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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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雪国木羽屋根物語~新潟県松之山町~



昨日書きましたが先日亡くなった姫田忠義監督に柴田昌平監督は無給でいいからと直訴し、
姫田監督が設立した民族文化映像研究所(民映研)で学びながら映像を作りつづけたようです。
「ご飯よりもいかにフィルム代にまわせるか」に神経を注いでたと、
笑いながら当時の苦労話を柴田監督は振り返ってました。

また以前の長岡アジア映画祭で監督作「土徳~焼け跡地に生かされて~」や
「雪国木羽屋根物語~新潟県松之山町~」を上映した
青原さとし監督も姫田監督に師事、柴田監督の先輩にあたるそうです。

「雪国木羽屋根物語」は”かやぶき”でなく”木羽ぶき”という独特の屋根を
修理する木羽職人・倉重徳四郎さんの貴重な仕事を撮影したもの。
失われゆく日本の貴重な民族文化を映像に残すという、
姫田監督の志を受け継ぐ作品だと思います。

http://dotoku.net/dotoku/koba-kaisetu.htm
その後、小林茂監督が現在も撮影中の「風の波紋」を松之山で撮ることになり、
撮影のお邪魔した折、「雪国木羽屋根物語」の中で倉重さんの助手のような形で、
仕事を学ぶ方が「風の波紋」で焦点を合わす人だったり、
またその方の仲間で東京から移住した女性がやはりかつて民映研に所属し、
「雪国木羽屋根物語」はその方と青原監督の繋がりで制作されたと知りました。
後になってこういうエピソードを知ることがよくあり、
映画は縁なものと思ったりします。

その方の松之山の自宅に姫田監督は招かれ、
代表作「越後奥三面」の上映とともに集落の人と語り合ったそうです。
すでに車椅子だったそうですが、こういった活動をおそらく生涯に渡って貫き通したであろうと想像すると畏敬の念を覚えます。

青原監督、柴田監督もその志を継承し、映画上映にはなるべく立ち会う姿勢は素晴らしいといつも拝見しています。
これからもご活躍を期待します。

などと偉そうなことを書いてますが、
恥ずかしながら姫田監督の代表作「越後奥三面」はまだ未見です。
ただ映画は縁なものなのでいつか成就できる思ったりしてます。
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