長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

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悪い男

yjimage BADGUY

「やくざ風情が何が愛だよ」

ヨン様に似た男とデートの待ち合わせしてるにも関わらず、
いきなり鋭利な刃物のような眼光のヤクザな男に強引に唇を奪われた女子大生。
その後に男は彼女を陥れて売春街に叩き売って堕としていく…

まずありあえない設定にも関わらず、この先がヤクザな男と娼婦として堕ちていく女の純愛映画として展開してしまう、
鬼才 キム・ギドク監督の傑作『悪い男』

担当者はこの鬼才の作品群の中で最も好きな映画に挙げてます。
あんまりなストーリーなので女性から非難ゴーゴーのような気がしたのですが、
この映画を観てキム・ギドク映画が好きになった、関心を持ったという女性ファンを何人か覚えているので、
ありえないながらも“純愛映画”という部分に惹かれてしまうのかと思いました。

それで『レッドマリア それでも女は生きていく』を見てて、
あっ、と思ったのがここに出てくる韓国の風俗街が『悪い男』の中で、
女子大生が売り飛ばされる街並みだったことでした。
もっとも韓国の風俗街は両方の映画のような売春宿が存在し、
『悪い男』は低予算のキム・ギドク映画にしては珍しくセットだったので、
同じ舞台ではないでしょうが。
『レッドマリア』の中ではこの風俗街が撤去されることに、
従事するセックスワーカー(意味についてウィルながおかの職員さんに今更教えていただきました)達がサングラス姿で生きる権利を声高に叫ぶデモの様子が映し出されてます。

『レッドマリア』の中では目を背けたくなる境遇に置かれた女性たちに
女性監督自らキャメラを向けて連帯を示し、不当な風向きにも怯むことのない女性たちが次々と登場させて、
これが同時代で三つの国で起きてることを並列に見せながら、
「それでも女は生きていく」姿を讃えていきます。

しかし男の幻想と妄想でもあるファンタジーといっていい『悪い男』、
他にも『サマリア』『魚と寝る女』と“売春”がテーマとなると俄然強めで傑作を生み出してしまう
キム・ギドクの映画をバリバリのフェミニストであると思うこの『レッドマリア』のキョンスン監督はどう思っているのか。
野暮を承知で気になりました。

「やくざ風情が何が愛だよ」
『悪い男』の名セリフですが、今もあのシーンにはシビレてます。

*「レッドマリア それでも女は生きていく」上映会
11月28日(土)14時~
会場 まちなかキャンパス長岡301号室
入場無料

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-903.html

*「千年の一滴 だし しょうゆ」上映会
12月23日(水・祝)
会場 アオーレ長岡 市民交流ホールA
有料上映

http://www.asia-documentary.com/dashi_shoyu/
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