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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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『土と育つ子どもたち』は自分の娘はもちろん、私もあんな素敵な学校で学びたかったです。

11月17日 『纐纈あや監督特集』から『土に育つ子どもたち』のお客様の感想を抜粋して掲載します。
明日は観賞した高校生たちの感想を掲載予定です。



*『土と育つ子どもたち』は自分の娘はもちろん、私もあんな素敵な学校で学びたかったです。
今日は娘たちが来れなかったのでDVDを見せたいです。(40代 女性)

*子どもたちが自然と関わりながら学校で生活をしていて、それを勉強しているのはすごいと思いました。(10代・女性)

*『土と育つ子どもたち』監督のトークがあって良かったです。(40代・女性)

*子供の表情や学校での生活の様子がとても美しかったです。
自分の子供たち、地域の子供達に何が出来るのか考えてしまいました。
監督のお話もとても良かったです。
共感できることが多かったです。(40代・女性)

*私達の子供時代にもこのような学校は無かったですね。
昭和の原風景を見てたようです。(60代・男性)

*農作業は私は子供の頃(小学校低学年)田畑があり冬には薪広いをしたし、祖父母も元気でいろんなことを見て来た、手伝いもした。それを学校で教えているんだ。今このような学校はあるの、、、都会じゃ考えられない学校だ。しかし人間として衣食住、基本となることもしっかり教えてもらいたい。今の教育に対して。
(農業の方に)偏った教育のように映った。ほんの一部だけど、しかしやってもらいたい教育である。自然に対しての教育。パソコン、ゲーム、ダブレット、機械を使った教育両方いっしょに教えてもらいたい。(50代・男性)

*とても考えさせるものでした。今の世界とは真逆。(30代・男性)

*監督の純粋なエネルギーに強く惹かれました。ありがとうございました。(50代・女性)

*監督のトークがあり、映画のことがわかりよかったです。
ただ映画を見るより奥深いものになりました。(40代・女性)

*自由学園の様子は生きて行くに必要なことを丸ごと学ぶ。
食に例えれば全体物を食することが大切であるのと同じに思いました。
「はなぶさ」さんの心の視点いいですね。大勢の人が見るといいですね。(60代・女性)

http://yashihofilms.com/news/4060.html

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再びトモシアへ



東日本大震災から8年となる来年3月にまたそれに合わせた上映会が出来ないかと思い、
アオーレ長岡市民交流ホールAを押さえにルール通り三か月前の1日に申し込みに行ったものの、
もはや当然のように先約が入っており、規則通りに土日を借りるのはほぼ絶望的なんだと身に染みて、
去年開催したトモシアへと赴き3月10日(日)の午後を押さえることができました。
去年の反省点を踏まえてうまく開催できたらと思いますが、企画倒れに終わったらすみません。
ついでに癪なので金曜夜のアオーレ長岡市民交流ホールAを押さえましたがどうしましょう。
上映したい映画は多々あるものの、予算、体力、気力などなど、、、

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前名護市長 稲嶺進さん講演会 沖縄県民の思い 



「俺、沖縄に関心があるのは母親が鹿児島なんだ。
沖縄の話になると母親は黙るんだよ。
加害者だったという気があったんだろう」

今年の終戦記念日に『標的の島』上映後、講演いただいた福本圭介先生が
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1985.html
所属している沖縄に応答する会@新潟主催で新潟市で開催された「前名護市長 稲峰進さん講演会~基地問題をめぐって~」に参加しました。

冒頭、沖縄の言葉を戦時中使うとスパイ扱いされ投獄、拷問された話の後に
自己紹介の中で稲嶺氏は今年二月の名護市長選に権力のなりふり構わぬ介入があって潰されたと話しましたが、
この手口は新潟県知事選でも使われたんだよなぁ、
そして現知事が役人時代に辺野古弾圧の責任者だったことを思い浮かべて聞いてました。

沖縄の政治家の話を聞く機会は初めてだったので、
いい機会だと思い元シネ・ウインド支配人の橋本さんを誘ったら、
ちょうど仕事終わりで行けるということで一緒に聴講。

講演の中で現在、「全国で沖縄が一番成長率が高い」という話から、
沖縄が独り立ちしたら困るのは日本政府だという話が印象に残ったので、
橋本さんと聴講後、薩摩藩の琉球処分から沖縄への差別の歴史を語り始めた稲峯氏の言葉を思い出しながら、
こんなひどい目にあわされ続けているなら成長率を盾に日本から独立した方がいいのではと感想を語り始めた中で
母親が鹿児島と初めて聞く話を橋本さんはしたので、ちょっと驚きました。

日米安保が国民の8割が支持なら恩恵と同じく負担も同じようにと静かに語る稲峰氏に呼応するかのように、
これ以上沖縄に負担を押し付けるのは止めにしようと本土の人たちが立場を表明するべきと力説する福本先生、
客席には沖縄に応答する会@新潟が唱える基地引取りについて声を荒げて反対と口にする人もいて、
様々な考えの人たちが集まっていることがよくわかり、
一般に沖縄基地問題について他所事と黙認するのが多い中、
この日は熱心にメモを取りながら稲峰氏の話を聞く人たちが多くいて、
徐々に基地問題を自分のことこととして捉える人たちが増えているのだろうと実感してました。

現在進行中の辺野古への土砂投入と来年二月の沖縄の若者たちの働きかけで実現するという基地問題の住民投票を関心を持とうと思いました。

参加して良かったよと橋本さんは言ったので、こちらこそお誘いしてよかったです。

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入江悠監督 『ギャングース』



メチャクチャ面白かった。

入江悠監督の新作『ギャングース』を観終えてすぐの感想でした。
正直、主役の三人はよく知らないし、原作マンガも読んだことなく、
ただ入江悠監督の新作をたまたま映画の日にやってたので足を運びました。

担当者が自主映画時代の作品を観てて、
実際にお会いしメジャーに進出し成功を収めた監督で、
もちろん呉美保監督や真利子哲也監督、中野量太監督の大活躍を嬉しく思っているなかで、
そのなかでやはり『SR サイタマノラッパー』を手がけた入江悠監督には特別な作品のせいで思いも一際あったりしてます。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-720.html

『日々ロック』『ジョーカー・ゲーム』でメジャーに進出し、
『22年目の告白』の大ヒットを手がけながらも、
その地位に留まらず『ビジランテ』に続き犯罪モノを手がけた『ギャングース』は
犯罪者だけをターゲットにする“タタキ”を生業とする三人の若者を主人公に
全編ノンストップで疾走、躍動しグイグイと引き込まれていった傑作でした。

担当者は犯罪計画を練って実行するクライマックスに古いけどリアルタイムで観てない
『黄金の七人』を思い出してしまいましたが、
○○が盛大に舞うシーンの痛快さにやはり『黄金の七人』に繋がったりと。

とはいえ少年院で知り合った主人公三人の背景をかなりじっくりと描き、
娑婆に出てもそこは壮絶な格差社会が待ち受けて、
全編に漂うどんよりとした空気の中でじたばたのたうち回りながら
弱者でなく犯罪組織にターゲットを絞ってイケイケドンドンで大金をせしめて行くシーンに拍手を送り、
やがて当然のように滑り落ちてからまた再起を図るシーンの三人の絆の太さを観て
次第にこれはとてつもない傑作ではないかと身震いをしながら観てたら予想を次々とぶち破っていく様に、
やはりとんでもなく面白い映画じゃないかと。

思えば『SF サイタマノラッパー』も底辺でもがき続けてる若者に共感を持って描いてた入江監督は
さらにまた格差広がっていく現状にNOを突きつけながらメッセージを映画に託しているようで、
本作は作品の中で語られていた三者三様の落とし前が収集できておらず、
擬似家族を体現したあのコのとの再会も観たいので、ここはぜひ続編を期待してます。
裏社会のトップを潰したからには次のタタキのターゲットはこのどんよりした空気の発祥となってる
表を潰す展開になることを期待して。
入江監督はまた新作に入るようですが、また観終えて面白いと叫びたくなるような映画を楽しみにしています。

観賞後は当然のように牛丼屋に駆けつけました。

しかしタイトルはギャング映画と『グーニーズ』を掛けたものなのか当たらずとも遠からずという印象が。でもズでなくスだけど。

『ギャングース』は県内はTジョイ万代と上越のJマックスシアターで公開中です。
ただ映画の日は大抵1100円だと思ってましたが、Tジョイ万代は1000円なのでお得に思いました。

『ギャングース』公式HP http://gangoose-movie.jp/

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ハーブ談話室



『纐纈あや監督特集』のプレイガイドのひとつとして前売券販売をお願いしてたキャラメルママにチケット清算をしたついでに夕食を食べていたところ、
偶然、ハーブ談話室を一人で切り盛りしてる女性オーナーさんがやってきました。

もう知り合って10年以上になるかと思います。
長岡アジア映画祭で金城武主演の『ラベンダー』を上映した際にお力添えをいただいたハズ。ハーブを使ってのアロマテラピーだと思うのですが、名前の通り談話室ということでさまざまな人がこの場所へ行きオーナーさんに話をしに、耳を傾けハーブティーをいただいてます。

先日の『纐纈あや監督特集』上映後の懇親会に以前、『ある精肉店のはなし』と纐纈監督トークを観て作品もトークも称賛していたので、お誘いをしました。

今回、『ある精肉店のはなし』は観ず、『土と育つ子どもたち』を観て懇親会に参加したところ初対面の他の参加者が目を惹いたようで、あれやこれやと話が盛り上がったりしたようでしたが、中には職業柄(というのか)、いろいろアドバイスをされたようです。

「あんたはいい加減だから大丈夫よね」とこちらに言ってくださり、そうかもしれないなぁと。

その後、出かけたライブで偶然、懇親会の参加者と隣り合わせになって『土と育つ子どもたち』について互いに感想を話していたそうで、こういう風に上映会が終わってからも作品について感想を交わしてくださってるのはとても嬉しく思った次第です。

ハーブ談話室のオーナーさんは活動を手広くやってて、12月24日にはジャズライブを開催するとのこと。
会場はビアグリル リベロにて18時より。
詳しくはお問い合わせください。
電話09025393246 ハーブ談話室 長澤

ハーブ談話室 http://herb-danwasitu.com/about.html

画像はこの時、担当者が食べていたキャラメルママのキーマカレースパゲティー。

キャラママのママさん(?)とたまたまいた顔見知りの常連のお客さまと『ボヘミアン・ラプソディ』の話になって、やはり皆さん観てるんだなと感心した次第です。
Queenがかのライブエイドとともに復活したことにほろりと。

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『教誨師』出演 阿賀野出身 俳優 五頭岳夫



担当者はFACEBOOKをやっており、生意気にもお会いしたことのない方から申請を受けてもスルーをしているのですが、
先月にまたお会いしたことのない方から申請が届き、
誰だろうと開いてプロフィールを見たところ俳優とあり、
大杉漣さん主演の『教誨師(きょうかいし)』のポスターとともに写っている顔写真を目にして、あぁあの『凶悪』の人かと。

『彼女がその名を知らない鳥たち』、長岡ロケ映画『サニー/32』、『孤狼の血』、そして『止められるか、俺たちを』と腹にイチモツ抱える作品を次々と発表し、現在の邦画界を席巻している白石和彌監督が最初に大きな注目を集める傑作が『凶悪』。

あの転向前の『新潮45』に連載された実録犯罪ルポタージュを原作に
警察も知らない連続殺人を犯すリリー・フランキー、ピエール瀧の文字通りの凶悪ぶりが凄惨だったものの、
一番酷いのは事件を追うことに没頭して家庭を全く顧みない記者役の山田孝之ではないかと思ってしまったことでも印象的だった『凶悪』。

本作の中で生き埋めにされてしまう身寄りのない老人役を演じていたのが申請していただいた俳優・五頭岳夫さんでした。

『凶悪』をよく覚えていながらも、失礼ながら名前も知らない俳優さんから申請されたことに驚き承認しDMで何度かやり取りをしていくうちに、
大杉漣さんプロデュース・主演『教誨師』に漣さん演じる教誨師と面会するホームレスの死刑囚役で出演。
おそらく五頭さんにとって大変手応えのある役だったと想像でき、
それが東京公開を経て全国公開されシネ・ウインドと高田世界館で公開されるので、
FACEBOOKで新潟の映画好きらしい人をローラー作戦で申請していき『教誨師』をぜひ観てもらおうと宣伝の意味ではじめたようでした。

というのも出身は阿賀野市の瓢湖の白鳥でお馴染みの旧水原町、
五頭岳夫は芸名で、その名は故郷の五頭山から取ったもの。
東京で活動しながら郷土愛を忘れずにいる方のようで、
自身の代表作となる『教誨師』をぜひ観てもらいたいという強い思いを感じました。

それで所属事務所のHPを開いたら
http://www.gmbp.co.jp/modules/tinyd1/content/index.php?id=22
その多くは老人役、そしてホームレス役のようですが西川美和、三池崇史、園子温、松尾スズキ、宮藤官九郎、大根仁、入江悠といった気鋭の監督作に加え山田洋次監督『おとうと』にマーティン・スコセッシ監督(!)『沈黙Silence』と巨匠の映画にも名を連ね、
そしてここには掲載されていませんが是枝裕和監督の『万引き家族』にも出演しているそうで、
たぶん映画の中で目にしたことが何度かある地味な端役ながらも現場での信頼を積み重ねていき、
それが今回の『教誨師』での大きな役に繋がったんじゃないかと思います。

ちなみに先の事務所にはミュージックビデオにも出演しているそうでYOUTUBEで検索してみたら、

前田敦子『Flower』
https://www.youtube.com/watch?v=HwM3sqaLpfI
冒頭に出てくる前田さんのやさぐれた父親役(?) 熊澤尚人監督作なのでショートムービーの趣が。

UVERworld 『一滴の影響 -ダブル・ライフ-』
https://www.youtube.com/watch?v=7wKjv4eLQ7s
主人公の運命の分かれ道のキーとなる老人役、なかなか身につまされるMVでした。

Mrs. GREEN APPLE –『PARTY』
https://www.youtube.com/watch?v=f9feGLQgZKQ
いきなり五頭さんのアップで始まり役どころは部族長というのか、たぶんこれまでで一番偉い役ではないかと。

『Flower』のチョイ役を経て『PARTY』の大きな役を見てると、
僭越ですがこの業界でも注目が高まっているように思います。
遅咲きというかある意味、今が旬でこれからさらに注目を集めていくのではないかと思いました。

『教誨師』は高田世界館で12月8日より、
http://takadasekaikan.com/

シネ・ウインドでは12月15日の公開初日の10時の回と16時35分の回の上映後に
五頭さんの舞台挨拶があるそうで、まさに故郷に錦を飾る晴れ舞台となるようです。
https://www.cinewind.com/news/12-15/

いづれにしても大杉漣さんが精魂を込めた作品だけに必見の『教誨師』
五頭さんの起用は漣さんが同じ匂いを感じての抜擢ではないか、
そんなことを思いますが実際はどうなのか、もしお会いできたらお尋ねしたいと思っています。

『教誨師』公式HP http://kyoukaishi-movie.com/

『教誨師』予告編 https://www.youtube.com/watch?time_continue=3&v=zVI6OwCCLIE

『教誨師』五頭岳夫さんのメッセージ
https://www.facebook.com/eigakyokaishi/videos/1943914819247263/

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J-MAX THEATER上越



高田世界館で『止められるか、俺たちを』を観たこの日は
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2085.html
ジャッキー・チェンの『ポリスストーリー REBON』の封切り日でもあるので、ちょうど上越市のシネコン、J-MAX THEATER上越にて公開されると知って世界館に行く前に初めて足を運びました。

他のシネコンのようにショッピングモールと併設されてるわけではなく、他にテナントがゲームセンターとリサイクルショップというのが、ちょっとシネコンのイメージと違い、ロビーもちょっと薄暗いのが気になりましたがジャッキーをやってる劇場は座席は気持ちよく座れ、スクリーンも結構大きく、きちんとしたシネコンなんだという感想を持ちました。

他のプログラムはシネコンでかかる大作はきちんと押さえてる他、いわゆる映画通を唸らせる地味で良質な作品もあったりして、なかな充実してるんだなぁということと、『日日是好日』は世界館でも公開してるので、互いに交流とかあるんだろかと思いました。

今回、J-MAXに来たので、これで担当者は県内のシネコンを全て踏破、現存する他の映画館も大要、シネ・ウインド、高田世界館と来たので残るは佐渡のガシマシネマのみになりましたが、観に行く機会はあるのか気長に待ちたいと思います。

それで御年64歳(!)のジャッキー・チェン主演作『ポリスストーリー REBON』のお客さんは自分も含めて年齢高め、若者もチビッコもいないのが残念でなりませんが、でもまぁ公開初日のまさに封切りから観るのはいわゆるスキモノということで互いにジャッキー好き同志、妙な連帯感を味わってるうちに上映開始。

冒頭から始まる大銃撃戦の中でキレッキレのアクションを披露するジャッキー。
いきなり手に汗握り以降、国境を越えてアクションがほぼ切れ間なくノンストップで駆け巡って終わってみれば、やっぱり面白かったと、相も変わらず身体を張ってお客さんを楽しませることに全力を注ぐジャッキーに心から拍手喝采となりました。

事前にトンデモSF映画と耳にし、ジャッキーが宇宙人と戦うとこまで来たのかと思ってましたが、実際はそうではなく、一応SF的な要素は自分は理論的に納得できたので、思ったほどトンデモではありませんでしたが、ジャッキーが魅せるアクションの他にこれまでの積み重なれたキャリアが味わい深く滲み出てる場面が。

冒頭は不治の病の幼い娘が危篤となり見舞いに行こうとするものの、重要な任務を命じられやむなく葛藤したあげくに銃撃戦の真っただ中に向かうことになるのですが、ここでの娘さんへの強い愛情が全編に渡って貫いてるので、こういう娘思いの等身大のジャッキーもやはりいいなぁ、と思ってました。

ついでにいわゆるジャッキーガールズも今回は清純派、やり手のショートカット、アマゾネスと毎度のことながらジャッキー、わかってくれてます。

しかし正直に書けばジャッキーの大陸寄りが続く発言の中で香港・台湾を貶めたりしてるのは長年のファンでもいかかがなものかと思っているので、今作は前半は台湾での撮影のようだからいづれまた全編香港ロケの作品を手掛けてほしいと、大林監督も新作は久しぶりの尾道なので、そんな形でジャッキーを育てた香港でまた唖然とするアクション映画を撮ってほしいと。

でもまぁ、本作が始まる前、東映の三角マークや松竹の富士山のような映画会社のOPが立て続けに10社くらい出てくるのですが、いづれも字面がすれば大陸の資本なのでジャッキーが大陸になびくのも大人の事情も含めていろいろあるんだろうなぁと。

『カンフーヨガ』『ポリスストーリー REBON』『ナミヤ雑貨店の奇跡』ともう一本『The Foreigner』を発表するなど尋常でない狂い咲きと言っていいような大活躍をしてるジャッキーのまだ未公開作で非情なジャッキーが観れるという『The Foreigner』が来年のゴールデンウイークに公開が決まったそうなので、正月に麻の着物一反もらったので、夏まで生きよう と太宰治の心境となってます。

おまけで最近のジャッキー・チェンリスペクトのMV。
ゆるめるモ!(You'll Melt More!)『ネバギバ酔拳』(Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=tUZvTgSWNxk
監督はコメント欄でジャッキーへのデマが書かれるとすぐさま、それは違うとコメント返しするので信頼できるようです。
武田梨奈はぜひジャッキーと共演していただきたいです。

本日は李小龍の誕生日でしたが成龍の話ばかりになりました。
偉大なアクションスター両雄に心から敬意を。

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柴田昌平監督 『人生は旅だ 料理も旅だ  三ツ星シェフが見つけた日本』



1年をかけて取材・制作した番組が放送されます。

帝国ホテルに招かれ、家族と共に日本に移り住んだシェフ
ティエリー・ヴォワザン。

彼が日本で見つけたものは?

フランス料理と和食との違いは何なのか?
日本の食材のすばらしさとは?

ご覧いただければ幸いです。

↑『ひめゆり』『森聞き』『千年の一滴 だし しょうゆ』の柴田昌平監督より届いたBCCメールです。
この番組『人生は旅だ 料理も旅だ  三ツ星シェフが見つけた日本』が
BS1にて12月4日朝9時に再放送されるのでお知らせします。

本作には纐纈あや監督も撮影の手伝いに参加しているそうです。

*異国の地、日本で旅をしては生産者と出会い、食材を知ることで、新たなフレンチを探求してきたティエリー・ヴォワザンさん。
フランスで三ツ星を10年獲得してきたシェフであり、今は東京・帝国ホテルで働く
▽日本にしかない食材も巧みに使い、正統なフランス料理に仕上げる▽どのように日仏の文化の壁を乗り越えたのか。
料理の哲学と、彼独自のレシピを紹介
▽和食とフレンチ、それぞれの神髄とともに人生の楽しみ方も見えてくる!

http://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2018-12-02/11/13752/3115540/

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『止められるか、俺たちを』 高田世界館 井上淳一監督トーク



昨年の3月11日に長岡上映会を開いた『大地を受け継ぐ』の井上淳一監督が脚本を執筆、1970年前後に若松孝二監督のもとに集った若者たちの青春群像を白石和彌監督がメガホンを取った『止められるか、俺たちを』

高田世界館での公開初日に井上監督が来館しトークをするので足を運びました。

本作を観ながらずっと門脇麦が演じた吉積めぐみという女性を何度か実際に目にしたような錯覚が。

1969年の新宿であてどもない毎日を過ごしているうちに若松孝二という当時、30代前半なのに貫禄十分のカリスマに弟子入りしたこの女性は若松監督に怒鳴られながらも現場をこなすうちに、助監督として頭角を現し修羅場のような現場で鬼才の傍らにいる大きな存在に。

どこで目にしたかと思い出すと自分がエキストラや現場手伝いで目にした、いつも腰にガムテープなどがぶら下がってるベルトをし脚本を手にしながら、時に声をあげ現場を駆けずり回ってる女性スタッフといつしか重なっていました。

初めて担当者が参加したエキストラが『白痴』の大規模なモブシーン。
徹夜での撮影で初めて現場を目にしたこちらは手塚眞監督がエキストラを指示するんじゃなく、監督の意を汲んだチーフ助監督がさらに、その下についてる助監督たちに指示を出し、こちらエキストラ集団にはただ歩くだけのシーンだけど、その場の状況を加味してこんな風にしてくださいと歩き方の指示を出していたのが女性スタッフだったので、この人はどんな思いで映画の現場にいるのか、大変興味を持った覚えがあります。

また独・日合作の『漁師とその妻』という映画に一週間ほど現場手伝いに参加した際、日本側のスタッフと毎日参加してると次第に打ち解け、
女性スタッフについて「化粧っ気がないから、どうも女と意識しなくなる」
などと男のスタッフから、言われてたことを思い出し、確かに映画の門脇麦も男だけの集団の中で次第に女を捨てていってるように見えました。

そしてエキストラとして刈羽村の撮影で目にした『キャタピラー』の若松組の現場は『止められるか、~』と同じ大日方教史プロデューサー、辻智彦撮影監督といったベテランに、さらに大ベテランで小林茂監督とも仕事をしている久保田幸雄録音技師の他は本当に映画学校を出たばかりのような若い人達で占められ、『止められるか~』の頃と若松組のやり方というのはそんなに変わってないんだなぁ、と観ながら思ってました。

そうか、若松組にいた吉積めぐみという映画人は各現場で目にし、今に連なる女性スタッフの先駆けの人なのかと、その彼女がプータロー生活から抜けて熱を込めて仕事をする居場所を見つけながらも、次第に目的を見失っていく様は、観客の多くが共感得るハズ。

ただ若松組の女性スタッフというと、もう一人、若松監督とケンカをして辞めたと聞いてる浜野佐知監督がいるので、上映を終え井上監督トークの際の質疑応答で、他に誰も挙手しないのを見計らって
「浜野佐知監督が若松プロに来るのは吉積めぐみの前なのか?後なのか?」
などと尋ねてしまいましたが、この前に来たものの若松監督と反りが合わずすぐに辞めたようでした。
映画の中に吉積めぐみが若松プロに入る際、
監督のセリフとして「浜野みたいなのじゃないだろな」というのを入れてたものの、
本編ではカットされたそうです。

担当者はもう数年前に新潟のピンク映画館・大要に尊敬する映画ファンとともに足を運んだら、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-89.html
浜野監督の作品が上映されてて、クレジットを見て驚いたこともあり、一般映画にも進出しながらピンク映画界では現役の大御所というのががどうも気になったりしています。

パンフレットに井上監督からサインをしてもらった際に
「浜野監督はこの映画を観たんでしょうか?」
と尋ねたら、井上監督は浜野監督と交流があるらしく観たらしいとのこと。
どのような感想を抱いたか気になりましたが、

パンフレットの若松プロのレジェンドの座談会の中で
「妙なライバル意識があったよね、めぐみは佐知に」
などと荒井晴彦先生が話してて、こうなると二人が同世代を生きてたのか、
浜野佐知監督の吉積めぐみ像はどんななんだろうかと。

上映後の井上監督トークの中で映画に登場した若き日の足立正生、秋山道男、高間賢治、荒井晴彦といったレジェンドの面々はその後に名を残した勝ち組。
若松プロには入ってすぐに辞めた者などがたくさんいる。
吉積めぐみはいわば、そういった負け組という趣旨で話されてましたが、
その負けた者の側に光を照らし、共に若松監督の弟子である白石監督も井上監督もおそらく自分を重ねながらその名前を人々の前に刻もうとして本作を完成させたのでは、それは十分に遂げられてる映画だと思いました。

ただ吉積めぐみは生き続けたら若松孝二に刃を向ける存在になったのだろうかと。

そして若松監督を演じた井浦新は完コピというのか、自分が目にした若松監督を三十代にしたら、本当にこんなだろうと思うほどで圧巻、さらに数々のセコいエピソードが登場しますが、その若さで映画界を切り開こう自ら独立プロを率いてたと思うと、それもやむおえず改めてその情熱に頭が下がる思いと、映画祭で『キャタピラー』を上映し、お招きした際のこちらの常識が全く通じない独善ぶりと、数々の恩讐の果てにみた人たらしの笑顔をやはり思い出しながら観ておりました。

『止められるか、俺たちを』は高田世界館では12月7日まで。
http://takadasekaikan.com/

シネ・ウインドでは11月30日まで公開してます。
https://www.cinewind.com/

『止められるか、俺たちを』
http://www.tomeore.com/

追伸 観客の一人に五藤利弘監督の弟さんが。
世界館に来るほど映画好きだとは知らなかったので驚き、
上野支配人に紹介して機会ができたら五藤監督作の上映を依頼しました。

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第31回東京国際映画祭(2018) 映画祭巡礼記

S東京特派員の映画祭巡礼記。
今年は10月25日~11月3日に開催された東京国際映画祭レポをS特派員(K)と、奥様(H)の二人で送ってくださいました。
ありがとうございます。
わりと地味と言っては失礼ですが、地に足のついたアジア諸国の作品が多い分、大変貴重なレポになるかと思います。
しかしフルーツ・チャン、『ドリアン・ドリアン』『ハリウッド★ホンコン』に続く確か「売春三部作」を忘れた頃に完成させるとは。
今年、東京のミニシアターに足を運んだら『メイドインホンコン』の4K版のチラシを手にしてほろりとしてました。
ご夫妻、長いの歓迎なので次はフィルメックスをまたお願いします。

東京国際映画祭公式HP https://2018.tiff-jp.net/ja/

東京国際映画祭会場のTOHOシネマズ六本木ヒルズ 2018
東京国際映画祭会場のTOHOシネマズ六本木ヒルズ

今年も東京国際映画祭に行ってまいりました。
コンペの審査委員長のブリランテ・メンドーサ監督が日本作品の質に対して苦言を呈するなどいろいろありましたが好きなアジア映画を中心に非コンペ作品を見ていたので例年のように映画祭を楽しみました。
もちろん質の高い作品が上映されるのは大歓迎なので来年の映画祭にも期待したいと思います。

それではまず東京国際映画祭に先立って開催された中国映画週間の2本の感想からいってみましょう。

中国映画週間ポスター中国映画週間ポスター

『ルームシェア~時を超えて君と~』脚本・監督:スー・ルン
あるアパートの一室の過去と現在が混じりあい、1990年代の男性と現在に住む女性の奇妙な同居生活が始まるという映画。
奇想天外な設定ですが意外なことにちゃんと理由がありよくできた物語でした。これリメイクとかできるんじゃないでしょうかね。最近の中国映画では90年代ノスタルジーがよく見られますがこれもそんな1本でした。(K)

『戦神紀 ~チンギス・ハーンの物語~』監督:ハスチョロー
期待していたようなチンギス・ハーンを主人公した歴史スペクタクル映画ではなかったです。
地上を支配しようとする悪魔の軍団と主人公が戦うファンタジー映画で史実とはたぶん無関係です。
それでも面白ければ別にいいんですがこれがかなり退屈。
ハスチョローは『胡同(フートン)の理髪師』で知られている人ですがモンゴル族ということでこの企画を引き受けなければならなかったとしたら実に気の毒な気がしました。
中国での公開はベストテンに2週ほどいただけですぐ消えてます。
中国映画週間はいま中国で人気の映画が見れる貴重な機会だと思うんですがなかにはなぜこの作品が選ばれたのか首をかしげたくなる映画も混ざっています。
まあそれもこの映画祭の面白みではあると思いますが。(K)

それではここからが東京国際映画祭での上映作品になります。

『世界の優しい無関心』ポスター『世界の優しい無関心』ポスター

『世界の優しい無関心』監督:アディルハン・イェルジャノフ
カザフスタン映画です。日本に紹介されるカザフスタンやキルギスの映画は急速な近代化がもたらす問題を扱った映画が多いですがこれもそんな映画。
そして若い男女の悲恋物語でありかなり泣けました。
独特の間と暴力描写は北野映画を連想させるものがありました。
この監督は初めて見ましたがこれが6本目で他の作品も見たくなりました。
非常に魅力的なヒロインを演じたディナラ・バクティバエヴァは検索すると普通の青春映画に出演もしているようでカザフスタン映画、けっこういろんな映画があるようです。
これからも紹介が進んでほしいです。(K)

『詩人』QAの様子『詩人』Q&Aの様子

『詩人』
80年代、改革開放が進む中国の田舎の炭鉱町を舞台とした映画。
詩で身を立てることを夢見る夫と、彼を献身的に支える妻。
しかし次第に時代は変わり、夫婦の間にもすれ違いが生まれていく中で、本当に才能を開花させていったのは…。
かつての中国の政治思想と、男女の情愛が複雑に絡み合う映画です。
主演の朱亜文は江蘇省塩城市出身とのことで、昔の留学先(蘇州)に近いので地名を見て思わず「おおお」と思いました。
私はこの映画で初めて彼を観ましたが、中国では人気の俳優さんのようで、登壇の際は大変盛り上がっていました。
84年生まれと比較的若い方ですが、80年代~90年代ごろのなんとも言えない閉塞感のある、今から見ればある種の滑稽さまで感じられるような発展途上の社会をあがきながら生きるという、難しい役を好演されていたと思います。
Twitterにも少し書いたのですが、去年の東京国際映画祭で鑑賞した『迫り来る嵐』にも一脈通じるような、時代の変化の中で焦り、不安に苛まれ、行動はことごとく裏目に出て、次第に自分を見失っていく男の悲哀をよく表していると思います。(H)

『輝ける日々に』QAの様子『輝ける日々に』Q&Aの様子

『輝ける日々に(『サニー』ベトナム版)監督:グエン・クアン・ズン
東京国際映画祭の「国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA #05 ラララ 東南アジア」(長い!)部門は音楽を題材にした映画を特集しています。
この映画は韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のリメイク。
ベトナムの歴史にあわせてオリジナルから微妙に時代をずらしてます。
もともと韓国の歴史に合わせた物語なので完全に移植はそもそも無理なんですがそれでも若者が現実の前に夢破れていくこと、友情がずっと続いてほしいと願う思いは万国共通。
この映画も感動的な物語になっていました。(K)

『十年 Ten Years Thailand』QA『十年 Ten Years Thailand』Q&A

『十年 Ten Years Thailand』
香港の十年後を描いたオムニバス映画『十年』に倣って各国で作られたシリーズのタイ版。
『ワンダフル・タウン』のアーティット・アッサラット監督は通常業務として軍人と警察官が行う言論統制の様子とそれに同行した下っ端の若い軍人と彼が思いを寄せる若い女性職員の交流を同時平行して見せ軍事政権下での人々の日常を描き秀逸。このエピソードが一番好きです。
次の『快盗ブラックタイガー』のウィシット・サーサナティアンはトワイライトゾーンみたいな話。
面白いけどファンタジーで十年後関係なくないと思ってみたり。
美術家のチュラヤーンノン・シリポンはビデオアートのような表現で独裁政治を風刺。
ラストのアピチャッポン・ウィーラセタクンは実際に行われている公園の工事とその回りで繰り広げられる人々の会話(会話部分は演出されたものだと思います)を延々写した作品。
どこが十年後なんだ?と思いましたが十年後も現在とそんなに違わない、現在が十年後に繋がっているんだという意図があるようでなるほど!と唸らされました。
タイは軍事政権下ですがタイ映画を見ていれそれを意識させる映画はあまりなく、このオムニバスは公開可能なギリギリな線を狙って作られたとのこと。無事に公開されてほしいものです。(K)

『ブラザー・オブ・ジ・イヤー』監督:ウィッタヤー・トーンユーヨン
タイのスター、サニー・スワンメーターノン主演の娯楽作品。
今年のタイの大ヒット作品です。
タイ映画最近は一般公開も増えてきましたが最近公開された『ポップ・アイ』や『バッド・ジーニアス ・危険な天才たち』も最初は映画祭での上映でした。
映画祭はこういう作品もあることを知らしめる役割もあると思います。(K)

『三人の夫』QA『三人の夫』Q&A

『三人の夫』監督:フルーツ・チャン
何しろ観る前にいろんな人の「何を観せられているのか分からない」という困惑度100%の感想を見たり聞いたりしていたので、正直どういう気持ちで行けばいいか分からなかったのですが、グロの要素があまりなかったので意外と普通に(?)観れた作品でした。
解釈の仕方はいろいろあるかと思うのですが、三人の夫が意外とシウムイ(クロエ・マーヤン)に優しいんじゃないのか、というのが私の感想です。
とにかく彼女は普通じゃない。まあ老人二人は最初は彼女を商売道具に使っていたというのもあるのでしょうが、途中からは医者に見せたり(怪しい医者だけど)、古い伝説にヒントを求めて解決策を探したりして三人でどうにか彼女を救おうとしていく。
大阪アジアン映画祭で鑑賞した香港映画『一念無明/Mad World』(ネットフリックスで配信された他、『誰がための日々』の邦題で2019年2月2日に公開予定)では、もちろん症状はまったく違うけれど、精神疾患を抱えた息子の対応に父もどうしていいか右往左往し、そんな親子に近所の人の目は冷たく…という映画だったので、この違いはどこから来るのか、男女関係が絡むと違うのか、なんなのか…。
シウムイもマンション暮らしには馴染めず、近所の人から奇異な目で見られる描写もありますが、三人目の夫は特にそれで彼女を持て余すでもなく一緒に船に戻ったりしているので、奇妙な優しさや愛情のようなものが感じられる作品ではありました。(H)

好き嫌いは別れそうですがかなりのベテラン監督がこれほど自由な映画を撮ったことにまず驚かされました。
ぜんぜん老成してなくて若々しい映画。
また次第に映像がモノクロになっていくのはまるで映画の誕生の時代に帰っていくかのようでもありました。
性を題材にした映画でヌードシーンもたくさん。
かつてであればATGや日活ロマンポルノで似たような映画は撮れたかもしれませんがそれをいろいろ規制が増えてきた2018年にやったことに意味があると思います。
シネマスコープですから商業的な映画館での上映を目指した作品ですしね。
『ドリアン・ドリアン』『ハリウッド★ホンコン』に続く3部作の完結編とのことで、それからずいぶん時間がかかりましたが待った甲斐のある作品だったと思います。
主演のクロエ・マーヤンの18キロ体重を増やしての演技もすごい。(K)

『音楽とともに生きて』QA『音楽とともに生きて』QA

『音楽とともに生きて』監督:ヴィサル・ソック、ケイリー・ソー
音楽ものです。日本ではまだまだ珍しいカンボジア映画。
監督のふたりはフランスとアメリカに住むカンボジア系の人で、この映画の主人公、アメリカで生まれ初めてカンボジアに訪れるヒロインの境遇に重なります。
この映画を通してクメール・ルージュによる支配時代で何があったのかを今の観客に伝えようとする試みは意義深いものがあったと思います。
時代によってスクリーンサイズが変わる趣向は最近のはやりですが最後のシーンで感動的な効果をあげています。
現代パートの主役で『スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団』 のエレン・ウォンが出演していたのもうれしい。(K)

『BNK48 Girls Dont Cry』QA 『BNK48: Girls Don't Cry』QA

『BNK48: Girls Don't Cry』監督:ナワポン・タムロンラタナリット
タイのAKB48グループのドキュメンタリーがなぜ映画祭で上映?
という疑問も監督の名前を見て納得。
新作ができるたびに映画祭で上映されているタイ映画界の新鋭監督です。
それでもアイドルのドキュメンタリーというのは異色な気がしたのですがメンバーを正面から写したインタビュー場面がかなりの分量で、かなり地味。
最初はインディーズ的なグループだったのがわずかな期間で国民的グループに成長する華やかな活動ぶりはインタビューの合間にインサートされるぐらいで実は監督の関心はアイドルよりも激しい競争にさらされて変化する若い女性たちの気持ち。
それゆえアイドルに興味がない人にもぜひ見てほしい普遍的な物語になっていたと思いました。ナワポン監督、いい映画ばかりなのでそろそろ日本でも正式に公開されてもいいんじゃないでしょうか。(K)

『ROMAローマ』ポスター 『ROMA/ローマ』ポスター

『ROMA/ローマ』監督:アルフォンソ・キュアロン
今年の東京国際映画祭の上映作品の中でもかなりの話題作。
それというのもこの作品、ネットフリックスが制作する作品でこの上映の後は映画館で上映されない作品だからです。
映画館で上映を前提に制作された作品が映画館で上映されない矛盾。
しかしこの映画が通常の映画会社で制作されていたら今のような形で完成していたかどうか?
ネットフリックスの問題は既存の映画会社と映画館の関係、映画の見られ方、映画の未来を含め議論が求められることだと思います。映画自体は文句なしの傑作!ベネチアがこの映画をネットフリックスだからといって排除せずグランプリに選ぶだけの作品だと思いました。(K)

『アジア三面鏡2018Journey』ポスター 『アジア三面鏡2018: Journey』 ポスター

『アジア三面鏡2018: Journey』
アジア三面鏡は短編3本のオムニバスシリーズなんですが、今回はその3本すべてにインドネシアの俳優、ニコラス・サプトゥラが出演するということで楽しみにしていました。
以前、フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)で『GIE』を観て、気になっていた俳優さんだったので。
ただエドウィン監督の作品以外ではちょっと無理やり役を入れた感じだったかも…。
でも変わらずかっこよかったので満足です。
テーマ縛りのある短編ということで難しい面もあるでしょうが、若手監督にこういった機会があるのは良いのではないかと思います。(H)

アジアの監督3人にテーマを沿った短編を撮ってもらう東京国際映画祭オリジナル企画の第2弾。オムニバス映画は実は難しいと思っています。
すべての監督が短編映画が得意という訳でもないし、与えられたテーマで撮らなければならない、しかもたぶん予算もスケジュールも限られてとかなり厳しい条件の中で作られていると想像するからです。
でも短編映画は好きなジャンルなので続けていってほしいです。
中国のことを描いたデグナーの作品が一番地に足が着いた感じ。
そして奇想天外なほら話でラストであっけにとられるエドウィンにニヤリ。(K)

『武術の孤児』QA『武術の孤児』QA

『武術の孤児』監督:ホアン・ホアン
90年代後半の中国・河南省を舞台にした映画。河南省には武術発祥の地とされる嵩山という山があり、少林拳を教える武術学校が実際にあるなど、武術が盛んな地域なようです。
作中に具体的な地名はあまり出てきませんが、冒頭の監獄のシーンで入口に河南省と書かれた看板があるのと、最後のシーンでルー先生が乗る汽車のプレートが鄭州⇔深圳となっていました。
武術学校に赴任してきた国語教師のルー先生と、勉強が好きで武術学校に馴染めない生徒のツイシャンを中心に話は進みます。
武術一筋で座学を軽視する風潮のなかでいろいろな軋轢が生まれていきます。
監督曰く、タイトルの「孤児」は、人はあまりに意固地になりすぎると次第に孤独になっていく、という意味とのこと。
映画は特に何かを解決して終わるわけでもなく、先生は結局学校を変えることはできずに去ることを決意し、陰湿ないじめの果てにツイシャンは…。
閉鎖的なムラ社会と馴染めない新参者、という構図をベースにしつつも、いじめている生徒の方も大半が貧困問題を抱えていると思われる描写があったり、自堕落な生活を送る校長の息子もかつては理想を持った青年だったのに怪我で未来を絶たれてしまった過去があったり、狭い男社会の中で唯一の女性であるという希少性を保ちたい、広い世界になんて出ていきたくないと思う保健の先生がいたり、個々の事情はなかなか複雑です。
そんな中でどこかほのぼのした雰囲気のルー先生と叔父の教頭先生の掛け合いは不思議な存在感を示しています。
最後のシーンで「ルー先生へ。教えは一生忘れません。」というメッセージと共にラジオに曲をリクエストした生徒は果たして誰なのか?
ツイシャンだとしたら、彼はそんなふうに先生の教えを胸に生きているのだろうか、あのまま水の中で消えてしまったのではないのだろうか…答えは分からないまま、先生を乗せた汽車は後ろ向きに走り出し、不思議な余韻を残して映画は終わります。
黄璜(ホアン・ホアン)監督は85年生まれの若手で、実際に自身が体育学校に入れられたときの体験から着想を得たとのことです。(H)

『はじめての別れ』ポスター『はじめての別れ』ポスター

『はじめての別れ』監督:リナ・ワン
珍しい、新疆ウイグル自治区の映画です。『
アジア三面鏡2018:Journey』のデグナー監督は内モンゴル出身だし、この作品のリナ・ワン監督はウイグルのシャヤール県というところ出身だそうです。
内陸出身の監督が活躍しているんですね。
ウイグルというとはるか遠くのイメージですが、描かれるのは病気の母の介護問題、親戚づきあいの難しさ、仲のいい友達との別れなど、日本の日常生活となんら変わらない身近な問題ばかりです。
そんな中で中国語教育に対する姿勢はウイグル独特と言えるでしょうか。
香港などもそうですが、かつてはそれほど標準語が浸透していなかったような地域でも次第に標準語が台頭してきており、映画で描かれる学校や両親の教育熱はかなりのものです。中国語教育のために一家で移住を決めるほど。
複雑な地域間の問題と、子供たちの無邪気さの対比が鮮やかでした。(H)

アジアの未来 作品賞受賞作品上映として見ました。新疆ウイグル自治区が舞台で農村の子供が主人公。彼の家族や友達を通してウイグル人の日常が描かれた映画です。子供が主人公なので児童映画としても見れますが貧しい農村の様子、学校での授業風景などは検閲された中国映画としてはけっこうウイグル人の置かれた状況に踏み込んでいるんじゃないか感じました。地味な映画ですがこうした作品に賞を与えて注目されるきっかけを作れたのはよかったんじゃないでしょうか。(K)

東京国際映画祭は批判もありますが毎年いろんな映画を見せてもらって楽しんでます。今年も見た限りでは作品の質はそんなに悪くないと思っています。それより上映回数が少ないことやネットでのチケット予約トラブルの方が気になるかな。
東京国際映画祭がきっかけで上映作品が日本で公開されることを期待します。そして来年も楽しみにしてます。(K)

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