長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015 映画祭巡礼記

S東京特派員の映画祭巡礼記。
今回は7月18日から7月26日にに開催された埼玉県川口市の『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015』です。
http://www.skipcity-dcf.jp/
少し前に届いてましたが、ようやく掲載できます。
ありがとうございます。

またS特派員は帰省された折に『標的の村』長岡上映会の映写を引き受けてくださいました。
こちらもありがとうございます。


*オランダ映画「ペインキラーズ」のテサ・スグラム監督。作曲家志望の青年が主人公のほろ苦い青春映画。

今年もSKIPシティ国際Dシネマ映画祭に行って来ました。
いちおう説明しますとDシネマとはデジタル・シネマのことです。
いまや映画はほとんどデジタルですがこの映画祭が始まった2004年は撮影現場はかなりデジタル撮影が増えてきたとはいえフィルム撮影の映画も多く、映画館での上映はまだほとんどフィルム上映。
そこでフィルム撮影・上映の映画と区別するためわざわざ「Dシネマ」と映画祭の名前に入っていたわけですね。
撮影から映写まですべてデジタルの作品のみを上映する映画祭というのは現在の状況を先取りしている、先見の明があった、といえそうです。
とはいえその後もデジタル化はあまり進まなかったんですが(特に映画館は)、一気に状況が変化したのは2010年の「アバター」以降でしょうか。
それからは2013年ごろにはデジタル化しない映画館は生き残れない、などという話題が出るほどで、あっという間にフィルムは廃れ、映画はデジタル撮影、上映の時代になってしまいました。

ハンガリー映画「牝狐リザ」のカーロイ・ウッイ・メーサーロシュ監督。
*ハンガリー映画「牝狐リザ」のカーロイ・ウッイ・メーサーロシュ監督。

ではほぼ新作のすべてがデジタルになった現在わざわざDシネマのみを対象にするSKIPシティ国際Dシネマ映画祭の役目は終わってしまったんじゃないか。
そんな疑問も出そうですがデジタルシネマはまだまだ発展途上の分野。
2Kから今度は4K、さらに8K、映像のフレーム数も24コマから48コマ、60コマなんて話も出ています。
つまりまだまだこれから技術の進歩によって変わってくるジャンルなわけです。
Dシネマ映画祭は「デジタル」という技術に着目した映画祭なわけですから、その最先端を紹介する場として期待したいと思います。

「短編2」の監督と出演者の皆さん
*「短編2」の監督と出演者の皆さん。右から「あの残像を求めて」隅元博樹監督、主演の加藤紗希さん、「空っぽの渦」の湯浅典子監督、主演の石戸香穂さん、「不旋律のソナタ」の岡元雄作監督。

またこの映画祭はメインの長編コンペが新人監督が対象なので基本的に日本で初めて紹介される作品ばかりだし、ふだんあまり見ることの無い地域の作品も多くどれも新鮮なのが魅力。
私が見た範囲内での印象ですが娯楽性、芸術性がそろった、単純にいい映画、感動できる映画が多いのがコンペ作品の特徴でしょうか。
一般上映される作品も増えていて、今年のグランプリ作品「ビヘイビア」などもたぶん公開されるような気がします。
もちろん大阪アジアン映画祭で上映された怪作「牝狐リザ」なんていう作品もあり、一筋縄ではいかないラインナップですが。

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*「ビヘイビア」のプロダクション・マネージャー、エステル・マセロさん(中央)

最後に付け加えると、使う道具はフィルムからデジタルに変わっても、「暗闇でスクリーンに投影された映像を見る」という映画自体の定義は変わってないわけで、上映クオリティにもこだわっているのがすばらしいと思いました。
特に今回感動したのはメイン会場の映像ホールの上映で、短編の上映時にビスタ、シネマスコープとサイズが違う作品をちゃんとスクリーンサイズを変更して上映していたことです。
デジタル以前からある映画のフォーマットをきちんと受け継いでいる、フィルムを時代おくれのものと切り捨てないという意思の表れのように思え感動してしまいました
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