、
若いころに米軍基地で働きながら物資を横流ししてたというエピソードを持つ
沖縄のジミヘンの「星条旗よ永遠なれ」には深い意味があるんだろうかと。

この映画でおばぁの19歳の恋を引き裂いたのは戦争前のユタの教えという理不尽なものの、
沖縄戦の影が楽園に差さない中で、
唯一この沖縄のジミヘンが爪弾く「星条旗よ永遠なれ」が、
強烈な風刺として今回も耳に残ったりしました。

あとマイケル・ナイマンと登川誠仁御大のコラボとなるエンディング曲は、
当時以上に贅沢な曲で聴いてて震えてしまったりと。

しかし星条旗を永遠に翻すために、どれだけの人が迷惑を今も昔も被っているのかと。
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