ココロ、こころ、心に届け

小林三四郎さんのフェイスブックの記事を読み、今日で若松孝二監督が亡くなって三年かと。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-174.html
↑こちらに訃報を知った翌日の担当者のフェイスブックの記事を掲載してましたが、
あの時は沢山の人の裏の顔と薄情さを知って打ちのめされ失意のどん底のさなか、
マイナス30度の倉庫の中の作業仕事をしており、休憩時間に携帯のネットニュースで
お世話になった若松監督の訃報にただただ無力感に魘されておりました。
それでも自分がどこかで誇りに思ってたのが先の記事に触れてあったように、
若松監督に有無を言わさず怒られたこと。
数々の修羅場をくぐった監督の怒鳴り声は冗談の入る隙もなく戦慄のみでした。
以後、『第15回長岡アジア映画祭』での「キャタピラー」の上映を巡って
矢面に立ってここには書けないような若松監督の傍若無人なふるまいに翻弄されながらも、
しまいには電話で冗談を言えるような間柄になり、
若松監督を招いての上映日の後の打ち上げで若松組の席にご指名がかかり、
内心嫌々ながら隣席に座って監督の話を聞いてたこと、
どんな話かは思い出せませんが、
こちらの要望の翌年の新潟ロケ映画の見学希望については
監督は覚えており、しっかりと見学させていただいたのは良い思い出でした。
何よりもきちんと約束を守ってくれたことが嬉しかったです。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1288.html
この体験があったから、どこかで負けん気と監督が励ましてくれるような気がして、
なんとかこのブログの記事が書けるまでになったかもと思ったりしてます。
画像は以前、「キャタピラー」を公開した某映画館のロビーにあった若松監督の色紙。
この時に観た映画は素晴らしい作品でしたが、
客席にはこちらを考えなしに罵倒した人間がいて本当に嫌だったのですが、
この色紙を目にして監督が「お前、がんばれよ」と言ってくれるように思ったりしました。
最近も決して楽しいことばかりでなく、
不愉快なことが続いたりしたりしてますが、
今日の命日に改めて若松監督から怒られたことを誇りに思いたいです。
それにしても東日本大震災の原発事故のあんまりな姿に怒り、
次回作と公言していた『東京電力』をテーマにした映画はどんななんだろうと夢想します。
今も生き続けてたら“怒り”続けてただろうと。
忘れるな、忘れるな、
決して戦争だけではないように今、読んで感じたりします。
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