鎌仲ひとみ監督なしでは生きてゆけない

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未来を考える会・三条主催「小さき声のカノン」燕三条上映会に鎌仲ひとみ監督がトークセッションで来場。
手伝いのハズがチラシ配布と前売券売りにと赴き、その後の懇親会にも参加させていただきました。
トークでは3,11から4年目。
チェルノブイリの例で言えば病気になる子どもの双曲線が増えるので、
4年間の被ばくの積み重ねで病気のつぼみだったのが花が開こうとしてることに危惧し、
映画で取材した保養の意義を説いていました。
政府は一切記録を残そうとしないため、
私の映画は記録を残す意味があると。
ともかく子どもの人権がないかしろにされてることへの怒りと、
被ばくをしている子どもがたくさんいることを知ってほしいと。
「子どもたちを被ばくから守りたい」
懇親会では福島での子どもたちへの取材でかなり理不尽な思いを何度もしたようで、
何度もその言葉が口から出てきました。
ちなみに三条では現在、バイオマス発電工場の誘致を巡って不穏な事態が進行されていると、
同席した市議会議員さんから聞かされて関心を持ったようでした
発電に使われる木質チップが福島の被ばくした森林を使うのではないかという懸念、
燃やすと当然、周辺地域が汚染してしまうおそれがあり、
震災がれきの受入問題が再燃するような気もしました。
とはいえ宴席では鎌仲ひとみ監督が映画監督になるまでの道のりが自身の口から語られ、
幼年期から波乱に富んだ人生だったようで、一同聞き入り今の姿に納得できました。
大学時代に映画サークルに誘われ現場に入ったら自分に合ってると確信し道を決めたそうですが、
水俣病を撮り続けた土本典昭監督に可愛がられたようで、
「君は反核を生涯のテーマにしなさい」と言われたそうで、納得できるものがありました。
担当者は自己紹介で
「以前、長岡にお招きした時に大変魅力的だったので愛の告白をしました」
などと、話そうとしたものの、その最中に邪魔が入ってしまい、いつもこうだようなぁ、と。
笑いながら鎌仲監督はこちらを
「映画にとって必要な人」と言っていただき、滅相もないと思いながらも大変光栄でした。
ちなみに担当者と同世代の未来の生活の会・三条の代表も
鎌仲監督に魅了されてしまい、あぁライバル出現かと。
時に声高く、怒りを口にしながらも終始笑顔で、
人の話に聞き入り、そして自らの言葉で臆することなく意見を述べてとても魅力的で
今回も魅了されてしまいました。
そして何よりお話ししするとこちらも間違いなく元気がもらえました。
相変わらず忙しいようで、皆さんと懇親を深めながらも日帰りでしたが、
また全国各地を飛び回って、その地で人々を魅了していくんだと思います。
映画つくりの原動力としてこの日も話してましたが、
初監督作「ヒバクシャ」の撮影で出会った
劣化ウラン弾の被ばくで犠牲となったイラクの少女の「私を忘れないで」という声。
その声に忠実にこれからも鎌仲監督は映画つくりにまい進していくハズです。
「小さき声のカノン -選択する人々」 HP http://kamanaka.com/canon/
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