長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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フードバンクにいがた 長岡センター

「わたしは、ダニエル・ブレイク」サブ(小)

三年前くらいになるでしょうか。
ながおか市民協働センターが発行する“らこって”に上映会のチラシ組み作業で、
他の団体から来た方が五藤利弘監督の応援をしているとうことで、
こちらに関心を持って話しかけてきました。

「フードバンク新潟 長岡センター」の代表の方でしたが、こちらはまだ今ほど“フードバンク”が浸透していなかった頃なので、そもそもフードバンクとななんのことか?
とその方の話を聞いてたことがありました。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』の主人公ダニエルは大工職人として仕事をしながらも、病気のために失業、給付金を受けようとするものの複雑な制度の前に立ち往生しているところへ、
子ども二人を抱えたシングルマザーのケイティが現れ互いに助け合っていきます。
普通ならダニエルとケイティが燃えるような恋愛を経て結ばれるような気がしますが、ケン・ローチだけにそんな甘っちょろい方向へ行くはずもなく、さらに困難が待ち受けるのですが、映画の中で押し迫る貧困からケイティがフードバンクへと足を運ぶシーンが出てきます。

欧米ではすでにフードバンクの拠点に行けば特に審査もなく食べ物を得られるようなんですが、そのフードバンクに入るために結構行列を作っているので、まだこのような形では実施されてないと思う日本からすればかなり驚かされました。

それで今回、先にお会いした“フードバンクにいがた 長岡センター”の代表の方に相談し、6月3日の上映会にご家庭にある保存可能な食材(お米、缶詰、カップラーメンなど)をご持参し寄付いただいた方は当日料金1300円のところを200円に割引して映画を観賞できるようにしたいと思います。
いただいた食材は“フードバンクにいがた 長岡センター”を通して食料が必要としている団体などにお送りすることにいたしました。

あわせて上映前にこの代表の方に“フードバンクにいがた 長岡センター”の取り組み、活動についてお話ししていただきます。
正直、大変意義があるとともに労力のかかる活動で頭が下がる思いで聞いていました。
お客様にぜひ活動を知っていただきたいと、今回企画いたします。

前売券は明日発売を目指して取り組んでおります。

フードドライブとは
家庭にある保存可能な食材(お米、缶詰、レトルト食品、調味料など)を募り、食品を必要としている福祉施設や性格困窮者支援団体等に寄付をする為の活動です。

フードバンクにいがた公式HP
https://www.foodbank-niigata.org/

© Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2016

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被爆ピアノ 感謝胸に弾く  「わたしの日報抄」優秀作品



映写担当の方より昨日の新潟日報に被爆ピアノを弾いた方の投稿が掲載されてると教えてもらいました。
てっきり窓欄かと思いましたら春の新聞週間にあわせて新潟日報が募集したコラム「わたしの日報抄」で受賞した作品のひとつとして掲載されてました。
560編の中から選ばれた15本のひとつだそうで書かれた朝倉さんはご家族が見守るなかで「トロイメライ」を弾かれてました。
受賞作を書き写してご紹介します。

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被爆ピアノ 感謝胸に弾く     朝倉志保子

昨秋、念願が叶って広島の原爆ピアノに出会うことができた。それも演奏者として。思ってみもないことだった。

長岡出身の映画監督五藤利弘氏が被爆ピアノを題材とした映画を作成するにあたり、自身の出身地である長岡のキリスト教会で演奏が開かれることになったのだ。たまたま新聞の地方版で目にした演奏者募集の記事。とても自分が選ばれるとは思えなかったが、思っているだけでは夢の扉は開かない。家族の後押しもあり、日頃思っている平和への思いを便箋にしたためて応募することにした。

幸運にも演奏者に決まり心待ちしていた当日。極度の緊張で指は震え被爆ピアノとの対面を落ち着いて慈しむ余裕はなかったが、心の中は感謝の気持ちであふれていた。

被爆ピアノを積んだトラックの運転と調律を一手に担う矢川光則氏に対しては言うまでもなく、私に幼い頃からずっとピアノを教えてくださった先生。戦争のない日常がいかに尊いか日々の授業で説いて下さった高校時代の恩師。本屋に行くと私が望む本をいつも買い与えてくれた今は亡き父。挙げればきりがないほど多くの方々の結びついて私は今、被爆ピアノに座っているのだと感じた。

今話題の吉野源三郎著「君たちはどう生きるか」を読んだ。私のその思いは、人の結びつきを発見した主人公コペル君と同じだ。私も自分がやるべき小さなことを真摯に成し遂げて、いつか地球の裏側の誰かにも届けたい。

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♪あの桜の木 花が咲くとき あなたと離ればなれなの?



現在進行形の話なのであまり詳しくは書けないのですが、
某所で16㎜フィルムの山に交じって35㎜フィルムが保管されており、
所有者がこんなのがあると、とある人に教えました。

フィルムが収められてる缶には日本の著名なスターと作品名が書かれてあり、
結構貴重な代物のようなので、映写して観てみたいとなったもののここで問題が。

もう県内には35㎜の映写機を常設してるのはシネ・ウインド、高田世界館、そして長岡市立劇場にしかないこと。
はたしてこういった昔のフィルムを上映してみたいからと依頼しても映写させていただけるのだろうかと。

こちらには市立劇場で上映会を開いたことがあるので、
とりあえずあたってみると言いましたが、普通に考えたらタダでは貸してくれないだろうなぁと。
何かこんな形で35㎜フィルムが上映できないか、いい方法はないものだろうかと。
とりあえずそのフィルムがきちんと映写できるのかつて映写技師さんだった方に見てもらうことになったそうです。

ちなみに現在改装中で休館している長岡市立劇場は7月に再開それるようです。
幸い35㎜映写機は残していただいてますが、
リニューアルに合わせて様々なイベントが開かれるようですが、
強く後悔しているのが、せっかく35㎜映写機があるのだから、
長岡市主催でフィルム上映会を開くことを提案するべきだったことでした。

借りてやればいいかという意見もあるかと思います。
『故郷は緑なりき』は助成金をいただいて上映会を開けましたが、
『栄光の黒豹』は自力でやったものの力及ばず赤字になりました。

なかなか開催するのは難しいのが正直なところなのですが、
でもせっかくまた貴重な映写機を残しているのだから35㎜フィルムで上映会したいよなぁ、と
福島江の桜を見ながら思ってました。

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新宿書房 『そっちやない、こっちや ―映画監督・柳澤壽男の世界』



劇映画から記録映画、そして文化映画、PR映画を経て、福祉ドキュメンタリー傑作5部作へと、戦後映画史を横断したドキュメンタリー映画監督の巨匠、柳澤壽男。
浦辻宏昌による評伝、柳澤自身の文とエッセイ、柳澤の助手を務めた小林茂監督へのインタビュー、柳澤映画の評論や映画評(白井佳夫/鈴木志郎康/最首悟/深田耕一郎/鈴木一誌/蓮實重彥)、座談会(山根貞男/鈴木一誌/岡田秀則/浦辻宏昌)を通して、ドキュメンタリスト・柳澤壽男の全貌を明らかにする。
巻末に詳細な柳澤壽男フィルモグラフィ、表題の映画『そっちやない、こっちや』の採録シナリオ、参考文献、年譜を収録している。

http://www.shinjuku-shobo.co.jp/new5-15/html/mybooks/473_Sotti.html

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1761.html
↑こちらで小林茂監督の師匠・柳澤壽男監督の特集上映が二月に渋谷で開かれたことをご紹介しましたが、
それにあわせて柳澤監督の全容に迫る書籍も発売されたことをタイミングがズレましたがご紹介します。
もちろん小林茂監督へのインタビューも収録されているようです。

ちなみにこの本を発行している新宿書房の方より、このブログを見つけてメールが届き教えていただきましたが、
次はまた意外な監督に光をあてていて驚かされました。
来月ゴールデンウィーク明けに発売されるそうで、その頃にまたご紹介します。
この出版社はそれまで知りませんでしたが(すみません)、ホントに快挙です。

新宿書房
http://www.shinjuku-shobo.co.jp/

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四月の雪



昨日の朝、新潟県内では桜の季節なのに意外と激しく雪が降りました。

『四月の雪』で思い出すのは、ちょうど6年前の同じ時期、4月7日に『この空の花 長岡花火物語』が県内先行公開され、大林宣彦監督の舞台挨拶があるのでTジョイ長岡に足を運びましたが、この日はよく覚えているのですが、まさに季節外れの雪でした。

この時の舞台挨拶のことを↓こちらに書いてましたが

3月11日を受けて私の体験したことの全てを映画にしよう
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1776.html

結構、バカなことを書いてたと読み返して思いました。

「今度は長岡の冬の魂を映画にしたい」
4月の長岡の雪を目にして大林監督はこんなことを話してましたが、今でも実現してほしいと思います。

あと大林監督の作品に伊勢正三の名曲を映画化した季節外れの雪が降る『なごり雪』がありましたが、イメージとして四月よりも三月のように思いますが、どうなんでしょうか。

もうひとつヨン様とソン・イェジンという美男美女が共演したそのものズバリの『四月の雪』というメロドラマがありました。
確かシネマチャオで公開されて、ヨン様よりも『八月のクリスマス』のホ・ジノ監督の新作ということで観に行きましたが、この監督の持ち味“行間を読む”がまた終始味わえたものの、今回のテーマは韓国では日本以上に人目が厳しいという不倫なので美男美女も終始うつむきがちだったことが印象深く思いました。
ただラストーシーンは劇中で「ありえない奇跡」という意味だったような“四月の雪”が降り積もる中で、(そうかこちらも日本以上に滅多に『四月の雪』は降らないのかと)この先二人が手を取りあって日常を捨てていくことを匂わせるラストシーンに痺れたものでした。

が、最近になって本作のディレクターズカットがあると知り、それはラストシーンが違うそうなんで、まさにそれは蛇足ではないかと思った次第です。

以上、昨日の『四月の雪』の中を行く中でそんなことを思ってました。

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6月3日 『わたしは、ダニエル・ブレイク』長岡上映会



“今 私たちの世界は危機に瀕している
映画の伝統の1つは世の中に異議を唱え
巨大な権力に立ち向かう人々に代わって
声を上げることだと信じている”

次回上映会に第69回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)を受賞したケン・ローチ監督のイギリス映画
『わたしは、ダニエル・ブレイク』を6月3日(日)19時よりアオーレ長岡市民交流ホールAにて上映いたします。

病気のため仕事が出来なくなった大工職人ダニエル・ブレイクと二人の子供を抱えて生きるシングルマザーのケイティが
互いを支えあいながら生きようとするも行政のセーフティネットから零れ落ちていく姿を痛烈に描いていきます。
80歳の老監督は貧しくとも人間の尊厳とともに誠実に生きようとしているのに、
なぜ普通に生きていくことさえできないのか、本気になって怒りを込めて映画を撮っています。
格差や不平等、政治の欺瞞が臆面もなくまかり通るこの世界に怒りをこめて映画を撮った
ケン・ローチ監督への敬意とともにこういった形で声を上げて上映したいと思います。
もちろんイギリスだけのお話しで終わるハズもなく決して他人事ではないことに観てて気づかされるかと。
芸術の最高峰でもあるカンヌ国際映画祭最高賞受賞作が長岡で上映されてない現状にも敢えてどうかと思うことも含めて。

冒頭の言葉はカンヌ国際映画祭でのケン・ローチ監督授賞式でのスピーチです。

*『わたしは、ダニエル・ブレイク』長岡上映会

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!

日時 6月3日(日)19時~

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

料金 前売1000円、 当日1300円を予定

詳細が決まりましたら、このブログに掲載します。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』
監督 ケン・ローチ 出演 デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイヤーズ
原題 「I, Daniel Blake」
イギリス、フランス、ベルギー合作
英語
作品時間 100分 

ストーリー
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。

『わたしは、ダニエル・ブレイク』公式HP 
http://www.longride.jp/danielblake/

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=NE9QXcEWQaE

*歴史は変わる。
今は負けているかもしれないが、まだ試合は終わってない。
ケン・ローチ

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『世界一と言われた映画館 酒田グリーン・ハウス証言集』 佐藤広一監督



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1822.html
↑こちらで紹介いただいた大杉漣さんが最後にナレーションを担当した映画「世界一と言われた映画館 酒田グリーン・ハウス証言集」の新潟上映会に足を運びました。

映画は1976年10月29日に起きた酒田大火の火元となった映画館“酒田グリーンハウス”について記録。
地方にありながら大変モダンな映画館としてかの淀川長治先生も賞賛した映画館の姿を資料と貴重な映像で再現しておりましたが、観ててこの劇場がまず特筆だと思ったのは大ホールの他に別館としてシネマサロンと称し客席数が僅か10席ほどの小ホールも併せ持ち、そこではきちんと35㎜の映写機で昔上映した映画を安価で観せていたそうで、当時のまだお金がない若者は大変有難かったようですが、いわば洋画専門として大都市とライムラグなく新作を公開してたほか、名画座の機能も持ってたようで、映画館がその街の文化度のバロメーターになるようだったら、この酒田グリーンハウスは先見性とともに飛びぬけた存在に思いました。

そして映画に登場するグリーンハウスの思い出を語る人たちは大火の出火元にも関わらず、
中には自宅が焼失してしまった上々颱風のメンバー(!)までが生き生きとその映画館の思い出を語ってたりするのを見てて、街の誇りでもあったことが伺えるほか、街づくりの観点からもその先駆性を賞賛する声も収めており、ひとつの映画館を巡っての街と人の記憶を辿った点でとても興味深く、また酒田大火がどのように酒田グリーンハウスから火が燃え広がっていったのか検証も、それは記憶に新しい糸魚川大火との重複も見うけ防災の側面からも様々なことを教えてくれたようでした。

大杉漣さんは先に山形のラジオ番組でこの劇場をテーマした番組のナレーションを手がけており、特に作品の中でこのグリーンハウスの館主・佐藤久一氏の映画館は観客ありきなことを謳う言葉が漣さんの声で響き、これは映画上映の末端にある自主上映会でも座右の銘にしたいと思ったほどでまた耳にしたいです。

ちなみに漣さんは昨年よりによって出火から41年たった同じ10月29日に同じ酒田の劇場・酒田港座で「ゴチになります」で手にした賞金を有効に還元したいと、ここで本作の上映とともに自身のバンドを率いてライブもやり、佐藤広一監督には山形で劇場公開されたときは舞台挨拶に来てくれることも約束していたそう。
よほどこの映画とともに酒田への思い入れが深かったようだと思いました。

その佐藤広一監督(画像)はにいがた映画塾の三期生として山形から来て学び、一番学んだこととして酒の飲み方と冗談めかしていましたが、それまで一人で映画を撮っていたのが映画塾で共同での映画つくりを学んだことを挙げててなるほどと思い手塚眞監督の新潟ロケ映画の大作『白痴』にも撮影助手で参加していたそうで、漣さんとの出会いもこのにいがた映画塾からで、繋がりや所縁について大切にする人じゃないかと思いました。

現在は山形で映像制作をフリーの立場でやっているそうで本作は山形国際ドキュメンタリー映画祭からの依頼で手がけることになったものの、当初は短編を頼まれたのが取材を進めていくうちにとても20分にはまとめられずに今の67分という尺になったそうです。
ただそれでもこの貴重な映画館を巡って、もっと素材は撮影しただろうなと思いました。

ほかに東京女子流の山形出身メンバーが出演する福祉映画も監督、これも関心を持ったりしましたが、特に驚いたのはドキュメンタリー映画『おだやかな革命』の撮影も手がけたことでした。以前にこの映画を長岡で観たいとリクエストがあったので脳裏に刻まれたのですが、こんな形で撮影監督にお会いするとは、というか山形在住でありながら地元出身のアイドルを起用して地元で福祉映画を監督したり、全国で劇場公開されるドキュメンタリー映画の撮影をしたり、そして本作のように大杉漣さんをナレーションに起用しながら自身の街と映画館の記録を綴り映画にしたりと、少なくとも新潟でそんなふうに映像で多岐にわたって活動している方は存じ上げてないので、佐藤監督、そして山形にも関心を持った次第です。

『おだやかな革命』は5月5日~5月18日までシネ・ウインドで公開されます。
http://odayaka-kakumei.com/

一時期、山形ケーブルテレビがおそらく儲けにならないと思われる全日本プロレスのスポンサーをしていたことがあり、その時に漠然と感じたヤマガタは国際的な映画祭を輩出するほどなので、なにか映像関係で何某の隆盛があるんじゃなかろうか、という思いを佐藤監督に挨拶とともにお話させて思ったりしました。

『おだやかな革命』に続き渡辺智史監督と佐藤広一監督(撮影)の新作『YUKIGUNI』
http://yuki-guni.jp/

余談ですが『世界一と言われた映画館 酒田グリーン・ハウス証言集』のベースとなった単行本「世界一の映画館と日本一のフランス料理を山形県酒田につくった男はなぜ忘れられたのか」(岡田芳郎著)は講談社にも関わらず、現在は絶版となってるそうで佐藤監督は復刻を依頼してるそうですが、長岡の文信堂書店にはまだ1冊残っています。このブログを書いて文信堂に行ってまだあったら、前に図書館から借りて読んでたけど買っちゃおうかと思ったりしてます。

「世界一と言われた映画館 酒田グリーン・ハウス証言集」 予告篇
https://www.youtube.com/watch?v=Nyi94VYPQtg

さらに余談ですがこちら↓で消息不明として触れた以前、お世話になったHさんが
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1833.html
今回の上映会のお手伝いに参加していて、久しぶりに会うことができました。
Hさんは塾生でなく裏方としてにいがた映画塾に参加しているので、その絡みで来ているんだろうと思いましたが、風貌は変わってたもののお元気そうなんでお会いできて良かったです。
古町はもう何度も訪れてるのに会場のカフェ・パルムには始めて足を運んで、こんな隠れ家的で品のいい喫茶店があるんだとともに行って良かったと収穫でした。

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おもひでぽろぽろ



1991年9月28日、長岡市立劇場で開催された市民映画館をつくる会主催『おもひでぽろぽろ』上映会に高畑勲監督は駆けつけてお話をされました。

担当者はその頃は熱心な会員ではなくて上映会が終わった後につくる会の事務所に高畑監督が来るというので覗きに行ったら、せっかくなので会員とお話でもという流れになり、このアニメの巨匠とわずかですがお話する機会がありました。
もっともマヌケな質問をしてどんなことを話したかは恥ずかしくて書けるものではありませんが、今朝の高畑監督の訃報を知ってまずそんなことを思い出してました。

この上映会はあの市立劇場の大ホールは当然満席どころか、行列は本当に長蛇のごとく延々と続いたそうで、いわば市民映画館をつくる会が最も勢いがあったころの話で、用意した謝礼を監督は受け取らず、映画館設営の資金にしてくださいと申し出て一同大喜びしたことも覚えています。
こんなことを書いてると監督の意に結局添えられず恥ずかしい気になります。

この時に高畑監督は手土産に宮崎駿監督の色紙を手にして来て、その色紙には
「自分のルーツを辿ったらどうも長岡らしく江戸に出てきて餅屋をはじめいろいろ商売をしたけどうまくいかなかったようです」
という趣旨でお餅を食べるトトロが描き添えられていました。
宮崎監督は長岡に縁があるのかと驚いたしだいです。

あと村松出身で『火垂るの墓』『おもひでぽろぽろ』の作画を手掛け、後に『耳をすませば』を監督する近藤喜文監督に長岡はどんなところ?と尋ねてから来たそうですが、近藤監督はどんな返事をしたのかいまだに気になっています。

以上、今思い返せばアニメファンのみならず注目に値するエピソードもあったりしますが、先ほども書いたように当時担当者は活動に熱心でないため、この時に一番一生懸命活動していた柏崎のYさんならいろんな話をしてくれるハズです。この人を差し置いてコメントするほど厚かましいことはありません。

ただ晩年と書くと語弊を感じるので、近年の高畑監督は「『火垂るの墓』では戦争は止められない」と口癖のように自身の代表作を例に出して「戦争を止めるにはまず理性」「死にたくない殺されたくないという感情につけこんで戦争はおこる」という旨で繰り返し発言していたことが印象深いです。

自身、小学四年生の時に岡山の空襲に遭い焼夷弾が降り注ぐ中、逃げて一夜明けて家に戻ったら遺体だらけだったという体験が身に染みていたからこそ、現政権のキナ臭い動きに果敢に映画人として声を挙げ、デモにも参加するなど再びの悲劇を繰り返すまいという決意を傍目で見ながら感じていました。
三上智恵監督作を支持し応援していたのは昨年、長岡で『戦場ぬ止み』上映会を開いた際に大きな励みとなってました。

もちろん残念ながら遺作となってしまった『かぐや姫の物語』はアニメーションの大きな可能性をさらに広げたような映画で、その出来栄えに改めて唸ってしまったほどですが、たぶん日本人の多くは『アルプスの少女ハイジ』からDNAに高畑監督の志が染み込んでいるように思います。

本当にお疲れ様でしたとこの場を借りて。

“あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった。(高畑勲)”

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豊田直巳、拙著が「科学読み物選書」に選定

3月11日に上映した『奪われた村』の豊田直巳監督は今も継続して飯舘村で取材をしているそうですが、
BCCメールが届いたので転載します。

『それでも「ふるさと」』全3巻は長岡では文信堂書店で販売しています。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1837.html



お世話になっている皆さんへ

BCCですいません。
フォトジャーナリストの豊田直巳です。
ありがとうございます!!!。

目指せ!『それでも「ふるさと」』全3巻の、全国20000校の小中高校への配本!に、また一歩近づきました。

是非、皆さんのお近くの学校の図書室、図書館にリクエスト、推薦をお願いします。

【シェアなど拡散も!】

『それでも「ふるさと」』全3巻が図書館推進財団の図書館に揃えておきたい本
「科学読み物選書」に選定され、最新リストにアップされました。
https://www.toshokan.or.jp/sensho/latest-sci/
 
農山漁村文化協会(農文協)から、シリーズタイトル「それでも『ふるさと』」と題して、福島に生きる人びとを、写真絵本
『「牛が消えた村」で種をまく』
『「負けてられねぇ」と今日も畑に』
『「孫たちは帰らない」けれど』
の三冊を同時刊行です。

7年を迎えた原発事故の、発生翌日から7年にわたって、私のカメラの前に立って下さった皆さんの「個」にとって、この7年がどんな意味をあったのか?
それは、けっして「個」にとどまるものではないはずと思っています。

是非、全国の小中高校はもとより、大学や公共の図書館に入りますように推薦、リクエスト、ご寄贈などご協力をお願いします。
豊田直巳拝
http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54017187/
http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54017188/
http://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54017189/

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豊田・新作ドキュメント『奪われた村』http://ubawaretamura.strikingly.com
共同監督映画『遺言~原発さえなければ』 http://yuigon-fukushima.com/
豊田直巳公式HP『境界線の記憶』http://www.ne.jp/asahi/n/toyoda/
豊田直巳戦火の子どもたち写真展を広げる会
http://senka-kodomotachi.cocolog-nifty.com/blog/1/index.html

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池谷です。元町プロダクション

『延安の娘』『蟻の兵隊』『先祖になる』『ルンタ』の池谷薫監督より、
神戸の元町映画館を拠点についに映像サークルを立ち上げたとBCCメールが届いたので掲載いたします。
画像は昨日の記事の中で元町映画館を訪れてたS東京特派員の奥様が撮影。

2元町

【転送大歓迎】

BCCでメールを差し上げる失礼をお許しください。
隅田川から夙川へと花見の舞台は移りましたが、満開の桜に浮き立つ気分は同じです。
みなさんの桜はいかがでしょうか?

さて、今年も4月5日(木)から「池谷薫ドキュメンタリー塾」を開講します。
神戸元町映画館を舞台にドキュメンタリーの魅力と奥深さを全7回にわたってお話しさせていただきます。
前回の一斉メールでもお伝えしたように、受講生の中から自分もドキュメンタリーを撮りたいという方が多数あらわれ、
その熱意に押されるかたちで映像制作サークル「元町プロダクション(通称・元プロ)」を結成しました。
大学生から80歳の方まで現在メンバーは25名ですが、それぞれに「なぜ、いまカメラを持って人と向き合い、
ひいては自分を見つめ直そうとするのか」という明確なモチベーションがあります。

うれしいことに、その活動を知らせる新聞記事が、
3/19の朝日新聞夕刊(関西版)、3/20の神戸新聞夕刊の1面トップなどで紹介されました。
メンバーたちの思いに沿った素晴らしい記事ですので、お読みいただけると幸いです。

3/19朝日新聞夕刊 https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20180319001326.html

3/20神戸新聞夕刊 https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201803/0011085767.shtml

3/25神戸新聞1面コラム https://www.kobe-np.co.jp/column/seihei/201803/0011099425.shtml

僕も彼らから大きな刺激を受けて、ふたたび「つくる」にチャレンジします。

母体となるドキュメンタリー塾の詳細はこちらをご覧ください。

http://www.motoei.com/topics.html#id020601
http://www.motoei.com/topics.html

映画監督・甲南女子大学教授

池谷 薫(いけや・かおる)

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